GEE-Q・EIJI的黒電影熱病思考方
30代“永遠のB-BOY”GEE-Q EIJIが、ブラックムービー(黒人映画)を斬りまくるバーリトゥード・レビューなのだ~!
プロフィール

GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T

Author:GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T
好きなモノ/HIPHOP・R&B・SOUL・FUNK・JAZZ・格闘技・フィギュア・猫・犬・鮫・虎・フランスパン・苺・チョコレート・ジーナガーション・SHEILA・GO!ヒロミ44’・ゲッツ板谷etc
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キライなもの/人参・韓流ブーム・虫・ヤな奴・レンタルビデオのAVコーナーに突入してくるチビッコ・割り込んできて挨拶なしの車・笑えないお笑い・暇・etc
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小4でブレイキン、中1でグラフティ、高3でDJ、現在“HIPHOPうんちく親父”の35歳(笑)
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座右の銘
“蝶の様に舞い、蜂の様に刺す”
“来る者拒まず、去る者追わず”
“空手に先手あり、されど私闘無し”

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毎度、しょ~もない“ひとり言”のようなブログですけど、気軽にコメントなんぞ残していってください。個人的なご意見・メッセージはコメントにて“管理人のみ観覧”を選択し、メールアドレスと共に書き込んでって下さい!
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『The Gospel』だよ!
以前、ニューヨークのハーレムにある教会で、“生ゴスペル”を体験した事をココでも紹介したと思う。名前も知らない素人の人達が、コレほどまでに素晴らしい歌声を聴かせてくれるものかと心底感動し、又、教会中を手を叩きながら皆で踊りまわったあの楽しさに、心底惚れ込んだものだった。

心から、“音楽の持つ力”というものを感じたひと時だった。

が…

その帰り、ソウルフードの店でガンボを食べながら少し考えた…。生半可な知識ではあったが、ゴスペルとは本来アフロアメリカンの立場で考えれば“アフリカ→奴隷→キリスト教→聖書→教会”と広く伝わってきた“聖歌”であり、神に対する“救いの言霊”であると思っていたんです。もちろんそれはアフロアメリカンに限らず、世界中で様々な人種の間で歌われているんですが、“聖書すらロクに読んだ事が無い俺の様な人間が…”と我に帰ったんですね。

現在はニューヨークのツアーなんかにもよく“ゴスペル体験ツアー”などを目にしますし、日本でもゴスペル人口は確実に増えてますよね。ただ、ふと考えるんです。「それまでの歴史や境遇などを考えると、実際アフロアメリカンのクリスチャンは、どんな気持で、どんな思いで教会に行き、そしてゴスペルを歌っているのだろう?」…ってね。

彼らの唄は、ある意味「祈り」であり、又神様の恩恵に対する「感謝」。例えが極端かもしれないけど、HIPHOPと同じようにルーツや意味、そして尊敬や理解を持っておかないといけない大きな文化であり表現なんだなと、凄く感じた事を思い出しました。

今回は、そんなゴスペルをテーマにした作品、タイトルもそのまま『The Gospel』をご紹介します。

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父親が神父であるデビット(Boris Kodjoe)。親友のチャールズ(Idris Elba)と共にミッション系の学校に通っていた。そんなある日、デビットの母親が倒れ病院に運ばれるが、父親は教会の仕事があり母親の最後を見送る事が出来なかった。父に憧れ、将来父の様に教会で人々に神の素晴らしさを説きたいと思っていたデビットの中で、その父親に対する思いが音を立てて崩れていった…。

この作品はその名の通り、“ゴスペル”が中心の作品です。それこそ20分おきくらいに合唱や唄のシーンが用意され、素晴らしいゴスペルがストーリーを包み込んでいます。俺が以前考えた…いや今でも考えなきゃいけないと思っている“部分”抜きに映画自体を楽しむとすれば、見る人の心に対してダイレクトにゴスペルというものが直感出来る作品だと思う。

俺が言いたいのは、“深く知らなくてもやっていいのか?”ではなく、“知ろうとすれば更に素晴らしさが体感出来る”という事。

オリジネイター達からすれば、他国のゴスペルブームは実際「お~う・の~う!」って部分もあるかもしれない。それだけに限らず、特に俺らが愛してやまないブラックカルチャーに関しては色々な面で尚更。だからこそ、掘る!だからこそ、知る!だからこそ、続ける!って感覚、俺は凄く大事にしてるんです。それは偉大なパイオニア達への尊敬や感謝の念80%、そして残りの20%は、真剣に取り組んでるという俺の“PRIDE”みたいなものですかね(笑)。

この作品の様に、BLACK MOVIEは俺の知的好奇心のベクトルを更に様々な方向に伸ばすキッカケをくれるんです。冒頭で述べた様な事を悶々と考えていた俺も、この作品を見てからゴスペルに対する興味が再燃したし、あの時あんな風に考えた事があったからこそ“音”として“聴く”だけじゃなく、彼らの声を“聞く”という感覚を持てたんだと思う。

少年の夢、男の友情、家族の死、成長と葛藤…すべてがゴスペルに包まれ、ゴスペルに行き着く。ま、俺みたいに“重っ苦しい”事考えなくても、ストレートにゴスペルを体感・感動してもらえる作品(笑)。

意味も分からず、意味のある涙が溢れること間違いなし!

PS “GEE-Q POSSE なにわ・さうすばむ”が初めて俺と交わした言葉がこの「“ゴスペル”ってもう見はりました~?」だった(笑)

PS.2 明日から1日出張!ひとまず休憩!(笑)




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『JUDGMENT DAY(アステロイド2)』だよ!
大昔、ある映画を見にいった時の事。

俺はその時初めて“劇場内、観客俺1人”という状態を味わったことがある。だだっ広い劇場内、無数の客席には俺の他に誰も腰掛けておらず、ポップコーンをバリバリ食べようが、前の座席に足乗せようが、しまいにゃ1人で「ある日~パパと~2人で~♪」と“グリーングリーン”を大声出して歌おうが、フリーダム状態!

忘れもしないその映画は、『レモ/第1の挑戦』という作品で、“シナンジュ”という秘技を身に付けた主人公が悪と闘うマーシャルアーツ映画なんだけど…

誰も知らねえよな…(笑)

水の上を走ったり、拳銃の弾避けたりと、今から約20年前の作品にも関わらず、マトリックス顔負けのアクション!……今見たら大笑いだと思うけど(笑)。ほんと『第1の挑戦』で終わってよかったよ、第2までいったら俺また映画館ひとりぼっち事件が勃発するとこだからさ(笑)

とまあ、俺はガキの頃からそういったマイナー系、今で言うB級作品なんかもホントよく“劇場”で見てたんですよ。ところがさ、最近は“B級”なんてもんよりも、ちょっとシャレた感じの“単館上映系”とか“チョイシャレ系”に皆走ってるじゃん!

頼むよ!バイヤー!もっとさ、バカバカしいヤツとかさ、ショボいヤツだとかさ、大笑いなヤツだとかさ、そんな“B級作品”の公開、お願いしますよ!

さて、今回ご紹介する作品は、そんな俺のフラストレーションを半分ばかし取っ払ってくれる(笑)超B級超大作超スペクタクル超巨編(笑)『JUDGMENT DAY(邦題 アステロイド2)』です!

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地球に隕石が落下した!最初にペルーに落下した隕石は直径18mの“小隕石”であったが落下地の生存者はゼロ。しかも直後にその何倍もの巨大隕石が確認され、地球に落下すれば生命体は全滅するほどの破壊力が!すぐさまアメリカの宇宙防衛機関は対応策を考えるが、この隕石を破壊する“対隕石ミサイル”のカギを握るコーベット博士(Linden Ashby)はペイン(Mario Van Peebles)率いるカルト教団に拉致されていた。博士を探し出す任務を任されたFBI捜査官ティレル(Suzy Amis)は、個人的にペインに恨みがある囚人リース(Ice-T)と共に捜査を開始。タイムリミットは“3日間”だが…。

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どうですか!この豪華な顔ぶれ!それなのに列記とした王道を行く“超B級作品”である事にまちがいない!(笑)

製作総指揮にMario Van Peebles、Ice-Tと並んでクレジットされているのがTom "Tiny" Lister Jr.!そうICE-CUBEの『FRYDAY』にディーボ役で出演してた個性派俳優ですよね。彼自身もこの作品にはペインの右腕であるBr.クラレンス役で出演してるんです。つまりこの映画は出演者である3人が製作自体に関わってる訳なんですね~…良くも悪くも(笑)

というのもさ、ディープインパクトやアルマゲドンに引けをとらないほどストーリー自体はメタメタ大きいスケールなんですよ!もちろん作品自体も結構オモシロくて満足出来るレベルなんだけど、いかんせん“安っぽい”んだよね~(笑)。SFXはお世辞にも素晴らしいとは言えないし、世界レベルのパニックな筈なのにイマイチ小さなエリアでしか解決しようとしてないし、対策本部の人数も機械もショボいショボい。まあある意味B級映画のお約束でもある“ラストの無理矢理感”も抜群だもん(笑)

例えばね、これを『TOP GUN』、『ARMAGEDDON』、『BAD BOYS』といった人気作品を製作しているJerry Bruckheimerかなんかが担当してさ、メジャーな配給元がついたりするとそりゃ~もうスゲエ規模の作品になったと思うんだ。ま、そんときゃ主演の俳優人も恐らく総取っ代えになるんだろうけどね(笑)

たださ、この作品の他に幾つも共演作があるMario Van PeeblesとIce-Tが同じスクリーン上で一緒に見れるだけでなんだか安心するっていうかさ、贅沢な気分になれるんだよ、俺達は(笑)。それにプラスして、超B級作品じゃん?こういった作品を、ほとんど“ファミリー”の様な共演回数が多い役者達と大真面目に作っちゃうMario Van Peeblesという男を、俺は心底愛してやまない訳だ。

それにさ、B級映画のBは何のB?…もうおわかりですよね(大笑)



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『King's Ransom』だよ!
いや~、てっきり昨日は“安部内閣”の入閣人事でお呼びがかかるんじゃないかと携帯片手に待ち構えていたんだけど、全くなしのつぶてだったんで、気分を害した僕ちゃんは随分流行から遅れてはいるものの、“芸能人相性占い”なるものをやってみた。というのも俺が社会人になりたての頃、ある保険会社が毎週会社にやってきては営業を兼ねて従業員それぞれのバイオリズムや占いなどが表示してある用紙を配っていて、ある時俺と相性がいい芸能人は『桐島かれん』と出ていたのを思い出したからだ。

あの頃俺は桐島かれんが結構大好きだったんでそりゃ~有頂天になっていた…。その日以来俺は“かれん”と呼び捨てにしたり、彼女が出演していた映画、『鉄拳』を見に行っては「お前も頑張ってるな…」などと春でもないのに変質者顔負けのニヤケ面でスクリーンを眺め、隣のダチは道端に落ちえる軍手を見る様な目で俺を哀れんでいたっけな…。そんな淡い青春時代・野生時代・熱中時代・鎌倉時代を思い出しつつ、現在、俺は一体誰と相性がいいのだろうかと期待に胸膨らまして結果を見ると…

1位 片平なぎさ
2位 魚住りえ
3位 磯野キリ子

という結果が映し出された

………………………。

お、おい、そりゃ確かに片平なぎささんは何時見ても美しい素敵な女性で、俺も思わず断崖絶壁で「そうだよ!俺がやったんだよ!出世コースを約束され、彼女まで奪っていったアイツが、アイツが憎かったんだよ!」と泣きながら証言しそうになるくらいだけど…だが…他の面子といい…年齢といい…び、微妙(笑)。やはり芸能人は、手の届かない憧れの存在のままでいい!と無理矢理自分を納得させた俺なのでした(笑)

さて、今回ご紹介する作品は、 Anthony Anderson 主演の“大人向け”コメディ、『King's Ransom』です。(前フリ全く関係なし!)

