GEE-Q・EIJI的黒電影熱病思考方
30代“永遠のB-BOY”GEE-Q EIJIが、ブラックムービー(黒人映画)を斬りまくるバーリトゥード・レビューなのだ~!
プロフィール

GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T

Author:GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T
好きなモノ/HIPHOP・R&B・SOUL・FUNK・JAZZ・格闘技・フィギュア・猫・犬・鮫・虎・フランスパン・苺・チョコレート・ジーナガーション・SHEILA・GO!ヒロミ44’・ゲッツ板谷etc
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キライなもの/人参・韓流ブーム・虫・ヤな奴・レンタルビデオのAVコーナーに突入してくるチビッコ・割り込んできて挨拶なしの車・笑えないお笑い・暇・etc
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小4でブレイキン、中1でグラフティ、高3でDJ、現在“HIPHOPうんちく親父”の35歳(笑)
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座右の銘
“蝶の様に舞い、蜂の様に刺す”
“来る者拒まず、去る者追わず”
“空手に先手あり、されど私闘無し”

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毎度、しょ~もない“ひとり言”のようなブログですけど、気軽にコメントなんぞ残していってください。個人的なご意見・メッセージはコメントにて“管理人のみ観覧”を選択し、メールアドレスと共に書き込んでって下さい!
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『BEEF』 だよ!
どもっ!ブラックムービー界のコンデ・コマ、GEE-Qです!

いきなりですが、ホンットに何年ぶりぐらいかに心のそこからある野郎を “フルボッコ” にしたいという衝動にかられました…が、なんとかこらえました…が、ストレスMAXです…が、さっき “ねこなべ” を見てホンワカ気分で癒されたので少し落ち着きました(大笑)。ま、仕事関係の話なので、ホントに殴るわけにもいかず…ぬおおおおおお~!思い出しただけでもキレそうじゃあああああ!

丁度いい!そんなこんなで絶好調に “攻撃的状態” な今だからこそ、先日、ある輩からこのブログに対するメールが来た話をしちゃいまSHOW!

その内容を簡単に説明すると「アーティストが出てる作品を紹介する時、そのアーティストに対してあまりにも触れなさすぎじゃないか!」といった不満をブチまけたモノ。要するに 『YOU GOT SERVED』 ではオマリオンにもっと着目しろ!とか、『STOMP THE YARD』 ではNe-Yoやクリス・ブラウンにもっと着目しろ!みたいな…。しまいにゃ「知らないんじゃないの?」みたいな事まで!!!おいおいおい、さんぴんやっこさんよ!んじゃ今風に応戦してやろか?

それって、ディスってんの?(笑)

まず、説明させてもらうとさ、ココはあくまでアーティストに注目するトコじゃね~んだよ。作品(映画)自体に注目し、それらを “俺の独断と偏見” で紹介・おススメするトコなんだわさ!

確かに俺は、アーティスト(ラッパーやR&Bシンガー)が出演する作品だからといって、必ずしもそのアーティストのバイオなんてのを毎度 “事細かに” 文章に織り込む様な事はしてない。っていうかする必要ある?俺は別に「知識をひけらかす」とか「自分の知識を読者と比較する」的感覚は全く持ってないし、NETを探せば何処ででも手に入る様な情報をコピーしてくるなんて事、絶対にしたくないんだわさ。

それに、元々 “ブラックムービー専門ブログ” って形でおっ始めたってのも、HIPHOPやR&Bシーンってのを “曲中心(特に新譜)” や “アーティスト中心” に紹介してるブログってのは既に山ほど存在してるからこそ、「んじゃ俺は違うアプローチで!」という感じで始めたんだもん。アーティスト情報が読みたけりゃそっち見りゃいいじゃんよ。もちろん俺自身、ブラックムービーを扱ってるからと言って、その根本にはブラックカルチャーLOVE、HIPHOP LOVEってモノがデカく存在してる。かといって、誰でも知ってる様な情報をUPしないからといって「偉そうに知ったかぶりしてんじゃねえよ!」なんて言われる筋合いは全くねえよ!少なくとも俺は自分で見たものを自分の感覚で解釈し、自分の言葉で綴ってる。“憶測” や “予想” で書いてる記事なんて無ぇよ!それにさ、知らないからスルーしてんじゃねえんだよ!俺が1ヶ月に何曲、何枚、何冊、何時間、何番組ブラックミュージックに対して “費やしてる” か知ってんのか?俺はお前が生まれる前からHIPHOPにドップリなんだっつ~んだよ!

そんなにぬかすなら俺の方も言ってやろうか?俺がこれまでにココで紹介した350本以上の作品中、一体どんだけ見てんだよ?

ココでも “独り言” のカテゴリーで何度か言ったけどさ、どうせディスるならそれなりの根拠や自信があるんならオモロいし、あわよくば尊敬や納得にも繋がるかもしれないんだけど、相手の力量やキャパもよく知らずに、勢いや自意識過剰的に攻撃するのは逆に恥かくぜ!ココは少しでもブラックムービー(黒人映画)やブラックカルチャーに対して興味持ってる人や、これから興味が大きくなるんじゃないかって人達が、俺のこと「バッカだな~!」みたいにクスクス笑いながら「あ、でもこの作品見て~!」なんて思ってくれたらいいな~と思いつつ続けてるんだもんよ。俺にとってはそれだけで十分なんだよ!

