Black Movieの監督って異常な若さでデビューしてる人、結構多いでしょ?例えばMatty Richが『STRAIGHT OUT OF BROOKLYN』監督したのが19歳(!)、Allen&AlbertのHughes兄弟が『MENACE II SOCIETY』を撮ったのが20歳(!)、そして傑作『BOYZ'N THE HOOD』をJohn Singletonが撮ったのが23歳(!)。信じられないよね!
ま、俺の戯言はひとまず置いといて、そんなハードライフ色ブリブリアーティスト達の中で、今現在TOPに存在する1人が、50Centですよね。Dr.Dreのプロデュース曲“In Da Club”の大HITで一躍シーンに躍り出た彼ですが、そりゃ~そこまで上り詰めるまでには苦労や挫折がわんさかあったって事、想像できますよね?
ちゅう事で今回ご紹介する作品は、そんな50Centの初主演映画、『GET RICH OR DIE TRYIN'』です!
今夜の作品はまさにそう!『THE LAST DRAGON』!この作品は、当時小学生だった俺が、何だったか覚えていないけどある映画を見に行き、その作品の『同時上映』だった事はハッキシ覚えている。しかも小学生なりに作品を評価し「つ、つまんね~!」と映画館を出た直後に雄たけびをあげた事も覚えている。そう、だからこそシッカリ記憶に残っているんだもんよ。
そこで…みなさん『Fat Albert and the Cosby Kids』って知ってます?…すいません、俺も最近までしらなかったんですけど、70年代に放映され人気を呼んでいた子供向けアニメなんですよ。ふとっちょのアフロアメリカン“Fat Albert”が仲間達と大活躍するアニメなんですけど、番組のホストでもあるBill Cosbyが自ら脚本・製作総指揮を務め、このアニメを“実写化”した作品『Fat Albert(邦題 ふわっとアルバート)』を今回はご紹介しちゃいましょう!
『BOYZ'N THE HOOD』のJohn Singleton同様、彼もまた常に『JUICE』の監督という“称号”が付いて回るのかもしれない。既に10本近くの映画を撮影しているにも関わらず、それだけ『JUICE』は彼にとって大衆からすればマスターピースであるといえるのだろうね。ただ、『JUICE』の様に全編に渡ってHIPHOPが鳴りっぱなしでもなければ、オールスターキャストでもないこの映画が、何故俺の中でこれほど忘れたくない作品になっているのか…それは監督がHIPHOPムービーの監督じゃなく、“アフロアメリカンの監督”であるからだと思う。映画を通じて訴えたい事や、触発・提示などが、この作品にはしっかりとした形でつまっている秀作と断言する…いや、人それぞれだけど(笑)
“PAID IN FULL”…そう、ERIC.B & RAKIMのファーストアルバム、そして言わずと知れたクラシック中のクラシックですよね。そんな彼らのクラシックを映像化した様な作品が、タイトルも同じ『PAID IN FULL』。ラストで『TRUE STORY』のテロップが出ているので、実話を基にした作品なんだろうけど、実際にココ何年かでブラックムービーにおけるギャングスタの描き方と言うものは随分とエスカレートしたというか、過激なシーンもある意味“あたりまえ”になっている中で、事実をそのまま映像化するとすれば…少々パンチが弱く感じるのかも知れない。つまりよほどのドラマチックな実話でなければ“映画栄え”しなくなってしまった様な気がするんです。コレは良くも悪くも現代のシーンに“慣れてしまった”のかもしれないけどね。
さて、昨日御紹介した1970年にRuss Meyer監督の『BEYOND THE VALLEY OF THE DOLLS』で超脇役のスクリーンデビューをしたPAMですが、翌年の1971年にはいきなり主演級の作品に出演てるんですね。それが今回御紹介する作品『WOMEN IN CAGES(邦題女体拷問鬼看守パム)』です。
こういった“アマゾネス系”とでもいいますか、密林・女囚・拷問といったキーワードの作品が立て続けに製作され、同年に『THE BIG DOLL HOUSE(邦題 残酷女刑務所)』、翌年である1972年には『THE BIG BIRD CAGE(残虐全裸女収容所)』といった作品が残されています(これは確か今では日本版DVDで購入できます)。まあ、これらの作品もその内紹介するとしまして、まずは『WOMEN IN CAGES(邦題女体拷問鬼看守パム)』ですよ!
NWAで強烈デビューした頃、他のメンバーよりも年下という事もあり下っ端扱いされていたのかもしれない(あくまで予想1)。「リリックも書いねぇクセして楽して目立ちやがってよお!」って不満も溜まっていたのかもしれない(あくまで予想2)。やがて「お前らとはやってらんねえよ!」とケンカ別れ(あくまで予想3)、ソロ1作目では嫌味の様に東のPEと組んだりして残党を強烈にディスしまくり。SONYが販促の為に開催していた大規模なイベントである“ニューミュージックセミナー”では喧嘩騒動まで起こす暴れん坊ぶり。初主演映画である『BOYZ N THE HOOD』ではストリートギャングであるドウ・ボーイを演じ俳優としてのキャリアもスタート。プロデュースなどもこなしマルチな才能を発揮しまくっている。