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大企業のCEOであるマルコム・キング(Anthony Anderson)は、金に煩く嫌味ったらしい、俗に言う“成金上司”として、社員にも皮肉タラタラで「チッ!ジャケットめ!」など陰口を叩かれる始末。そんな彼も、これまた金の亡者である妻レーネ(Kellita Smith)と離婚調停中。仕事の最中も、膨大な慰謝料を要求してくる妻からの必用な“電話攻撃”に頭を抱えていた。そこで彼が思いついたのが、自分を誘拐したという設定にし、妻に身代金を要求するという計画だった…。

ん~、俺はこの作品を見て、“日本版DVDで発売される基準”みたいなものがなんとなくわかったような気がする。もちろん現段階ではこの作品の日本版は存在しない…要はね、“大人向けコメディ”ってさ、あんまり日本で受け入れられないんだよきっと(笑)。だって考えてみたらさ、コッテコテの解かり易い作品ってさ、「え~、こんなんまでもが!!」ってのもレンタルショップに並んだりしてるでしょ?もしくは聞いた事も無い様な俳優が出てるチャッチいSFXのB級パニックだとかさ。

だけどこの作品の様に、離婚協議中の夫婦がメインだったりすると(笑)、なんだか全体的に“笑い”よりも“重さ”が感じられるという理由なのかなんなのか、グッと日本での公開やDVD化が少なくなってるような気がしますね。ま、確かに俺みたいな“根こそぎ騎士”でないと、なかなかこういった作品を好んで見たいと思うファンはいないのかも…。

ただね、「んじゃ、この作品はオモロかったのか?」って聞かれれば…ん~正直“そうでもない”とでも言っておこう(笑)。うわ~!なんて無責任な!という声も聞こえてきそうだけど、やっぱ作品見る前ってさ、監督や出演者の顔ぶれなんかで自分のイメージみたいなものを掻き立てるじゃないですか!その点Anthony Andersonですよ、コレって!最初彼を見たのが『LIFE(邦題 エディ&マーティンの逃走人生)』でしょ、そんでもって『BARBERSHOP』なんかで皆にも認知されたでしょ、最近では『HUSTLE & FLOW』なんかでい~い味出してるんじゃないですか!しかも今回は堂々の主役じゃん!そんな彼だからこそ、「さ~!大爆発してくれよ!」ってな期待するじゃない?

ま~、最後まで見た感想は“不発弾撤去完了”みたいな感じだったもん(笑)

ストーリー自体が前にも触れている様な感じなので、全体的に笑える作品とは言えないんだよね。ほら、別に著名なコメディアンが出て無くても大笑いする作品ってあったりするでしょ?例えは違うかも知れないけど、スピルバーグの映画って、結構有名どころ使わなくてもオモロくてHITしたりするじゃん?映画としてトータルのクオリティが…ん~イマイチなんだなコレが。ま、俺的にはどんな作品だろうが“見て無いよっか見てる方が強い”に変わりないんだけどね(笑)

でもね、ちょっと下世話な話になるけど、殿方には結構楽しみ処…というか“萌え萌えポイント”は多いと思います。まず妻レーネ役のKellita Smith、ま~艶っぽい事!。そしてピーチ役のRegina Hall、プリップリでも~う(笑)。ほんでもってキム訳Leila Arcieriとアンジェラ役Nicole Ari Parkerはコンシャスなスーツがメタメタカッコイイ!。そして極めつけはなんといってもグラディス役のLoretta Devine!色んなBlack Movieに出演しては強烈な個性を見せ付けてくれる彼女だけど、やっぱりMario Van Peeblesの『LOVE KILLS』のイメージが一番強いな俺は。

って結局俺の“萌えポイント”の話になっちゃったよ(笑)


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『KinkyBoots』だよ!
人にはそれぞれ“フェチ性”てのがあるっしょ?

他人にはイマイチ理解出来ない性的嗜好、それこそフェチって言うんであれば、俺は間違いなく、自身を持って、声高らか、大地に向かって叫ぼう!

俺は“ブーツ・フェチ”でR!!!!!!!

と言ってもティンバーやレッドウイングといったブーツではなく、秋・冬になると女性達がSEXYに履きこなすブーツ、しかも出来ればニーハイといったロングブーツ!俺はコレにヤラれまくるんだなコレがなんとも!な~んてアメージングストーリーを告白し出したら、“だったら靴屋なんかの前通っただけで萌え萌えジェネレーションなのか?”といえば決してそうではなく、このニーハイブーツを“はきこなしてる女”…、いや、もっと言えば“はきこなしてる足”にGEE-Q パラボラアンテナが猛烈に反応するんだなコレがなんとも!もうすぐブーツの季節がやってくるよな~、うひょぶひょよいよじゅよおよおおおおお!

さて、ちょいと思考能力が明後日の方向に向き始めたので、軌道修正!今回は、そんな俺にピッタシの作品?『KinkyBoots』をご紹介しましょう!

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突然父親が無くなった為、倒産寸前の靴工場を任されることになった、息子チャーリー(Joel Edgerton)。元々優柔不断でやる気が無い性格のチャーリーは、この状況をなんとかしたいと思うものの、やること全てから回りで、しまいにゃ大勢の従業員をリストラまでするはめに。そんな彼は、ある晩、バーで自棄酒を飲んだ帰り、女性が不良に絡まれている所を見つけ仲裁に入るんだけど、女性が武器にしようと脱いだブーツが彼の顔面に直撃!そのまま気絶してしまう。目がさめたチャーリーは、助けた(?)女性(?2)ローラ(Chiwetel Ejiofor)の控え室にいた…

そしてこの後、ドラッグクイーンであるローラの力を借りて“赤くて危険でSEXの象徴!”といった、キンキーブーツを作ることになるんだが…

いや~痛快な作品だった!最高!UKの映画(コレはアメリカ合作)ってのはホントに“スッキリコッテリクールホット”なんだよね。それにテーマに取り上げるネタのチョイスが毎度の事ながらウマイよね!

ただ、そういった痛快なストーリーの奥には、芯の部分に“偏見”や“差別”といったものが存在してるし、中小企業の経営難や大幅なリストラ、又幼少期のトラウマといった、現代の社会情勢の中で深刻化している問題にも触れている。

しかし、ローラを演じたChiwetel Ejioforの存在は光ってたね!最初に彼が出演した作品を見たのがスピルバーグの『AMISTAD』、その後SPIKE LEEの『SHE HATE ME』や『INSIDE MAN』、それにJohn Singletonの『FOUR BROTHERS』などに出演しているものの、決して大きな役とはいえなかったんだけど、この『KinkyBoots』でいよいよ彼の魅力が大爆発!ってな感じがしましたね。これまでも様々な俳優が“ドラッグ・クイーン”を演じてきたけど、ただ単に“ハマる”ではなく、確実に“こなす”って演技を見せてくれたのは、他でもなくこのChiwetel Ejioforが一番だよ!

人間誰しも、“解かってもらいたくてもなかなか理解してもらえない事”や、“解かっていてもなかなか自分自身で改善出来ない事”ってあると思う。でもね、そんな劣等感・コンプレックスを補う、又はプラスに考える方法って、自分自身で見つけて行くものなんですよね。そして人と人との出会いが、そういったモノに色々と“味付け”してくれるんだよ。底抜けに明るいローラだって、優柔不断なチャーリーだって、なにかきっかけを見出し、自分を演じ、振舞う…そして確実に“変わる”って事、凄くほんわかした雰囲気で見せてくれたように思う。

先を読む事無く、ストーリーのリアルタイムをダイレクトに心から楽しめる作品!ちなみに俺は、号泣&嗚咽!隣の隣に座ってた、つまみ枝豆クリソツの女に横目でチロチロと始発が出る頃ホームで酔いつぶれてる親父を見る様な目で見られようが、関係なく涙したよ。

彼らにとっての“キ○チガイ・ブーツ”…俺にとっての幸せアイテムは一体なんだろう…誰か教えてくれ(笑)

それから、この映画見て、直ぐに“オナペッツ”を思い出した俺…歳とったよな~(笑)

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『Moolaade(母たちの村)』だよ!
ココで紹介する作品は、劇場で見た作品意外でもレンタルやDVD購入、特に日本未公開作品は海外のDVDを購入したりして感想などを述べてる訳ですが、やっぱ本来映画は映画館で楽しむのが一番!それに映画館で映画を楽しむって事は、その映画館の持つ歴史や雰囲気なんかも凄く重要に思えてくるものです。

最近では大規模なシネコンが数大く存在し、どの席からでも非常に見やすく、又音響設備も最高の劇場が増えていますよね。だけど、俺なんか単館作品系の映画館や、古くて小さい映画館なんかが妙に落ち着いたりするもんです。昔はさ、今の様に“入れ替え制”なんか無くって、1日中映画館にいてもよかったじゃんよ。昔なんか弁当食ってるヤツも珍しくなかったもんな~(笑)。

今回紹介する作品も、上映される映画館が俺にとっては初めて訪れる所だったので、色んな興味や期待が膨らみながら車を走らせた訳です。その作品は『Moolaade(邦題 母たちの村)』、俺にとって久しぶりのフランス映画(セネガルとの共作)となったこの作品、いや~、120分以上の作品でしたが…ホントに見ごたえ十分でした。