ただ、“専門” と堂々と言うって事がどれだけリスキーかってのは重々承知!だからこそ、生半可な情報や、誰もが見ている作品を、どっかで聞いたような風に説明するのは絶対にしたくないし、ハンパ無く入手困難なコア作品から、何処のレンタルショップにでも置いてある様な初心者でもとっつきやすい作品まで “根こそぎ” ってな感じで紹介してる。そりゃ毎回全く関係ない話なんかでスタートするから、全体的に “ナンパ” な感じもするだろうが、自分の中で最低限 “伝えなきゃいけない事” ってのはキッチリ考えながらやってるんだよ!

それでもムカつくってんなら、見なきゃいいんだよ!俺は色んな所にトラックバックしたり、読者を増やそうという努力は全くしてないし、これからもしない。ブラックムービーに興味を持ち、作品や監督、出演者に関しての情報を探す為にネットサーフィンをしてたらココへ辿り着いたって人に読んでもらえればそれでいいんだよ!それにさ、そんなに不満ならばお前がブログやって見ろっつ~んだよ!HIPHOPでもR&Bでも、俺が唸るようなブログやって見ろよ!さぞかしスゲエんだろうなおい!そんかわし、ショボい情報やベタなネタ扱いやがったらクソミソに言うぜ!

っつ~事で、今回は流れからしてコレが一番いいだろうってな感じでこの作品 『BEEF』 じゃあああああああああ~!!!!!!

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思い起こせばKRSワンのBDPと、MCシャン率いるジュース・クルーのBEEF…いわゆる “ブリッジバトル” なんて名勝負もあったよね。つまりHIPHOP、とくにMCの世界ではMICが武器だし、生き残るためにはどんだけタフであるか、そしてどんだけライバル達よりも自分の方が優れてるかって部分をどんどんアピールする必要があった。特にHIPHOP創世記の頃は今のようにシーンも潤ってなかったし、それこそライバルは自ら “蹴落とす” 必要もあった。それに、ブロンクス、ブルックリン、クイーンズ、ハーレム、それ以外もそうだけど “レペゼン地元(笑)” が物凄く色濃いプライドとして反映されてたんですよね。

デス・ロウとバッドボーイの抗争の様に、BEEF=銃撃戦や殺人といったキナ臭い事件に発展する危険性を心配するのではなく、「一体次はどんなアンサーソングを仕掛けてくるんだろ!ワクワクッ!ワクワクッ!」みたいな期待感が凄くあったし、実際そういった本当の意味での “マイクバトル” が続いた事は、それぞれのMC達の意地とプライド、スキルとプロ意識が爆発していたからだと思うんです。

そこんとこ行くと、俺の記憶では…ひっそりとではあるが “アイスキューブ” って人は今でこそオモロかったりカッチョよかったりってイメージになっちゃったけど、昔はホントによくケンカしてたもんだよ(笑)。対N.W.A、対コモン、対サイプレスヒル、ニューミュージックセミナーでもモノホンの喧嘩騒動があったしな~。い~い暴れん坊っぷりだったんだよ~ホント(笑)

今ではすっかり50やJa Rule、特にThe Gameなんてホントに色んなBEEFで有名だけど、やっぱね、もっと昔みたいに “曲” でムキになるべきだと思う。マイク以外でマジモメしても、シーンが熱くなるどころかHIPHOP自体が世間にドン引きされちゃうもんね。

あと、“BEEF DE 残念賞” は、LLといい感じのバトルを繰り広げたにもかかわらず、その後泣かず飛ばずなキャニバスに決定!(大笑)



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『A HUEY P.NEWTON STORY』だぜ!
みなさんちす!ブラックムービー界のトップブリーダー、GEE-Qです!

いや~、ちょっと告白させてください。

先日、空手の稽古中、スパーリング(組手)を行っていたんですけど…俺らの流派では、基本的に先輩は後輩の攻撃を “受ける・捌く” のみとされているんで、シュパシュパとやってたんですが…

蹴られましたよ、ジュニアを!そう!キ○○マを!

悶絶ですわホント!うずくまりやしたよ流石に!皆の前で!しかもその大学院生ときたら笑いながら謝ってんでやんの!思わず仮面ライダーアマゾンのごとく奇声と共に飛び掛ってやろうかと思ったけど、0.8秒後に「蹴られる方が悪い!弱い!」という “ネガティヴポジティヴ” という訳のわからんニュー思想を持つことに成功!お花畑を元気に駆け回るロングコートチワワとオオアリクイの微笑ましい映像を無理やりGEE-Q脳ヴィジョンに映し出し、その場を切り抜けたのであった…つづく!…って続くわきゃないだろこのゴーストバスターズに出てくる直ぐパーティーに誘う奴がああああ!