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“割礼”…普段日本人の俺らにとっては聞き慣れない言葉ですよね。Wikipediaで調べたら“女性器切除(じょせいきせつじょ、Female Genital Mutilation、略称FGM)あるいは女子割礼(じょしかつれい、Female Circumcision)とは、主にアフリカを中心に行われている風習。”とありました。この作品は、まさにその“割礼”をテーマにした作品なんです。

舞台はアフリカ・セネガル。ある日4人の少女がコレ(Fatoumata Coulibaly)の元へ駆け込んでくる。「切られたくない!」…彼女達は昔から村に伝わる風習“割礼”を拒否し、逃げてきたのだった。彼女達は割礼に対する保護権利である“モーラーデ”をコレに対し求めてきた。というのもコレはかつて自分の娘を割礼により亡くし、自身も後遺症により自然分娩が出来ない体になっていたからだ。彼女達の思い、そして自分自信の経験から、コレは“モーラーデ”を実行し、彼女達を守る決心をする…。

一言で“女性器切除”と言っても想像がつかないでしょ?劇中にもあった様に麻酔や消毒も無しで無理矢理そういった儀式を行う事自体、俺らにとっては目を覆わずにはいられないものであるし、実際“オペ”と呼べるような代物ではない為に、後遺症や伝染病、最悪の場合“死”に至ることだってあるだろう。

少なくとも日本人の俺らにとって理解し難い“儀式”には、その土地の歴史や文化、又は宗教などが密接に関係していると思われるが、はたして必ずしも“伝統”は“正義”であるのか… “風習”は“幸福”に繋がるのか…。ただ、それに疑問を持ち、反発し、変化を求め行動をするという事がどれほど困難でリスキーな事なのか、この作品はそういった部分を実に静かに、そして力強く、実に淡々に、そして切実に訴えて来るような気がした。

いくら“モーラーデ”という権利の主張が存在していようが、結局は強烈な“男尊女卑”や権力にモノを言わせた“強制”などにより、主人公であるコレは徹底的に弱者としての立場を思い知る事になる。割礼vsモーラーデ、そして女vs男、伝統である悪儀vs未来に向けての正義…4人の少女から始まるドラマは、何時しか村全体、そして歴史すら巻き込む対立へと展開していく。

監督のウスマン・センベーヌは、随所にアフリカ“らしさ”や、アフリカ“特有”の味や色を織り交ぜている事がわかる。それらは決して単発で浮いている様な演出ではなく、結果、物語の確信にぴったりと寄り添う様な形で各シーンに置かれていたように感じた。それぐらい彼らの暮らしや習慣などがスクリーンから伝わってくる作品だったと思う。

「俺らにはありえない現実」、「悩んだり考えたりする必用の無い問題」であるかもしれない。ただ、同じ地球上に住み、同じように生きていく権利を持つ者が、不条理な伝統や習慣により信じがたい悲しみや苦悩に虐げられている事は、決して「知ったこっちゃねぇ」じゃすまない事実。もちろん、その土地に生まれ、その土地で暮らした場合、今持ってる感覚でいるかどうかは解からない。それだけ長い間、当たり前として存在した歴史の中には、意味や信念が存在するのかもしれない。

ただ、俺は言いたい。「当たり前や普通」って、世界中でそんなに違うのか?って事。

決して見終わった後、嬉しさや喜びといった感覚に包まれる作品ではない。むしろ、今まで知らなかった想像を絶する現実に、深い悲しみを味わうことになるかもしれない。

でも俺は、主人公であるコレや、彼女をサポートする村人達が、ムチや権力に屈しない姿に、女性が生まれ持つ本来の強さや優しさ、正義感を垣間見た気がした。それと同時に、日本のすべての女性も、気持のどこかにこういった真の女性らしさを失わないで貰いたいと心から思った。

御年80を越えるウスマン・センベーヌが、一般的に頻繁に報道される事が無いタブー、そして女性差別問題に深く切り込んだ情熱、そしてアフリカ・セネガルに対する深い愛をひしひしと感じれた1本。

PS 今回の作品、ココにて紹介する映画150本目となります。以前ライブドアブログで100本は越えてましたが、また新たに一区切り出来たことになります。もう既に俺の目標は200に向いてるし、それも余裕でクリア出来る事は間違いないっしょ!

ブログを始めて、NETを通じ知り合った人々、その中でもGEE-Q POSSEの面々には、毎回熱~い直メッセを貰って俺も嬉しく思います。

まずは尊敬する大先輩、TaK@-B a.k.a.BOONとの出会いにRespect & Big up!

そして…

GEE-Q POSSE KANSAI … South Bum
POSSEの会員番号1番にして最年長(笑)。経験とクソ熱さという武器だけで、博士や学者に突っ込んでいく様な無謀さ加減、正に狂える一番弟子!長い旅は始まったばかりじゃなオイ!

GEE-Q POSSE TOKYO … TOMO
ウーマンパワーが多いPOSSEの中、俺が心底認める男気溢れるモノホンのBrother。続けようぜ、Hiphopの草の根運動!作ろうぜ!Hiphop Company!夢は叶うぜ兄弟!

GEE-Q POSSE BROOKLYN … YOKO
その行動力、天晴!その決意、お見事!そしてその愛、真実なり!かわいい俺の妹分よ、その内家族に会いに行くぜ。そん時ゃBrooklyn LagerとYOKOの手料理で乾杯だ!

GEE-Q POSSE L.A … わるどぉ
俺が強制的、そして本人断り無し(笑)にPOSSEに加えたBlack Movie界最高最強のパイオニア。 “追いつき、追い越せ!”精神で継続出来ているのも、チミのお陰。心のライバルに心から感謝!

次は200だぜ!その次は…キリがない(笑)



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『Beauty Shop』だよ!
コンビニで、大好きな葡萄のアイスを買うブルジョアジーな午後。ちょいと本棚のSPAをスタンディングリーディングファインディングニモをかましていると…現れました!なんともスーパーエキセントリックシアターなカップルが!

“うつみみどり”の肌艶や表情をそのままに年齢だけ30くらい若くした様な、その艶姿涙娘は、こともあろうに男性週刊誌の袋とじを無理矢理望遠鏡を覗き込むかのように筒状にし、エログラビアを吟味し出しやがった!更に、「すいません、あの~Xメンの1人の方ですよね」と尋ねたくなるくらいのデンジャラスビューティーサンドラブロックな爪で、その袋とじをペリペリペリー来航と破きはじめやがったんですよ!

俺は思わず読んでた本を、SPAから“稲川じゅんじの怖い話”にシフトチェンジしそうになるのをグッと我慢したが、その瞬間、横にペタリと張り付くようにおっ立っていた、大阪の食道楽人形の眼鏡を外したような彼氏が、プルプル目蓋を震わせながらのたまった…

「ねえ、『UDON』見に行こうよ。“踊る”の“スピンオフ”!」

最近映画の世界でよく『スピンオフ』って言葉、聞きますよね。そうです、日本映画最大のHITとなった『踊る大走査線』シリーズで、『交渉人 真下正義』や『容疑者 室井慎次』といった“スピンオフ”作品が作られ、HITしましたよね。

今回紹介する作品も、2002年に製作されたHIT作品『BARBERSHOP』の“スピンオフ”『Beauty Shop』。BARBERSHOPといえばIce Cubeの人気シリーズですが、当全のごとく『Beauty Shop』にも製作としてCUBEが関わってる事で期待も否応無しに高まったものです。

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音楽学校に通う1人娘がいるジーナ(Queen Latifah)は美容師。街一番のオシャレな美容院で働いているが、オーナーのホルヘ(Kevin Bacon)の傲慢な経営方針に我慢が出来ずに、店を辞めてしまう。自分の店を始めようとするジーナだったが、担保も信用も無い彼女は、3万ドルの融資しか手にする事が出来なかったが家族や友達の助けも借り、なんとか店をオープンさせる。ドタバタで開店まで漕ぎ着けた店であったが、彼女を慕ってくれるスタッフや陽気な仲間達が集り、楽しく営業を営んでいた。しかし、そんな時、ホルヘの営業妨害工作が…。

しかし最近のQueen Latifahはホントに女優業が板についたというかさ、女版CUBEのごとく次々と作品に出演してるわな~。恐らく俺が最初に彼女を映画で見たのが『HOUSE PARTY 2』だから、もうかれこれ15年くらい経ってる…最初はラッパーとしてのゲスト出演って感じだったけど、最近では“主役”として堂々たる演技を見せてくれてる…あのQueen Latifahが!

元祖“BARBERSHOP”もそうだったように、この作品でも劇中の随所に“アフロアメリカントーク”が炸裂している。それは時には“白人はダメ!でも私たちはいいの!”といったモノや、“何が問題?肌の色?”といったモノや…ここら辺がCUBEが関わる作品が単なる“コメディ”で終わらず、アフロアメリカンとしての主張や問題提示などを軽いタッチであっても必ず絡めてくる所。ゲットーにあるショップ故に白人スタッフが1人孤独になるが、「要は見た目よ!」というアドバイスから“郷に入ればナントカ”ってヤツで、髪を編みこむ…。マイノリティ色バリバリの中でどうやって人種間の偏見を無くしていくか、それは知識や経験だけでなく、一番手っ取り早い方法は幾つもあるって事にもとれる。もちろんそれ“だけ”では逆に距離を広げたり、もしくはフォロー出来ない“別離”にもなりかねない。ただ順番はどうであれ、1つ1つコマを進めていかなければ“信頼”や“信用”って生まれないんだなと痛感するエピソードだったね。

そういえば、店にセラ・ヴレィドラヴ・ウォーカーの写真を飾るシーンがあった。C.J.ウォーカーといえばアフロアメリカンの女性では最初の“億万長者”!南北戦争が終わって間もない頃生まれた彼女は早い時期に未亡人になりしこたま働き続け、ヘアー・トニックの会社を立ち上げて大当たり!欲に溺れる事無く毎年南部の学校に多額の寄付をし続けたという伝説の女性…彼女の写真を飾るトコなんか、この作品のテーマの1つである“女性としての自立や権利”といった主張を含んだ1シーンなんじゃないかと1人ニヤっとしました。

それに、大事件勃発でヘコみまくってるジーナを勇気付けてくれたのが、娘の奏でるピアノであり、スタッフ達の励まし…んんんん~泣かせるじゃないの!ラストのラストでウルっときたな~、Jill Scottの“GOLDEN”が流れるエンドテロップの時、何ともいえない幸せな気持になれるよ。

でもね、俺的にこの作品のMVPは…Kevin Baconだね(笑)

PS、UDONはスピンオフじゃね~よ!食道楽人形さんよお!

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『'R Xmas(クライム・クリスマス)』だよ!
ルドルフ・ジュリアーニ…みなさん御存知の“前”NY市長ですよね。94年に彼が市長に就任してからというもの、それまでNYの持つ“犯罪都市”としてのイメージは、世界中のメディアがあたかも“煽る”かのごとく報道してきた為、更に過大にイメージが出来上がってしまった状況を自らの政治手腕により大きく変貌させたキーパーソンです。

任期を終える間近、最後の課題として超巨大な事件を彼に課した運命というものも、ある意味意地悪だなと思ってしまったのが、例の9.11テロ。しかしNYの為に死力を尽くしてきた行動派の市長は、ガンを患っているにもかかわらず、自ら被害現場である世界貿易センタービルに赴き、人道指揮を執る姿は、正にピープルズメイヤーそのものといった感じを受けました。

しかし、いくら以前と比較して犯罪が減ったといえども、それが0になる事は無い。今もまた薬物の売買や銃犯罪はNYのあちこちで繰り返されている“事実”なんですね。今回ご紹介する作品『'R Xmas(邦題 クライム・クリスマス)』は、そんなジュリアーニ市長誕生以前、1993年のNYが舞台のクライムサスペンスです。

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NYマンハッタンの高級住宅街にすむ妻(Drea de Matteo)と夫(Lillo Brancato)は、娘と3人何不自由ない生活を営む幸せな夫婦。…の様に見えるが、実は“稼業”として麻薬の売買をしていた。娘の発表会にハンディカム片手に出かけたり、友人夫婦にお金を用立ててあげたりと、皆に愛される夫婦…。しかし、その生活的余裕や幸福も、全て“薬物”によっての恩恵である事に変わりなかった。クリスマスムード高まるある日、麻薬密売の仲間の裏切りが発覚し、そんな中、夫まで誘拐されるという事件に発展する…

取引の中で、「大丈夫だ、俺を信用してくれよ」と言いつつ、結局裏切って大きなトラブルへと発展してしまう原因を作るのも、旦那を拉致って身代金を要求するのも、ヤクの売上げを“金持ち”へ謙譲するのも、結局“アフロアメリカン”という図式をREALに描いている。それは彼らに“作ってサバかせる”側である夫婦が、ドミニカからの移住者であるという設定も重要なキーになっていると思うし、長い歴史の中で気付かれた薬と人間の関係には、一部でそういった部分も存在する事は間違いない。

夫を誘拐する犯人にICE-Tが出演してるんですが、主役夫婦がアフロアメリカンではないこの作品でも、彼が出演している事でピシッと締まるというか、物語のテーマや問題点が引き立って感じられるのは、御大ならではの存在感の賜物。ン~、ナイスキャスティング!

それから最近『ASSAULT ON PRECINCT 13』でセクシーな女警官を演じていたのが記憶に新しいDrea de Matteo。この作品でもレザースーツをバシッと羽織ってブロンドヘアーを靡かせる彼女は相変わらずのセクシーさを醸し出してます。簡単に言えば、この作品の1番の主役は彼女であるし、様々な問題に翻弄される“妻・母・女性”という立場を体当たりで好演してると思います。

監督はHarvey KeitelとMadonna主演のサスペンス『BODY/ボディ2 スネーク・アイズ』のAbel Ferrara。『SNAKE EYES』と同じ年の作品『BODY SNATCHERS』では、ひっそりとカンヌでパルムドールを受賞している実力派。この作品も、これかたひっそりとカンヌ出品作であり、NYの国際映画祭では賞までとってる力作ですぞよ!

ヤクの取引=アフロアメリカン同士ってのがBLACK MOVIEのお約束であっても、人種的視点や立場を違った部分から描くことで、その背後に存在している図式や関係みたいなものを、また違った形で捉えることが出来る隠れた秀作。必見!

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『THE METEOR MAN』だよ!
俺が6歳のとき、目を丸くしながらスクリーンに釘付けになった映画『SUPERMAN』、最近なななんとリメイクされましたよね~。Christopher Reeve演じるクラーク・ケントが電話ボックスでスーパーマンに変身し、弱者を助け悪を倒すというSFX映像に、ガキながらに超興奮したのを今でも覚えてます。そして興奮冷めやらぬまま、『スーパーマンごっこ』をレッツ!エンジョイ!していた俺は、高さ3mの塀から真下の畑に向かいダイブ!1人直下型ブレーンバスターを喰らい、次の日の学校を休んだもんです。

それから15年が経過し、ブラックムービーの世界でも、「スーパーマン」が現れた!…な~んて言ってもピンとくる人います?もしいたら「あ~た、かなりのブラックムービー通だね!」(ちびまるこ風に)

以前もココで言ったんですが、「ブラックムービーのSFモノって少ない!」って事。ま、そんとき紹介したのがMario Van Peeblesの『FULL ECLIPSE』だったんですが、皆さんはこれとほぼ同時期に作られた作品『THE METEOR MAN』をご存知でしょうか?

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Robert Townsendが監督・脚本・主演・製作と、ムチャクチャ力入れまくって作った“超B級(笑)”SF作品なんですけど…もう1回聞きますが、“知ってます?”(笑)

ってかその前にRobert Townsendはどうでしょうか。何故か日本では地味なんですよね~存在感は(笑)。恐らく彼を劇場で初めて見た作品は『STREETS OF FIRE』だったと記憶していますが、Eddie Murphyの『RAW』やHalle Berryの『B.A.P.S.』などでは監督もこなすマルチな人物なんですけどね~。

小学校の先生をしてるジェフ(Robert Townsend)は、ある日隕石の落下が直撃した事で大火傷の重症を負ってしまう。しかし病院に運ばれた後の彼は、事故が嘘の様に驚異的な快復を見せ、傷跡もまったく残らないほどで退院する。彼にはある不思議なパワーが宿っていたのだ。そんな時、街は異質なギャング達が蔓延り、崩壊寸前になっていた…

お世辞にも“素晴らしい”とは言えないSFXですが…なななんとこの特撮を担当しているのがあのILMなんですよ!インダストリアルライトアンドマジック!そう!ジョージルーカスの!し、信じられん!しょ、ショボい!(笑)いやいや、これは決してDISではないんですよ(笑)。なんといっても10年以上前の作品ですからね…でも当時見たときからショボ!っと思ったよな~(大笑)

でも俺はこの映画…大好きなんです!(笑)。ただ欲を言えばキリがないってのもある(笑)。まずRobert Townsendは主役なんだからもちょっとハジけてもよかったんじゃないかな~と思うんだよね~。でもさ、あくまでコメディという部分で見れば、主人公が身につけた超能力が、「おおおお~いいな~その能力!」ってモロに思えるレベルのものなんだよ(笑)、いわゆる“超トンデモ系”までいかない“並盛りつゆだくトンデモ系”くらい(笑)。いやもちろんスゲエこたぁスゲエんだけど、なんだかどっかがシュールなんだな!

コレは決してバカにしてるんじゃなく言うけど、ブラックムービーのノリって“この程度”が一番程よいんじゃないかなって思える作品!超スゲーSFX見た後コレ見てみ!クスッといくぜ絶対(笑)

それから月日が経過し、色んな痛さや辛さを経験し、まともな大人になった今、さすがに3mの高さからジャンプはしないけどね(笑)



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『Save The Last Dance』だよ!
そういや俺がまだ必死こいてビックリマンシールを集めていた頃の話。

皆がそれぞれ“お気に入りのアイドル”ってのがいたでしょ?俺の時代では松田聖子・中森明菜・堀ちえみ・早見優・松本伊予・小泉今日子・小泉純一郎…ってなんでやねん!

ただ俺が、メタメタ好きだったのが女性4人組みのアクロバティックなDANCEを売り物にデビューした“セイント・フォー”なるグループ。彼女達のデビューは『ザ・オーディション』なる映画だったんだけど…

そこで歌ってた彼女達のデビュー曲ってのが…

『不思議東京シンデレラ』!!!!!!…

…ぬおおおお~~とたんに恥ずかしくなってきたで~!(笑)

ま、つまり俺はアイドルをチョイスする時に、ビジュアル面だけでなく、パフォーマンス性に重点を置いていたって事で、今夜ご紹介の作品も、DANCEあり~の、オーディションあり~のな『save the last dance』だっよ~ん。

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バレイダンサーを夢見るサラ(Julia Stiles)は、大事なオーディションの日に母親を交通事故で亡くすという人生最大の悲しい事件を経験する。彼女はバレエから遠ざかってしまうが、随分と長い間離れて暮らしていたシカゴに住む父の元へ。新たに入学した学校は、物々しいセキュリティーが校内でも行われるようなアフリカ系の多い場所だった…。

コノ頃はまだあどけなさが残るJulia Stilesだけど、翌年に出演し続編にも継続されたMatt Damon主演の『BOURNE~』では、スレたヒロインを好演してたのもまだ記憶に新しいですよね。主人公といえば!といったお約束テイストを出来るだけ排除したような、冷めた…いやCOOLな振る舞いは、嫌味な感じがしない等身大…いや、“チョイマセ”な現代のティーンを実によく表現してると思う。その彼女と激しく文学論争を繰り広げるインテリ学生に、これまた『BARBERSHOP』でも自分の頭脳明晰振りをひけらかす事で仲間に顰蹙をかっていたSean Patrick Thomasの姿が!それもそのはず、監督のTim Storyはその『BARBERSHOP』や、最近ではQueen Latifahの『taxi NY』なんかも撮ってる人だもんよ。しかしSean Patrick ThomasがDonell Jonesの“U Know What's Up”にあわせて踊り教えるなんて…意外も意外(笑)

今まで全く足を踏み入れたことがなかった世界は、表面的や一時的な興奮だけでなく、人生の中でも重要な経験や知徳を与えてくれる。又、そういった世界に導いてくれるのはほかでもない“ダチ”である…なんて当たり前の様でなかなか改めて考えたりしない様な新鮮なメッセージも感じ取ることが出来る。しかも主人公と彼女を取り巻く人間達が直面する人種の壁や、ちょっとした歩み寄りでそういった壁はいとも簡単に越えることが出来る事も描いている。つまり、DANCEをテーマにした作品でありながら、結局はそれらを超えた部分の青春ストーリーになってるんですよ。

学園物だけに、ドロップアウトしかかってる者や、主人公に敵意を露にする者、暴力沙汰、学生出産といった要素も含んでいるってのもブラックコミュニティとは?みたいな部分を現してるし、主人公が非アフリカ系だから尚更なんだと思う。

けどね、なんだか正直“他にないの?”って感じもするんだよね。それは決してそういった問題に対しての興味や意識が無いという意味ではなく、アフロアメリカン=(イコール)って部分でそういった表現が今まで多すぎたというか。だったらどれもこれもという事ではなく、極端に言えば“ピンポイント”で深く掘り下げる社会派があってもいいんじゃないかなと思うんだボクちゃんは(笑)

話が脱線してきたんで元に戻しますけど、この作品!欲を言えば…Julia StilesのDANCEが「うわああ!スゲエ!」というレベルであってほしかった!(笑)。

そりゃセイント・フォーの方が激しく情熱的で攻撃的だったさ!