っつ~事で、チン○ンも回復した事だし、今回はシビアに行きたいと思うのであった!…ってなんでやねんっ!で、チョイスしたのがコレ、スパイク・リー監督、ロジャー・グァンバー・スミス主演のドキュメンタリー作品 『A HUEY P.NEWTON STORY』ば紹介しちゃるつた!

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ロジャー・グァンバー・スミス…はて、誰?と思った貴方!……ま、しゃ~ないか(笑)。でもね、名前だけ聞いてもピンと来ないかもしれないけど、スパイク・リーの作品ではすっかりおなじみの彼。『ドゥ・ザ・ライト・シング』に出てた「ばばばあああ~い、むむむううう~きいいい~!」とか言ってマルコムとキングの写真を売りつけるスマイリー役のあの人!と言えばわかるんじゃないかな。彼がオフ・ブロードウェイで行った1人舞台に、実際にブラックパンサー党が活躍していた60年代の映像や、関連する映画シーン等を織り交ぜ、ブラックパンサー党を振り返るといった作品。

かつてパンサー党に関しては、多少のデフォルメやフィクションを加えてはいるものの、マリオ・ヴァン・ピープルズ監督がその名もそのままの 『パンサー』 という作品を撮っている事は、ブラックムービーファンならあたりまえの様に知ってる筈。その作品でもキッチリとパンサー党がどのような状況で、どの様な人間達により、どの様に組織され、どの様な活動をした後、どの様に歴史から抹殺されたのか…といった部分を十分に描いてあり、とても見ごたえのある作品だったと思う。

ただ、だからといってそれがパンサー党の全てか…といえばイエスと簡単に言える様なものではない。元々ヒューイとボビーの2人はパンサー党を結成する以前、革命的行動運動(通称RAM)に所属していた事は以外に知られていなかったりするし、劇中で毛沢東の語録を売り、資金を調達するシーンなどもあったが、共産主義で言えば他にもマルクスやエンゲルス、ゲバラといった革命家にも共鳴していた。パンサー党には海外支部もあったけど、なななんと日本にも支援団体が存在していたし、反差別だけでなく、反戦や男女平等、はたまた同性愛自由に関する活動も行ってたんですよ。

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それから、パンサー党といえば、『十項目綱領』 を掲げ、アフロアメリカンに対する衣・食・住、そして教育・健康・自由・正義を訴えた。活動としても 『無料朝食プログラム』 や 『人民病院』 等を無料で開放し、アフロアメリカン居住区のパトロールなどを行い人々の支持を得ていくが、その反面FBIにとっては国家脅威とされ、その後弾圧を受けていく事になる訳です。

パンサー党に関して語りだすと、ホントにキリがなくなるくらい沢山知ってほしい事が多すぎる。それにパンサー党は決してヒューイとボビー2人によって大きく成長したのではなく、彼らが逮捕後に党を仕切ったデイビッド・ヒリアードや、警官によって射殺されたヒューイ、ボビーに注ぐ3人目の党員であるボビー・ハットン、学生非暴力調整委員会(通称SNCC)の委員長となり、一時パンサー党の幹部でもあったラップ・ブラウン、パンサー党に協力した結果、殺人教唆罪に問われた女性運動化アンジェラ・デービス、同じく殺人罪に問われた女性党員エリカ・ハギンズ、党の決裂にも繋がる離脱騒動を起こした幹部エルドリッジ・クリーバー…パンサー党に集った様々な人間達が、統一した思想、統一した活動、そして統一されたはずの目標に向かって若き青春…いや、人生を燃焼させた事を、もっと深く知る必要があると思うんです。

映画は俺らに色んな入り口を見せてくれるし、色んなヒントを簡単に提供してくれる。ただ、それだけで満足したり、それだけでさも解かった様な感覚に陥るのは情けない。キッカケをせっかくもらったのであれば、そっからどう “DIG” るかがオモロいんじゃんよ!

レンタルビデオショップに並んでなくても、知りたきゃ何処にでも材料はある。このDVDだって日本で手に入るし、書店に行けばパンサー党関連の書籍だってある。ブラックカルチャーに少しでも興味もったり、HIPHOPをいっぱしに語るのであれば、パンサー党の事くらい“知る” 必要があると俺は思うんだ。



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『JUST FOR KICKS』だよ!
その昔、“エア・マックス狩り” なんつ~物騒な言葉が世間を賑わした事、覚えてます?

メタメタ人気が出たNIKEのスニーカー“AIR MAX” を履いてる奴を襲い、ソレを強奪するってな事件が至る所で勃発したってアレです。なんだかノリ的に “ビ-バップハイスクール” の “ボンタン狩り” みたいだな~なんて思ってましたが(笑)。俺のダチにも専門学校時代、靴箱に置くのを恐れ、教室まで持って来てたヤツいたんですが、そいつは野郎のクセに24cmというミニモニであるうえに、至るトコロで小型爆弾が炸裂したような穴があいてる “ボロマックス” なんぞ誰が盗むか!と皆につっこまれた訳だ!もちろんそんな暴挙を俺達 “チーム・桃白白(タオパイパイ)” が見過ごす筈もなく、そのボロマックスのシューレースを蛍光ピンクに塗装される、通称 “ぺんてるペイントマーカー・イリュージョン” という攻撃を受けるハメになったのは言うまでもない…

とまぁ、それほど流行しているスニーカーを “所持” するという事が若者の間でステイタスとなり、各メーカーも様々なタイプのモデルを次々に発売していく訳ですが、今回ご紹介する作品は、HIPHOPという文化の中、重要なアイコンとして存在する “スニーカー” にスポットを当てたドキュメンタリー映画『JUST FOR KICKS』でっせ!