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『A GATHERING OF OLD MAN MURDER ON THE BAYOU(ルイジアナの夜明け)』だよ!
皆さんは「サウス」と聞いて何を連想しますか?ノーリミットやマスターPを連想する人はHIPHOPが好きな人ですね~。LAの「サウスセントラル」を連想したりする人もそう!だけどやっぱりアフロアメリカンの歴史や文化を辿る上で、どうしてもジョージア・アラバマ・ルイジアナ・ミシシッピといったディープサウス(深南部)に関しては避けて通れない場所じゃないかなと思ってます。

アメリカの中でも特に人種差別が色濃い時代があった南部は、1800年初頭の奴隷貿易を禁止した後やリンカーン大統領の死後も、条約や制度上の“開放”はあったものの、以前状況は混沌としていたに違かったんじゃないのかな。この頃の歴史をDIGる事で“アボリショニズム”、“リコンストラクション”、“ガーヴェイ運動”などの言葉が耳に入り、フレデリック・ダグラスやブッカー・T・ワシントン、その他大勢の運動家達の名前も知る事になったのを思い出します。

南部をテーマにしたブラックムービー作品も数多くあり、ここでも今後紹介して行く事になると思うので、その都度そういった個人的なDIG話も述べていこうと思いますが、今回紹介するのは1970年代のルイジアナを舞台にしたTV映画『A GATHERING OF OLD MAN MURDER ON THE BAYOU(邦題 ルイジアナの夜明け)』です。

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南部を舞台にしたもので俺が観た作品で言うと、古くはブラックスプロイテーション時代の『DRUM』や、『THE LONG WALK HOME』、『MISSISSIPPI BURNING』など多数ありますが、その他も含め人種差別をリアルに取り上げている作品や、KKKなどが関与する作品が殆どで、歴史的・社会的な部分でかなり深刻な内容のものが多いと感じられます。これは歴史的背景を考えると当然だし、又そういったテーマを扱うことで何かしらの問題定義を投げかけてるという事でしょう。

今回紹介する作品も、もちろんそういった“人種差別”をテーマに、ある1件の殺人事件からストーリーは展開していくわけですが、作品全体に“悲壮感”といったものはあまり感じられず、どちらかといえば“団結力”や“覚悟”といった意識が強調された、後味のいい作品になっていると思います。ただ、それだけに当時南部やアメリカが抱えていた人種問題全体を深く抉っているという印象は薄く、当時の状況が何時何処でもこういった話の様に進むだろうといった感は、俺でも納得出来無かった事を思い出します。

ルイジアナの農業地帯で、アフロアメリカンであるチャーリーが白人ボウと揉め事を起こしマツー(Louis Gossett Jr.)の家へ命からがら逃げ込んできた。銃を持ちチャーリーを追いかけてきたボウを、マツーは射殺してしまう。キャンディー(Holly Hunter)はこの事件を耳にし、直ぐに村中のアフロアメリカン達に召集をカける、「同じ口径の銃を持って今すぐマツーの家へ集って!」。白人の仕返しや犯人を特定出来ない様にする為の苦肉の策だった。村中の村民がマツーの家へ銃を持ち集った中、保安官(Richard Widmark)との間で「俺がやった」「いや、俺だ!」といった主張を皆が始める。一方チャーリーの家族は報復を考えるが、唯一弟である大学生が反対する…

マツーを演じるLouis Gossett Jrは、「ROOTS」でエミー賞を受賞した名優。激しいエアバトルでHITした『IRON EAGLE』の鬼教官といえばピンとくる人も多いかも。アフロアメリカンに対し理解をしめし、彼らを庇う為に行動するキャンディーを演じてるのは『THE PIANO(邦題ピアノレッスン)』でアカデミー賞を受賞したHolly Hunterといった顔ぶれ。又監督Volker Schlondorffは『DIE BLECHTROMMELTIN DRUM(邦題 ブリキの太鼓)』などで有名なドイツ人なんですね~。

ただ単にアフロアメリカンが受けてきた“人種差別”をイメージとして捉えるだけではなく、歴史の初頭や理由、実際に行われた運動や製作、又それによりどの様な変化がありどのように悪化もしたか…といった部分が興味深くなり、それこそ様々なツールを使ってのDIGを無我夢中にやってた頃がありました。一般的に著名な人物や流れなどを漠然と把握するだけでなく、こういった映像などで当時の人々の暮らしや雰囲気、又セリフを通して伝わる思想や主張などを、自分自身改めて考えたり、思ったり、感じたりする事も大事なんじゃないかなって思います。
ハーレム・ブルックリン・クイーンズ、そしてブロンクスと、HIPHOP TOWNしか訪れた事が無い俺にとって、生涯に一度は自分の足でサウスをまたいでみたいなと心底思いましたね。



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『SCREAM, BLACULA, SCREAM(吸血鬼ブラキュラの復活)』
いきなりですけど…“ダンスクラシック”、いわゆる“ダンクラ”と言っても、世界的に認知されてる本当のクラシックもあれば、日本のディスコで大流行したけど、今聴くと無性に恥ずかしい曲ってのも存在するでしょ?

俺にとってその1番がコレ…HOT BLOODの『Soul Dracula』(大笑)




っつ~事で、今夜ご紹介する作品は、昨日から引き続き、70年代ホラーの金字塔である『BLACULA』の続編である『SCREAM, BLACULA, SCREAM(邦題 吸血鬼ブラキュラの復活)』です!

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続編の舞台はマイアミバイス…のマイアミ!ある屋敷で行われていたアフロアメリカンによる黒魔術。ブードゥー教の跡継ぎ戦争で、妹のリサ(Pam Grier)に負けた兄ウィリス(Richard Lawson)は、儀式の中で吸血鬼ブラキュラ(William Marshall)を再びこの世に復活させてしまう。ブラキュラ退治を買って出たリサであったが…。

結論から言おう!というかネタバレなんだけど…

なんとこのブラキュラ、自分を退治しようと戦いを挑んでくるパム演じるリサに「どうか呪いを解いてくれ」と頼むんだよ、そう、彼女に惚れちゃうんだわさ!でも彼女には警官の彼氏ジャスティンがいるんだわさ!んで彼女は嫌々呪いを解く儀式をはじめるんだわさ!けど警官達は彼に攻撃をはじめるんだわさ!彼怒るんだわさ!んで警官を襲うんだわさ!そしたらパム怒って呪いの人形でブラキュラ退治しちゃうんだわさ!…THE ENDなわけだわさ!!!!

すげえよ!これまた「おばちゃん!白めし!おかわり」ってな感じでしょ?(笑)

とにかくこの兄貴のダメダメっぷりには大笑いなんだけど、Pamがね、結構なポジションの割にはいわゆる“Pamらしさ”ってのがこの作品には…無い。こんな事言うとある意味失礼な話なのかもしれないけど、お色気やアクションといった彼女一番の魅力が殆ど画面で見られないんだな。だってこの作品の前に『Women in Cages』といったお色気物、そして『Black Mama, White Mama』といったアクション、そして代表作の一つでもある『Coffy』なんかも既に撮ってるってのにさ。ま、『Foxy Brown』までの“中休み”な~んて言ったら監督のBob Kelljanに失礼か(笑)

ちょっと真面目になりますが、この作品が作られたのは正に俺が生まれた翌年である1973年。当然のようにこの作品も一連の“ブラックスプロイテーションムービー”時代のもの。つまり作品の中にもそういったテイストも感じられるし、なによりもブラックスプロイテーションというムーヴメントは、本当の意味で“アフロアメリカンにとっての立場的主張や思想・希望”をあらゆる形で具現化したものだったんだな~ってしみじみ思う。

ただ、だからといってこの時代の作品が全てにおいて政治色が強いものだったかといえば全くそうではなく、この作品の様に内容に関して特筆するようなものはないヤツも山ほど。結局、大半の作品の製作意図は“娯楽に対する発散”といった感じのものだったんじゃないかなと思う。

今後もココではブラックスプロイテーション物を沢山紹介して行く事になると思うので、その都度そういった時代背景なども含めた感想を述べて行く事になるけど…ただ単に“アフロアメリカンのアフロアメリカンによる…”といった部分や、いわゆる虐げられていた環境だけをクローズアップするのではなく、いかにこのムーヴメントが及ぼした影響やそれに比例・反比例している作品があったかといった“表面的”な検証も必用だと思う。何故なら、“とにかくアフロアメリカンは…!”みたいな部分だけでこの時代の映画を見ると、本来映画として楽しめる部分が勝手にスポイルされるような気がするんです。実際にブラックスプロイテーションがブラックスプロイテーションでなくなって行く事が衰退にも繋がる訳だし…。

だから俺は“大好きでたまんない!”って感覚を大事に、それでいて“こんな作品もあったりするんだこれが(笑)!”みたいな事を、今後も勝手にのたまっていきたいなと思ってます。もちろんいつでも真剣に・真面目に・楽しくね(笑)

ちなみに2作品で堂々たる演技で主人公BLACULA を演じて見せたWilliam Marshall は、2003年に亡くなっています。偉大なる“ブラックスプロイテーション・オカルト・キング”に心からR.I.P



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『BLACULA』だよ!
俺が初めて劇場で見たホラー映画は、恐らく『13日の金曜日』だったと思うんですが、それよりも先に、TVで『エクソシスト』を見たのがホラー初体験だったんじゃないかな。

この『エクソシスト』って作品は俺がまだ1歳の頃の製作であるにも関わらず、そりゃ~もう“怖いですね~、恐ろしいですね~、それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ~”(淀川先生にR.I.P)といった映画史に残る名作てのは御存知の通り。

でもね、それからSFX技術の進歩などもあり、更にグロいものや、恐ろしさもパワーアップした作品が作られるようになったにも関わらず、俺の中でそういった作品に対する“恐怖心”というものが年々小さくなってったというか…ホラーやスプラッター等のジャンルを見ても、全然“怖い”と感じなくなっていったんですよね~。

だってさ、デートで遊園地とかいくでしょ?そしたら『お化け屋敷』入るでしょ?そしたら彼女が“キャ~”とか言って抱きつくでしょ?それニヤけるでしょ?(笑)。ところが俺と来たら、そういったアトラクションに全くオモシロさや怖さを感じないもんだから、一緒に“怖いフリ”しなきゃいけない始末。しまいにゃ一度、後ろから脅かしてきたお化けの方(笑)に対して反射的にエンピ(肘撃ち)を見舞い、デートぶち壊し事件が勃発した事すらあるもん(笑)

そんなこんなで、俺のホラーやオカルトに対する気持は、“いかに怖がらせてくれるか”よりも、“いかに笑わせてくれるか”という部分にシフトチェンジしていくんですよ(笑)。そりゃ決してギャグで笑わしてくれってんじゃなくて、ストーリーの無理矢理な展開や、細かなディティール、ショボい特殊メイクとかさ、色々と“突っ込みポインツ”あるでしょ?

さて、えらく前置きが長くなってしまいましたが、今回の作品は、今まで俺が見たホラーやスプラッタームービー達の中でも、『悪魔の毒々モンスター』そして『悪魔の毒々モンスター東京へ行く』と並び、“これさえあればご飯2杯食える系”の作品である『BLACULA』をご紹介!

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ドラキュラ城から美術品としてロサンゼルスに運び込まれた棺。この棺は19世紀、奴隷制度に反対し、ヨーロッパに渡ったアフリカの王子、マムワルドのものだった。彼は吸血鬼ドラキュラの呪いを受けたことにより、恐ろしい“吸血鬼ブラキュラ(William Marshall)”となり眠っていたのだった。平和なロスは、ブラキュラの出現により恐怖のずんどこ…いや、どん底に突き落とされる…。

最高!(笑)。も~う“おかず”なんていらないぜ(笑)。アフロアメリカンのドラキュラだから『BLACULA』ってネーミングだけでも俺達からすれば「い~い仕事してますね~」じゃないのよ!でもね、これは俺的な解釈で言ってるだけで、実際この作品は“大真面目”に展開していくんですから誤解のないように(笑)。えらく褒めてる割には、中学の頃この作品がレンタルビデオに置いてあるの見て「うわっ!なんじゃこりゃ!だっせ~!」とか笑ってた自分を後々恥ずかしく思う傑作!しかもこの作品、翌年に続編まで作られてるってのが凄さを倍増してるわな(笑)

でもやっぱブラキュラさんが“興奮”してさ、眉毛&もみ上げボーンになる方が、月見て狼男に変身するよっか俺らにとってはFUNKYだし、結局ティナ(ヴォネッタ・マギー)という女性に恋をしまう辺りも俺らにとってはPEACEなんだわ(大笑)

それにこのサントラがいいんですよ!ホラーらしいおどろおどろしい曲なんて皆無!インストと歌モノ両方共に70年代のテイスト溢れるレアグルーヴ満載です!

ラスト…愛しさとせつなさと心強さと~♪が込み上げて来るよ

気分がハイになてきたので、明日は“続編”です(笑)



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『MOONWALKER』だよ!
ジャイケル・マクソン…いや、Michael Jackson。誰もが疑うことの無い“KING OF POP”!その凄まじいDANCEパフォーマンス、そして誰にも真似できない歌声! Jacson 5のボーカリストとしてデビューしてからというもの、ナンバー1ヒットを30曲以上世に送り出し、アルバム『スリラー』にいたっては全世界で5000万枚以上と言う天文学的数字の売上げを飛ばしている。つまり簡単に言えば“音楽界でシャレにならない記録を作り続けた伝説”なのでR。

言い換えれば“作り続けた…” や “伝説…”という表現は、ある意味“過去形”でもあるのだが(大笑)

1993年、13歳の少年に自宅であるネバーランドで性的虐待をしたという事件以後、裁判沙汰に翻弄され、華やかなステージから遠ざかるだけでなく、多くのものを失うことになる。こういった状況を、俺はある人物の人生と照らし合わせて考えていた…。

かつて飛ぶ鳥を落す勢いで瞬く間に主要3団体のヘビー級ベルトを統一し、世界最強の名をほしいままにしていた男がいた…そう、MIKE TYSON。彼も1992年に婦女暴行罪で禁固6年の判決を受け、3年間服役というボクサーとしての“空白”がなければ今頃…

“IF…”って言葉は所詮なんだけど、一寸先は闇とはよく言ったもんで、ホントにこれほど残酷に人生が逆転してしまう怖さを知った事件は少ないように思う。

しかし、トラブルがあったからといってかつての栄誉や人々からの尊敬全てが失われる訳ではなく、Michael が残した音楽や歴史は、この先もずっと語り継がれることだろうし、なにより当の本人も、今頃復活のシナリオを練っている最中なのかもしれない。そんなMichaelにエールを送る訳じゃないけど、今回ご紹介する作品は、俺が高校に入ったばっかぐらいの頃見に行った、彼が製作総指揮、主演とはりきりまくって作った作品『MOONWALKER』をご紹介!

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がしかし…この作品のストーリーをどう説明すればいいのだろうか…(笑)。まあ、途中からは世界制服を狙う悪者に対し、マイケルがロボットになったりして闘うって部分もあるんだけど、映画っちゅうかストーリーっちゅうか…ちょっと長めの“プロモーションビデオ”みたいなもんなんですよ(笑)

Joe PesciやSean Lennon、Mick Jaggerまでチョコっと出てたりしたんですけど、前半はほぼガキの頃からソロまで、彼が歌ってる映像のオンパレードだし、いよいよストーリーっぽくなったかと思ってもまたPVっぽくなってきたりと…好き勝手放題なんだわ(笑)

こんな事言うと、なんだか酷評の様になるけど、まさに人気絶頂のアーティストが、立場と金をフルに利用して好き勝手に自分による自分の為の映画を作ったという感じにしか思えないといいますか…(笑)。コレをみて映画館を出た後、何をどう受け止めればいいのか少し考えたもん俺(笑)。ストーリー的には恐ろしくつまんない。でもMichaelはたっぷり堪能できた…ん~これは映画館で公開されるべき映画なのか?…みたいな(笑)

しかしさ、なんだかんだ言って見てみ?このSmooth CriminalのPV。スゲエかっこいいでしょ!これがジャイケル…いや、Michael Jacksonな訳さ!よしとしようじゃないの!

そういえば俺、結局『キャプテンEO』って体験できなかったな~(笑)

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『THE GREAT WHITE HYPE(ファイト・マネー)』だよ!
ボクシング映画といえば、そりゃ真っ先に思い出されるのが名作『ROCKY』でしょ?俺もこれまで数え切れないくらい見てきたし、様々なシチュエーションで俺を奮い立たせてくれた大切な作品の1つ。

実力テストの前日、中間テストの前日、期末テストの前日、高校受験の前日、気合を入れる為にROCKYを見ては、最後まで見終わらない内に深い眠りに付き、テストどころではなくなり、朝ビデオを壁に叩きつけると言うほろ苦い思い出がある…。

又、初めての空手の試合時、気合を入れる為にまたまた『ROCKYⅡ』を見て望んだはいいが、思わずROCKYの生霊が乗り移り、反則である顔面パンチを相手のこめかみに「ヌウウオオオンン!」という雄たけびとともにブチカマした結果、自分は無傷で反則負けとなり、後で先生に気が遠くなる様な説教を喰らうというビタースウィートサンバな思い出もある。…

またまた、初めてBOXINGの試合に臨んだ日も、しっかりと『ROCKYⅢ』を見てイメクラ…いや、イメトレ完了だったが、あいにく時間がなくて、グラバーにKO負けし、トレーナーのミッキーが亡くなるというシーンまでしか見れなかった為、試合開始20秒でダウンを奪われるという、これまた限りなく透明に近いブルーな屈辱を味わったのであった。(ま、勝ったけどね(笑))

つまり、実際に格闘技をやってた俺にとっては、特にボクシング映画ってのは血沸き肉踊りまくるジャンルであるといえる訳です。

さて、今回ご紹介するのはそんなボクシングをテーマに、ベテランのSamuel L. Jacksonと、俺も大好きなコメディアンDamon Wayansが活躍(?)する作品『THE GREAT WHITE HYPE(邦題 ファイト・マネー)』です。

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Method Man - Bring The Pain↓


金と権力をフル活用し、自分の“息子”同然であるボクサーを使って荒稼ぎする悪徳(?)プロモーター・サルタン(Samuel L. Jackson)。一番の稼ぎ頭である38戦38勝無敗のWBI(笑)世界ヘビー級チャンピオンのローパー(Damon Wayans)は、そんなサルタンに命がけで闘ったファイトマネーを要求するが、じつは観客離れなどで金が無い。怒ったローパーを納得させる為にサルタンが考えた案は…白人の選手、しかも一度チャンプが負けたことのある現ヘビメタ歌手のテリー・コンクリン(Peter Berg)を挑戦させるという事だった…。

俺的には俳優陣それぞれの“得意分野”を考えれば、何故こういったキャスティングになったのかイマイチ不明な部分もあるっていうか(笑)。それはまずこの作品が一応『コメディ』としての要素を前面に出しているからというのが一番大きい訳だろうけど、正直笑えるような作品では…ない(笑)。つまり、笑いに精通している人間が多数出ているというのに、そういった持ち味をすっかりスポイルされるようなつくりになってるといいますか。主役の1人であるDamon Wayansはノーギャグ、それに対戦相手のテリーも含めて“ヘビー級”ってのはかなり無理があった。それから対戦を熱望するシャバスのマネージャー役で出演してるJamie Foxxに至ってはセリフも存在感も…(笑)。ま、今をときめく彼がこれほどのチョイ役で出てるって事だけでも見る価値あるかも(笑)

Samuel演じるサルタンは、行動・言動・経歴など、当たり前の様に(笑)DON KINGが頭に浮かぶわな。それに話題つくりの為、大よそタイトルとは無縁の白人を探してくる何ざ、モロに『ROCKY』マル出しだし、その相手がアマ時代に敗戦してるなんてシチュエーションは、TYSON復帰戦の相手、Henry Tillmanを髣髴させられる。つまりラスベガスを舞台に繰り広げられる物語の内容は、実際のプロボクシング界などで行われているエピソードなどがタップリ盛り込んであるといえるかな。そういった裏側で行われているスキャンダルを調べ上げようとするジャーナリスト役として、ベテランのJeff Goldblumも出演してることだしね。

ただ一つ、最後のファイトシーンを捌くレフェリーが、Richard Steeleだったのにはビ・ツ・ク・リしたね(笑)

Samuel達が対戦相手の“ホワイトホープ”を探す為に、TVで試合をあれこれ見てるってシーンがある。映し出されるのはモノホンのプロの試合。その中に『ROCKYⅤ』にも出演したJohn Wayneの甥、Tommy MorrisonがRAY MERCERにド派手なKO負けするシーンまで!…リアルタイムで見てた試合なだけに、懐かしさと哀愁が漂ってきた。