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HIPHOPの様にストリートから発生し、基本的なポリシーや方向性が当時の “メインストリーム” とは無縁だった音楽・文化ってのは、様々な利権などが絡み、間違った方向でのメジャー化に対し、モノホンのプレイヤー達は指摘・警告を散々繰り返し唱えてきた。実際、今では毎日どこからでも聞こえてくるRAP MUSICは、俺らからすれば「おいおい…」ってな感じのシロモノも少なくない。時代の変化…といった言葉では片付けられない問題なんだろうが、ことスニーカーという文化に対してはある意味そういった部分が絡んでいようと、HIPHOPへの直接的メリットは計り知れないと思うんです。それは、あくまで “ギア” は “サポートアイテム” としてHIPHOPに様々な潤いを与えてきたと思うし、又、HIPHOPより前へ前へというスタンスではなく、強力なボランチとして歴史を共に歩んできた大切なパートナーと言えるんじゃないかな。

スニーカーを始め、Tシャツやデニムなんてファッションアイテムは “武装” の一部分だと思うけど、HIPHOPというカルチャーに対して、どんだけ深く精通出来るか、どんだけ長く継続出来るかといった真の部分は、結局個人の “センス” や “プライド” の問題であり、要は、誰にでも手に入り、誰でも履いてるスニーカーも、履く人間のオーラや力量で “説得力” や “表現力” ってのも変わってくると思う。

俺が生涯最初に買ったスニーカーは、コンバースだったな~。しかも赤!。そうそう、小学校4年の時に見に行った『ブレイクダンス』の中で、ターボことブーガルシュリンプが履いてたんだよ。んで次の日曜、まるで悪徳大名が散々スケ&カクコンビにシバき倒された後、へへ~っと平謝りするかのごとく、親に頼み込んで速攻で買ってもらったんだわさ。ところがよ、次の日の月曜、早速学校へ履いて行ったはいいが、俺と一緒に映画を見に行った他の3人が全員履いて来てんでやんの(笑)。でもその中の1人は、よ~く見ると “コンバース” ではなく、“ユニバース”ってバッタもんだった…(笑)。

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中学に入ると、ある日クラスの靴箱に俺のと同じRUN DMCモデルの “ウルトラスター” が置いてあり、しかもそれが “ジョリ子” というアダ名の女子が所有している事が判明してさ、激しく彼女に「そもそもお前はRUN DMCってモンを解って履いてんのかよおお?」なんて全く理不尽かつ意味不明な取調べを決行し、6分後に嗚咽して号泣させるという “靴箱門外の変” という事件を起こした思い出もある訳だ。

実際、初期にブレイカー達が好んだのはPUMAだったんだけど、俺らが一番ガンガン踊ってた時はもちのろんでAJ全盛期!でも個人的には初期のAIR MAXの方がカッコよくて踊りやすかったのを思い出します。ま、AJは元々バスケットシューズな訳で、クラブのフロアはともかく、アスファルトの上で激しくMOVEしたりしてるとガタが来るのも早い訳で、俺はAJⅥを結局3足買いましたよ(笑)。当時は「俺のはナンバー入りのレアモデルじゃ!」だの、「俺のはオリンピックモデルだ!」じゃの、「俺は26.5cmなんだけど25.5cmを無理矢理履いてるんじゃ!」だの、「俺は新田恵理よりはむしろ山本スーザン久美子がキテる!」だの、皆がそれぞれスニーカー自慢を激しく繰り広げていたよな~。

もちろん、そんな事をムキになって主張し合う連中は、皆HIPHOPジャンキーだった訳ですわ(笑)。この作品にも著名なアーティストが多数出演し、自分がいかに “スニーカーLOVE” なのか!みたいな事や、シーンにおいての位置づけみたいなものを熱っぽく語ってるんですが、どんなに高級なスーツをキメこもうが、どんなにブリンブリンなラグジュアリーカーに乗ろうが、彼らの足元にはいつもスニーカーがある。それが、金とイメージに犯されたHIPHOPシーンの中で、唯一このカルチャーが “ストリート生まれ、ストリート育ち” である事を証明してくれている様に思う…。



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『ONIBUS 174(邦題 バス174)』だよ!
チョイ前の話しになるけど、今年の新年会があった日、珍しく“バス”という乗り物に乗ったんだけど…

俺の後ろにギャル風の女2人組が座り、なにやらベチャクチャ話始めやがってね。ま、そんなこたいいんだけど、俺が気になったのは約2分置きに鳴りやがるメール着信音!しかも蟹江と美世のオンパレード!(笑)。車内アナウンスで「携帯電話のご使用は…」なんて注意が流れてる中で堂々と、しかも延々と鳴らし続けやがる…砂賭けババアを無理矢理キャバクラ嬢にした様なナリしやがってよ!