やっぱBOXINGシーンといえば俺の中では…Wesley Snipesが一番かな

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『Akeelah and the Bee』だよ!
これホントの話なんだけど、

俺は今でこそこんなトンチキな事ばっか言ってるオタンコナスなおっちゃんなんですが、幼稚園から小学校と、オカンのマンツーマン家庭教師のお陰でそこそこ勉強が出来たんです。中学に入っても好調で、学年での成績も結構なポジションをキープしてたんですが、余裕かましすぎて全く勉強しなかった為、ある時成績が順位で言えば200人くらいに追い抜かれるという散々な結果になってしまったんですよ。あちゃ~こりゃイカンと思い、『夕やけニャンニャン』ばっか見てないで勉強しようと思った矢先、ある日のホームルームで見事につるし上げられました。

みんなの前、名指しで立たされ、「知能テストがいくらよくても、勉強しないとこうなります」みたいな事を捲くし立てられたんです。今思うと、先生はきっと俺に対しての期待から、精一杯ハッパをかけたかったんだと思うんだけど、当時の俺にはそんな気持など一切伝わらず、その日以来俺はまともに机に向かうことすらなくなってしまい、徐々にドロップアウトしていくハメになっちゃったんです。

ホントにちょっとした“きっかけ”で、いい方向にも悪い方向にも簡単にシフトチェンジしちゃう時期ってありますよね。そして必ず自分自信に対する反省は、随分後になんないとわかんない…嗚呼、もちょっと勉強してれば、ココでの文章だってウィットに富んだものになっただろうに…(笑)

さて、今回ご紹介する作品は、俺とは違って、あるキッカケが人生を良い方向へ導いてくれるといった“教育映画らしい教育映画”、『Akeelah and the Bee』ですよ!

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LAに住むアキーラ・アンダーソン(Keke Palmer)は成績優秀な11歳。ある日たまたまTVのESPNで行われていた“スペリング・ビー”という競技に目がとまる。彼女は昔、亡くなった父親とよく文字並べゲームで遊んでいた思い出があるからだった。そんな彼女に学校長はスペリング・ビー出場を勧め、最初嫌々だった彼女も徐々に頭角を現す。そして彼女の才能を更に開花させる為にUCLAのララビー教授(Laurence Fishburne))がコーチとなるが…

スペリング ・ ビー…日本では聞きなれない競技ですよね。問題として出された英単語のつづり(スペル)を、正確に一文字一文字口答出来るかってな感じなんだけど、ホント日本では考えられない競技が存在するもんです。“一文字一音”の日本語と違い、英単語は複数の文字が一つの単語を形成する場合、直接“音”にならない文字や、新たに生まれる“音”が存在する。だからこそ、競技として“スペリング・ビー”が成り立つんですね~。だってさ、あんまり難しくて彼女達の年齢では問題の意味すら分からないから、まずその単語の意味を問題提出者に質問するなんてシーンも多々。強烈な競技だよ、ホント。

主役に抜擢されたのがKeke Palmer。上手いで~彼女。もちろん主役だし、今まで登場した数々の子役の中でも特に目立った表現力を持ってると思うんだけど…申し訳ない、やっぱLaurence FishburneとAngela Bassettはただの“助演”ではないね。特にAngela Bassettは難しい役だったと思うけど、スゲエ鬼気迫る迫力があってホントに素晴らしかった!

欲しいもの・求めている所が努力によりどんどん近くなり、それをもう少しで手にする距離まで登った時、自分を取り巻く周囲の状況が著しく変化し、逆に無くしたり離れてしまったりする事が彼女を悩ませる。彼女はまだ11歳の少女、全てを自分自身で打破・解決出来る年齢では無いからね。

いくらお約束と言われても、そういった時力になり助けてくれるのが家族であり仲間であり、そしてこの作品ではどうしても彼女に必要とされるのが“恩師”だったりするんだな。最後の大舞台では、酔っ払いのおっちゃんや、札付きのワル、大反対していた母親も家族も、学校の仲間も、皆彼女を応援…そして“恩師”と楽しく学んだ教えどおりの実力を発揮

…うるうる、うるうる…

亡くなった父親と照らし合わせる彼女、そして娘と照らし合わせる彼。友情よりも硬い絆が2人にはしっかりと築かれていたんだな~

…俺は思わず嗚咽、そして着火後間もなく号泣(笑)

頻繁にHOODモノやGANGモノの舞台として登場するLAのサウスセントラルだけに、沢山の人が「こうでなくてはLA物じゃねえ!」みたいな感覚が植え付けられてたりする中、家庭問題、教育問題、はたまた淡い異人種の友情・恋愛と、今までのL.A MOVIEのイメージにはなかった部分がクローズアップされていたりするのは、逆に新鮮に感じるかもしれない。取り様によっては、こんだけダーティーな部分が世界的に有名となった場所で、又そういったテーマの作品を好む人達からすれば、“フィクション”色が強く感じられたり、「んなこたない!」的な見方もあるかも…だけどさ、社会的見地だけでなく、“ある1人の女の子の物語”って感じで入っていけば、葛藤や挫折、思い出や成長、そして恋といった沢山の要素がたっぷりつまった素敵な作品だと思いますよ。だからこそ、こういった作品を純粋に“BLACK MOVIE”として楽しめる事は、ある意味必用な“理解”であり、広い“視野”なんだと思う。

しかし…スタバが映画をね~、いやはや…“時代”って感じがしますわな~(笑)

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『Purple Rain』だよ!
俺らが中学校に入って、初めて学科に“英語”という物が含まれるようになった。そりゃ小学校時代から“神童”と呼ばれ、暇さえあれば“アーノルド坊やは人気者”を見たり、デーブスペクターの繰り出すダジャレで大笑いしていた俺にとっては待ってましたって感じだった訳!(若干フィクションです)

そんな中学時代、俺らが新しく下校時の楽しみにしていたのが、“海外アーティストの曲やアルバム名を直訳してみようザ・チャンス!”というシュールかつエキサイティングな言葉遊びだった。

「んじゃさ、マドンナの“LIKE A VIRGIN”は “処○が好き” じゃね~の?」
「だったらウェザーガールズの“hallelujah・hurricane”は、”喜び!台風”…って嬉しかね~よ!」
「ケニー・ロギンスの“FOOTLOOSE”は“足がグラつく”…ってあぶね~よおい!」
「G.I.オレンジの“psychic・magic”は“超能力魔法”…ってどんな超魔術やねんっ!」

なんて思わずウィッキーさんでもサジ投げて逃げ出しそうなしょ~もない会話を繰り返してはゲラゲラ笑いながら下校してたのを思い出す…。

そんな中、一番のお気に入りだった“ネタ(笑)”が…

「PRINCEの“Let’s go ceazy”ってさ、“行くぜ、キ○ガイ”だよな!」でした(大笑)

皆が段々洋楽に目覚め、WHAMやDURAN DURANなどにうつつをぬかしてる最中、いわゆる“ROCKやPOP”というジャンルでは俺の興味の矛先として他の追撃を許さなかったのがこのPRINCEでした。今回はそんな青春駅発車時刻的時代のおもひでぽろぽろ作品『Purple Rain』をご紹介しちゃいましょう!

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ミネアポリスの人気バンド『ザ・レヴォリューション』。しかしリーダーのキッド(PRINCE)は、自ら率いるバンドメンバーとの衝突。ライバルバンド『ザ・タイム』が頭角を現し、家族との関係も悪化、恋人との恋愛関係の縺れなど様々な問題に直面する…。

そう、つまりこの作品は、彼の“半自伝的映画”なのでR。バンドやってて仲間と揉めて、結局ハッピーエンドってな作品は結構ありそうなもんだけど、あくまで現実の状況がベースになっていたり、家族との問題などが赤裸々に盛り込まれることによって、ちょいと中学生の頃の感受性では難しい問題点が露呈されてたりする。そういった部分がこの作品のリアリティを表しているが、結局はハッピーエンド(笑)。だってその後のPRINCEの活躍見ればそりゃそうなるだろうよ。ま、BATMANのスコア担当する直前までをまた映画にしてくんないかななんて思うが(笑)

相手役のApolloniaがなんとも色っぽくてさ、ちょっとHなシーンになると、まだ未開発鉄腕アトムだった俺は額とみぞおちあたりになんとも柑橘系な汗をかいたもんだ。それに「PRINCEって普段でもこんな格好してんのかよ!」ってサイケな格好でさ、しかも小っちゃい(笑)。だけどこれがなんともSEXYなんだよホントに!

しかし…この頃学校では校則で“違反ズボンや違反ガクラン”が禁止だった俺らは、街へ繰り出す時にはここぞとばかりに短ランにボンタンというBE-BOPな井出達をキメ込んでたわけだが…おそらくPRINCEを滑稽だと思ってた俺らの方が、さらに輪をかけて滑稽だった事は、今なら十分創造できる…(笑)

PRINCE…俺の中で永遠の天才…

いくらグラミーという大舞台にチュッパチャプス舐めながら現れようが…

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『YOU GOT SERVED』だよ!
俺が人前で初めて“歌って踊った”のは、小学校の頃。そう、女子から“あばれはっちゃく”というあだ名を付けられ、落ち着きが無い虚弱体質だったあの頃…

俺のデビュー曲は近藤雅彦の『ギンギラギンにさりげなく』。舞台は給食後の教室…その後先生からの指令を受けた俺は、5時間目を廊下で立ったまま過ごすハメになった…

中学の時、文化祭で“一世風靡セピア”を踊った時、俺らの練習をゲラゲラ笑いながら見てる奴等に壇上から飛び掛って行き、その後先生からの指令を受けた俺は、2回の出番を1回に減らされてしまった…。

初めてディスコに行った時、ユーロビートがけたたましく鳴り響く中、空気を全く読まずにブレイクでフロアを這いずり回っていた俺とダチは、スーツ姿のサラリーマンと喧嘩になった…

専門学校の頃行ったクラブ、スラリとした長身の外国人女性に「DANCE、ウマイネ!」と “逆ナン”された。しかしブラックライトに怪しく照らされた彼女は、“彼女”ではなく、“彼”…つまり“オカマ”だった…

THE NONFIX(大笑)

とまあ、俺にとってDANCEは正にバトル!そう、B-BOYのBはバトルのBでもあるんですよ(笑)。それもやっぱり80年代のダンスシーンってのはホントに熱かった証拠だと俺は勝手に思うんですけどね。

そういう事で個人的に80年代のダンスムービーはやっぱり“思い入れ”というものが強く、どっかで“伝説”にしてしまっているのか、その内容やダンスのレベルに関しても、現行のシーンと比較“したくなかったり”するんです(笑)。ま、今ももちろんそういったダンスムービーは製作されている訳で、もちろん俺も見てるんですが、やっぱり随分時代の流れを感じるのも事実。ただ、どっちがどうという事ではなく、あくまで“映画”としてのクオリティに視点を合わせてレビューをしていこうと思っています…が…(笑)

そんなこんなで今回ご紹介する映画ですが、すっかり人気者になったOmarionを主役に、LAでダンスに熱中する若者達のダンスバトルにスポットを当てた作品、『YOU GOT SERVED』です!