俺の慈善の心リミッターも遂に限界値である100PPMを超え、“も~う我慢できねえ!”って時に、「キャハハのハ~!、やっぱ低周波治療器ってキテるよね~!」という、意味不明かつ体内正常気質バリバリのおもひで伝言板を車内に残しつつ下りて行きやがった…なんだか無性にキャラメルコーン葡萄味が食べたくなった夜だった…。

とまあ、なんとも日本のバスってのは常識知らずの輩がいるものの、のほほ~んとした平和な時間を過ごせる空間だとも思うんですが、ホントに近年の日本犯罪史ってさ、異常な例が多くなっていますよね。少年犯罪・性犯罪・企業犯罪・テロ…シャレになんない重犯罪が次々とメディアを騒がせていますけど。

そんな中、2000年から2001年までに、ここ日本で3件の“バスジャック事件”が起こったのをご存知でしょうか?

2000年…17歳の少年に西日本鉄道の高速バスがバスジャック
2000年…愛媛県で路線バスがバスジャック
2001年…京都で市営バスがバスジャック

このうち死傷者が出たのが西鉄バスジャック事件で、17歳の犯人は3人を刺し、うち1人死亡という最悪の結果となった事件でした。

今回ご紹介するブラジル映画は、日本で“西鉄バスジャック事件”が起きた2000年、ブラジル・リオデジャネイロで起こったバスジャック事件のドキュメンタリー作品『ONIBUS 174』です。

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事件は2000年6月、リオデジャネイロで起こった。174路線のバスに乗りこみバスジャックを図ったサンドロであったが失敗…そのまま乗客を人質にして銃を手にバスに篭城する。駆けつけたのは警官だけでなくTVを初めとした各メディアが殺到し、その模様はリアルタイムで国中に中継される…

この作品は前述している様に、実際に起こった事件に関係する報道・取材などを纏めた“ドキュメンタリー作品”なんです。だからこそ創られたストーリーも存在しないし、俳優も存在しない…ただ映し出されるのは当時リオで現実に繰り広げられた“事件映像”なんです。

銃を突きつけ大声で要求を叫ぶ犯人サンドロ、恐怖に慄き泣き叫ぶ乗客、それをとりまく警官とマスコミ。まさに“報道ニュース“を目の当たりにしているかのような緊張感が漂っている。現実のライブ映像とリンクして、犯人であるサンドロの人物像にも深くメスを入れることにより、現代ブラジルが抱える問題や社会的影響などもクローズアップされる事になっているんですね。

ブラジルの警察レベルの低さや、やはり寝底にある“貧困問題”などが、“バスジャック”という題材と供に描き出され、むしろ『シティオブゴッド』の様なエンタメ性はグッと減ると同時に、よりREALな、より悲惨な現状がココにはある様に感じた。

正直、編集や内容に関しては“そつが無い”、“お見事”といったレベルにはほど遠く、全体的に作りが荒い感が強いのも正直な感想。実際に途中で“中だるみ”の様に感じた部分も存在したしね。ただ、事件に基づいた緻密な取材や調査の成果などは十分感じ取れることが出来たし、なにより実名・実映像を中心にした構成は、リアル以外の何物でもないという事は間違いない!

ドキュメンタリーはある意味フィクションなんかよりもずっと大きく強烈なメッセージ性を持つものであると思うが、どうしても映画としての作品で見た場合、いらぬ“希望”や“期待”があるのも事実。ただ、自分の中でそういった“エンタメ性”を持つ事で、いかにリアルな現実があるにもかかわらず、イマイチ“面白くなかった…”なんて感想が残ること自体、今の世の中にはあまりにも凄惨な事件、そしてまた誇張・行き過ぎのデフォルメが隣り合わせに存在しているのかと思うと、ちょっと怖くなりましたね。



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『Krumpin Vs Breakin』だよ!
中年ど真ん中の俺が、何を思ったのか今年に入っておっ始めた“空手”なんだけど、確実に筋肉と関節の衰えをモロに露呈してくれているといいますか、全身を“コリコリ症候群”が襲っている今日このごろ(笑)。ただ、齢は食ったとはいえ、やっぱ自分を追い込んだり、常に緊張感の中に置いておくことが好きな俺にとって、格闘技や武道の世界ってのはとっても“いごごち”がいいんですよね。

常に相手が存在し、その相手と向き合い、技術や能力を試しあう…HIPHOPの世界でもそういった図式はそれぞれのエレメントの中での“バトル”という形で存在しますが、やっぱり最も肉体的に過酷なものが“B-BOYバトル”といえると思います。

ってな感じでココでも今まで数々の“Breakin MOVIE”を紹介してきましたが、今回の作品は、ココ最近日本でも紹介され、その人間離れした激しい動きに驚かされたKrumpinと、Hiphopのエレメントの一つとして70年代からその幅を広げてきたBreakinが、時代や場所を越えての異種格闘技戦を繰り広げる『Krumpin Vs Breakin』で行ってみようか!

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俳優でもありKrumpinに魅了されたトッド・ブリッジスが、伝説のB-BOYであるアドルフォ・キノーネスa.k.aシャバ・ドゥーにダンス対決の話を持ちかける。シャバは直ぐにオーディションを開き、スゴ腕B-BOY達の収集にかかるが、なかなか思うように行かない為に、仲間の1人であるCrumbsに相談を持ちかける…

しかし…シャバ、肥えたよな、流石に(笑)

ってか“動くシャバ”が見れるだけで、俺なんかホントに涙が出て来る程だ(笑)。それぐらい彼は俺にとってlivin legendなだけに、早いトコ見なきゃ見なきゃと思ってた1本。あれから随分と年月が経っているだけに、彼もこれまた随分と歳喰ったな~などと思わず感慨深くなるっちゅ~もんだ…。そりゃそうさ、10歳だった俺が、もう34だもんよ(笑)

どうしても俺がHIPHOPという文化に触れるきっかけとなった映画『Breakin』の主役を張ったAdolfo Quinones a.k.a シャバが出てるとあれば、“vs”という図式の中でBreakin寄りの目線で見る事はしゃ~ないわな。ただ、この作品の趣旨である“Breakin”と“Krumpin”という“異種”のDANCE BATTLEといった部分はもとより、歴史的に見てもジェネレーションバトルの要素もデカイと思う。

映画『RIZE』で世界的にも広く認知され、プレイヤーも世界各国に増えたであろうKrumpinだが、ここ何年かで急激に拡大してきた“新勢力”と言えるKrumpinに対して、70年代には既に “道端” で踊られていたBreakin…もちろん歴史が長いほうが強い・上手い・偉いと言う訳ではないが、絶えず “変化” や “拡大” を繰り返し、これほどダンサーのオリジナリティを感じれるDANCEは、Breakinが一番だと俺は強く思う人間の1人。

まず、Krumpinの発祥の地でもあり、シャバと言えばLA…つまりこの作品は完全に西海岸をレペゼンしてると言えます。もちろんBreakinといえば東海岸がROOTS…スタイルも大きく違い、フットワーク重視のリズムブレイキンであるNYに比べ、アクロバティックな大技主体のパワーブレイキンなLA…もちろんこの作品でも口あんぐりな大技が見れる。俺的にダンスの優越をつけるよりも注目すべき点は、ほぼ全員アフロアメリカンダンサーで固められているKrumpinと対照的に、Breakinは人種的に多種多彩である所。いわゆるHIPHOPというカルチャーを構成する一つのエレメントとして存在するBreakinは、歴史と比例し、NYという場の、アフロアメリカンやヒスパニックといった人種間で行われる “狭い範囲での文化” ではなく、世界に発信する一大ムーヴメントへと成長した証だと強く感じた。んじゃ、Krumpinはどうなの?…彼らがKrumpinというダンスを創り上げる事になる社会的環境や知的好奇心、そして生き残りをかけた熱意・情熱…そういったモノが一気に叩きつけられる様に “躍る”…というか “闘う” 様にすら感じる。だからこそ、人々はこのダンスに没頭し、直向な彼らの情熱に対して指示するのだと思う。それになにより、確実にBreakin サイドにKrumpin側がその差を見せ付けたのが “結束力” 。シャバは随分と頭抱えたもんだ(笑)

残念なのは、肝心なバトルシーン。恐ろしい程の超難易度な技術の応酬が繰り広げられているというのに、会場(っていうか倉庫)がショボい!…暗い!。おまけにオーディエンス少ない!…テンション低い!『RIZE』のバトルシーンは映画撮影用に催された訳じゃなかった分、ハンパないライヴ感覚が見てる俺らにもガンガン伝わってきたが、やっぱここら辺がドキュはドキュでも“ど”インディ感が充満してる。もちろん、STREETの文化に妙なゴージャス感は必要ないとはいえ、金うんぬんの問題ではなく、もちょっと全体的に“盛り上がりの熱さ”みたいなモノを充満させて欲しかったってのが本音かな。

ただ、“バトル” って定義の解釈が随分と違った様に思う。一見するとルール無用の荒くれ集団の様にすら思えるBreakin サイドだけど、決して援護するわけではないが、本来バトルってのは “喧嘩” なんだよね。強いものが勝ち、上手いものが誇る、もちろんなんでもアリのヴァーリトゥードって訳じゃないけど、ストリートの掟や、HIPHOPの世界ってのは、ただ楽しむだけじゃなくそういった名誉や意地に対して命を欠けてるヘッズ達だって山ほど存在する。そしてそういった歴史は何も今始まったばかりじゃなくって、創世記から受け継がれてきたものだと思う。なんだか “殺気” を感じるどころか “和気藹々” な雰囲気が漂ってくる昨今のB-BOYバトルも、こういった作品を見ると、やっぱこうなんだよな本来は!ってな気持になるのはきっと俺だけじゃないと思う。

タイトルには“VS” って言葉がついてるけど、優越つけるとかそんなんじゃないよこの作品は!



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『MAD HOT BALLROOM(邦題 ステップ!ステップ!ステップ!)』だよ!
プッチンプリンにイナゴの大群をまぶした様なほろ苦い思い出の話…

俺がまだ、たのきんトリオに一喜一憂していた小学校の頃。体育祭…いや、運動会の種目には必ずと言っていい程 “フォークダンス的” な物が用意されていた。そう、この “的” ってのは、妙に地元色を反映したような町おこし的デモクラシーな雰囲気のダンスになるので、“フォーク” なんて呼べるこじゃれた感じではなかったからだ。俺らはまだ、色んな所がツルンツルンのプリティチビッコだった訳で、嫌でも女子と手を繋ぐ事になるダンスなんてもんは、嬉しいどころか恥ずかしいやら苦痛やら腹減ったやらで、ホント大変だった。よくドラマなんかである、クラスのマドンナと手を繋ぐドキドキナイト&デイなんて、全くのXファイルだもんよ!俺は練習中、明らかに嫌々フェイスの憎まれそうなニューフェイスだったのだが、それでは女子に失礼だと思いなおし、本番当日は、「よし!んじゃ手繋いではりきっていこうぜ!」と、それはそれは照英も真っ青なくらいの爽やかすこやかにぎやかさんではにかんだ訳だ!

…忘れもしないぜ!ハルクホーガンを無理矢理140cmに縮小化させた様なプチWWFチャンプな女子は、そんな俺に一言ポツリと…

「……嫌……。」と日本沈没でもするかのごとき断末魔の叫び面でつぶやきやがった…

俺はその夜、『円盤と宇宙人』という本を泣きながら熟読した…

な~んて俺のトラウマを再び蘇らせるかどうかわかんないんだけど、チビッコ達のダンスに賭ける情熱がバシバシ伝わってくる作品、『MAD HOT BALLROOM(邦題 ステップ!ステップ!ステップ!)』を今夜はご紹介してみようかな~と思っている今日この頃。

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公立小学校で教育の一環として正式に採用された社交ダンス(ボールルームダンス)。練習の成果を発揮する最終舞台である“ワシントンハイツコンテスト”までの道のりを、コンテストに参加する3校をピックアップして彼らの練習や指導者、家庭などの環境をドキュメントで綴る作品。

“メレンゲ”と呼ばれるサルサ風味のラテン系。アメリカ生まれの“スウィング”。アルゼンチン風味はもちろん“タンゴ”。様々な種類のダンスに、多人種国家であるアメリカのチビッコ達が挑むってな感じですね。

「女はキライ、だって勝手なんだもん!男が先でないと!」といったちびっ子男尊女卑発言(笑)あり~の、その逆に「女は男より進んでる!」的なガールズ反撃あり~の(笑)。でもそれってやっぱ俺らがガキの頃もそうだったように “恥ずかしさ” や “照れくささ” から来るものなんですよね。男女が2人して手をつなぎ、体を密着して、目を見つめあいながら躍るボールルームダンスってのは、チビッコにすればそりゃこっ恥ずかしいに決まってるさ。でもそれでいて「メリッサはHOTだぜ!」「人生で成功するタイプが好き!」的なチョイワルチビッコ発言もあったり…ん~、あめりか~!

ぎこちないステップ、明らかに気分が乗ってないチビッコ達…しかしC&Cの曲が流れたと同時にピョンピョン飛び跳ねる(笑)。やっぱ礼儀正しく気品が重んじられるダンスは窮屈なのかもね。だけど、そんな彼らのダンスに対する意識や、コンテストに向けてのやる気が徐々に変化を見せる過程もキチンと盛り込まれている。この作品がドキュメンタリーであるところに、こういったダンスを教育として取り入れる意味みたいなものが大きく感じられるだろう。もちろん全ての生徒がコンテストに出られる訳ではなく、選択を余儀なくされる先生の苦悩や、結果を受けた生徒達の心情なども伝わってくる。

ただ、宗教上躍ることを許されていないチビッコもいれば、どうしてもダンスになじめない子もいる。

彼らに対するインタビューは、ダンスの事だけでなく、アメリカに住む11歳の“子供”が考えてる事の本音がモロに聞こえてくるようなもの。最近のガキはマセてやがる!なんて思う事もあるけど、アメリカの子供ってのは日本とはまた全然違う“マセ方”をしているんだなこれが。背伸びしようとしたりするのではなく、確実に大人に近づいている自分が意識しなくてはいけない事や、体・気持の変化を十分に認識しなきゃいけないって事を凄く考えているところがある様に思う。そういった意味では俺らがガキだった頃からは考えられないくらい“大人チック”なんですよね。

体を動かす“体育=運動”という意味だけでなく、礼儀作法や様々な文化の吸収として取り入れられたダンスは、様々な意識や向上心みたいなものを彼らに与えているように思う。コンテストに出場したチビッコ、惜しくも出場ならずとも彼らを精一杯応援するチビッコ達は、ホントにダンスってもんを楽しんで、ダンスってもんを好きって感じのい~い顔してたもん。

え、俺?…やっぱダンスならフロア這ってた方がいいし、パートナーがいれば“組手”の方がシックリくるかな(大笑)



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『RHYME & REASON』だよ!
最悪じゃああああああ~!

先日、ノリノリ気分で空手の練習に行こうと、いつもの如く車に乗り込むや否や、カーステに『D.L.(DEV LARGE)/ THE ALBUM」』をシュルシュルっと指しこんだはいいが…シュルシュルっと入っていかねぇでやんの。あれ、調子ワルっと思ってグイグイと押し込んでやるも頑なに進入を拒否するCDちゃん。あれあれ?っと思いつつも更に強引に押し込んで、ウィンウィンいいながらやっとの思いでセット完了!そして超ゴキゲンにけたたましい轟音が鳴り響……かないじゃんよおおお!

無理矢理入れたのがまずかったかなと思い、イジェクトボタンを押したところ、今度は出てこね~でやんのおおお!さらにイジェクトボタンを高橋名人もまっ青な位の高速連打をお見舞いしてもうんともすんともいわないでやんのおおお…

ひょええええええええええ~!ぶっ壊れてるし!CD戻ってこねえし!

しょうがなく俺はいまだにAMラジオをこじんまりと車で聴いてますよホント。さて、そんなトホホブルーリボン賞な夜には、劇場公開もされたHIPHOPドキュメンタリー『RHYME & REASON』をご紹介しちゃいますけど何か?

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正直HIPHOP関係のドキュメンタリーってのはビデオやDVDのリリース数もハンパない訳で、そういうものを嫌っちゅう程見てきた中でのこの作品の“劇場公開”ってのがビックリしたというか…。これはちょいと毒つく事になるけど、数が多いって事は、結構どれも似たり寄ったりって部分も大きくて、正直あまり期待をせず当時見に行った記憶があるんですよ。

結果…

HIPHOPの歴史や要素、そして意味といった物を、様々なアーティストが現在・過去、 男・女、 東・西、 欲・金、 真実・嘘、 希望・現実、 善・悪 といった事に対しての比較みたいなものがよく解かる良質なドキュメンタリーになっていたように思う。もっと簡単に言えば、HIPHOP初心者にとっては内容の濃い入門映画になり、ドップリ浸かってるヘッズ達にも改めてHIPHOPって何?…といった事を確認できる作品なんじゃないかな。

とにかく挙げたらキリがない位のアーティストがインタビューに応じている。でもやっぱKRS.ONEやICE-Tといった東と西のパイオニア達の話は説得力抜群だった。俺個人としては特にICE-Tは、発祥地である東海岸より約10年の差がある西海岸シーンの情況や、自分が関わる経緯なんて事を、決して驕る事無く東に対するRESPECTを表しながら語る所には結構グッときたもんです。

わかっちゃいるけど、改めてこの業界の厳しさというか問題点みたいな物は “金の流れ” であり、“商業主義” であり…。そしてアーティスト達があまりのもビジネスに鈍感で、契約や条件などもロクに確認する事無くレコードをリリースし、手元に金が入ってこない…。片や一発当てて巨額な金が手元に入って、真っ先にジュエリーやベンツを買うが、住んでる所はプロジェクト…みたいな情況が未だに存在してるって事。要は、ありえない金を手にした時、最も考えなければいけない使い道なんかが吹っ飛んじゃって、生活水準レベルを全く無視した“アメリカンドリーム的”物欲が強烈に膨らみ、“贅沢品”を即買いしちゃう…。ただ、彼らは“わからない”んだと思う。嫌、解かってても“まずそこ”なんだと思う。残念な事だけど、それがストリートのステイタスとして出来上がってるんじゃないかな。金を手にした時が“成功”じゃなく、それをどう活かし、いかに“継続”していけるかこそが成功と言えると思うんですよね。

そういった意味ではDr.DREは優秀なトラックメイカーであり、有能なビジネスマンと言えるのかもしれないね。っていうか、本来HIPHOPってものは自分自信の表現としておっ始める、それこそ好き勝手にライムを書き殴り、道端で踊り、電車にスプレーを吹きかける“自己表現手段”の筈。そいつに“他人”が “商売” として関ってくる時こそ、慎重になんなきゃいけないって事だよね。だってそれこそマーケットは“世界”な訳だし、契約を交わした時点で“プロ”なんだから。ただ、そういった教育を満足に受けてきた訳ではない彼らが、その後痛い目に会うって事に、深い憤りを感じると共に、それもアメリカのショウビズ界なんだなと痛感しますね。

ある意味、ドラッグを売り捌いたり、PIMP紛いの稼業で生計立てたり、ギャングとして銃弾の中ストリートで生き延びてきた彼らアーティストにとっては、よっぽどショウビズ界の方がサヴァイヴが難しいジャングルなのかもしれない。

とにかくこの作品は、沢山のアーティストが、心にグッとくる一言を沢山聞かせてくれるよ。



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『RESPECT』

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