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LAの倉庫で行われるダンスバトル、デビッド(Omarion)とエルジン(Marques Houston)のチームは、彼らのチームワークで連戦連勝。地元では他のチームから一目置かれる存在になっていた。そかし彼らはダンスを続けるために“ドラッグの運び屋”も行っていた為、ある時薬絡みのトラブルに巻き込まれてしまう。バラバラになったチーム、親友の兄弟との恋愛、仲間の死、様々な苦悩を乗り越え、2人は再会し、最後のバトルへ挑戦する…。

いきなり感想を言わせていただきますが…色んな所でこの作品を見た!よかった!って声を耳にするんです…俺も直ぐに見たんです…正直かましてよかですか?……そんなにオモロいか?これ?(大笑)

ってか久しぶりに全編に渡ってダンスが見れる本格的ダンスムービーが出来た!って俺も嬉しく思ってたんですが、ん~なんだかB2KのB2KによるB2Kの為の映画って感じで、正直イマイチだったんですよね~。確かにチームでのダンスバトルはそりゃあもうアクロバティックな大技連発でホント「みんなスゲ~な~!」と感心した!…要はそれだけなんだよね(笑)。

俺が“おっ!”と思ったのは、映画の中でも主役の1人でもあるMarques Houstonの存在。以前彼が在籍していた“Immature”、俺結構好きだったんだよな~(笑)すっかり大きくなっちゃってま~、時が経つのは早いもんです。

それから俺の大好きなベテランコメディアンSteve Harveyも、若者の良き理解者的な役で出演してるんですが…彼は最高のスタンダップコメディアンだよ?笑わす役でもないのに、何故彼がやる必要があったのか…などと思ってしまう俺はわがまま?(笑)。そりゃどんなにチョイ役でも『JOHNSON FAMILY VACATION』の彼がよっぽど“らしかった”のに(笑)

しかし…後半にチョイと出てくるLIL KIM…きっつ~~!(笑)


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『AN ALAN SMITHEE FILM: BURN HOLLYWOOD BURN』だよ!
“自称映画好き”って人と話すときによくあるパターンで「え?映画好きなんですか?じゃあ俳優では誰が好きですか?」なんて質問を即座にかましてくる、大学で英検の部長やってましたみたいな三浦靖子が徹夜した様な雰囲気の女性、いますよね(笑)。ん~好きな俳優なんて山ほどいるしな~、ブラックムービー抜きで言ってもBrad Pitt、Vincent Gallo、Al Pacinoも大好きだし…。でもね、ボキはこの質問をされた時には何時でも何処でもこう即答する…

「そりゃ、もちろんJackie Chanだよ!」てね。

するとこれまた必ず三浦は、眼鏡をチョイ上げしながら、「あ~、はいはい…“じゃっきーちぇん”ですか~」と、ビックリマンチョコ買って既に持ってるシールが出た時のチビッコみたいなリアクションをかましてくるんです

なんだそりゃああああああ!ああああ~ん?なにかご不満でも?え?なになに?そんなにJackie Chanという答えじゃご不満でございやすかこのヤロ~!!!!

Jackie Chanと答えた時点で『あ、この人の“映画好き”ってその程度なんだ~』みたいな顔しやがってよお!んじゃ何かい!何て答えなら納得するんかい!Johnny Deppか?Jude Lawか?Matthew McConaugheyってか?それとも“ペ”か?ぬおおおおおおおおお~、よ~し解かった!んじゃ今から映画についてとことん語ってやろうじゃないか、お前さんもどうせ『ばぐだっとかふぇ』や『にゅーしねまぱらだいす』の素晴らしさについてのたまうんだろ?んじゃ、こっちも『片腕カンフーと空飛ぶギロチン』や『けんか空手・極真拳』についてたっぷり語らせてもらうぞゴルアアアア!

……………

…どうもスマミセン(笑)。大人気なくボクちゃん取り乱してしまいました。でもね、なんだかそんな事が多くてね、何をもって映画“通”とするのか、自称映画通という人達の価値観は解からん!(笑)

と言う事でボクちゃんはガキの頃からJackie Chanをはじめとする『アクションスター』が大好きなのであります!それはもうマニアなのであります!いやいや、カルトなのであります!いやいやいや、フリークなのでR!

かねてからJackie Chanを高く評価していたSylvester Stalloneは、彼との競演を強く望んでいたのですが、いよいよ満を持してこのトップスターの競演が実現!といえば、ボクちゃんならずともアクション映画ファンなら“血沸き肉踊る”ってな事になりません?それが今夜ご紹介する映画『AN ALAN SMITHEE FILM: BURN HOLLYWOOD BURN』でございます。

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Jackie Chan&Sylvester Stalloneだけじゃないよ!この映画では更にWhoopi Goldbergまで競演し、夢のBIG3で展開する『スーパーアクションムービー』になる…筈…だったわけだ(笑)

ぶっちゃけ言うとこの映画の主人公はこの3人では…ない!むしろ冒頭にチョロっと顔を出す程度で、ビデオジャケットを見て期待した人達をモロに裏切る形になっている(大笑)

タイトルの『AN ALAN SMITHEE FILM』と言うのは、製作した監督が納得できないままリリースしたり、何らかのトラブルで途中降板した時に使われるクレジット名。この映画は、“もし監督自らの本名がALAN SMITHEEだったら?”という大胆な仮想を元に、ハリウッドの裏側などを強烈に皮肉った暴露系映画なのだ!

そんなビッグスターがチョイ役、しかもハリウッドの暴露…なんかスッゲエ面白そうに聴こえるでしょ~…ハッキシ言って、よっぽど“暇”か“ブラック好き”の人でないとお勧め出来ません(笑)。んじゃなぜブラック好きか?なぜココで紹介するのか?とお思いでしょうが、他のキャストが結構スゲエんだよ。Chuck D(御存知PEの!).、Coolio(藤原紀香と戦った(笑))、Naomi Campbell (何処へ…)、Billy Bob Thornton(ぶっ飛ばすリスト1位)などなど、まさに層々たる顔ぶれ&層々たるチョイ役(笑)。おそらくオープニングクレジットのバックはGっぽいグラフティを見せてたし、著名なラッパーの出演などからこの映画はある程度アフロアメリカンをターゲットに製作されたのかもしれない。ジャッキーもアフロアメリカンにはとてもRRESPECTされてるしね。

まずこんなに役者がカメラ目線で“セリフ”をこなす映画は後にも先にもこれが一番だと思うし、その年のラズベリー賞を独占した事もこの作品の“スゴさ(笑)”を物語っている様に思うのだ。しかしまあ、あの社会派で鳴らすChuck Dが、よくこんな“お馬鹿映画”に出演したなぁ~と不思議に思ったり(笑)

中途半端なドキュメンタリータッチ、無意味なスターのキャスティング、あまりに無理がある設定など、どれをとっても“ハンパなく馬鹿げてる(笑)”映画!逆にブラックムービーを愛して止まない、いや、愛しすぎておかしくなりかけてる俺の様な人種には、ちょいと刺激的な“暇つぶし”になった…かもね(大大大笑)

でもさ、たまには名作や話題作なんて時代の流行に左右されず、思い切り“ダッサダサ”な映画タイムを過ごしてみるのもいかがなものでしょうか?なんだかんだカッコつけた事いってるヤツに限って、家でこっそり『悪魔の毒々モンスター』とか見てたりするもんだよ!(笑)

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『AMANDLA!(アマンドラ!希望の歌)』だよ!
まだ巷に“レンタルレコードショップ”などが多く存在してた頃、つまり小・中学生の時代、小遣いを握り締めてはちょくちょくシングル盤・LP盤といったレコードを借りにいってました。

そんな時期、俺がとても興味深く聴いた思い出があるのが、ロックの神様Bruce Springsteenなどが参加したプロジェクト『SUN CITY』。皆さん御存知でしょうか?スティーヴ・ヴァン・ザント提唱の元にボプ・ディランやマイルス・デイビスまで参加しました。色々な意味でチャリティーやムーヴメントといえば『USA FOR AFRICA』や『BAND AIDE』等が世界的にHITしましたが、この『SUN CITY』は俺の中で他のどのプロジェクトよりも強烈に印象として残っています。

アパルトヘイト…1940年代から約50年に渡って続いたアフリカ(特に南アフリカ)での人種隔離政策ですね。“アパルトヘイトの父”と形容され、原住民問題担当大臣であったヘンドリック・フェルワールド首相は、自ら指揮をとった人種差別思想の歴史的恥部を“良き隣人関係政策”といった支離滅裂な表現を残しているけど、結局は白人の独裁下、低賃金重労働を“白人以外の人種”に強制し、権利的位置関係を明確にする独裁&人種差別政策だった事に変わり無い。

彼らは“ホームランド”なる地区(国)にて種族別に別けられ、徹底的に“白人至上主義”の下、不条理な生活を余儀なくなれている。それは俺らの想像を遥かに超えた、あたりまえの“自由”が存在しない生活。もちろんネルソン・マンデラを指導者としたアフリカ民族会議(ANC)といった反抗勢力も生まれたが、政府は“バントゥ・ホームランド法”などの制定で弾圧。国連が本格的に動き出すまで、数々の指導者やキーパーソンが収監、又は命を落している。マンデラもシャープヴィル事件(確かバスボイコット系の暴動)後、1960年代に終身刑を言い渡され、1980年代後半にデクラークが大統領に就任するまでの約20年以上に渡って獄中生活を余儀なくされています。

今回ご紹介する作品は、アパルトヘイトに対し、自分達にとって唯一の、そして最も強力な武器である“音楽”を信じ、常に理不尽な差別と真正面から闘い続けた人々のドキュメンタリー『AMANDLA!(邦題 アマンドラ!希望の歌)』をご紹介します。

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「白人を怒らせたいときは歌えばいいのさ」とインタビューに答えが帰ってくるように、当時彼らが反抗という手段を表現出来るものといえば、歌うことぐらいだったに違いない。
ただでさえ暴力や迫害が日常茶飯事だった暗黒の時代、“権力”や“暴力”をこれでもかという程誇示していた白人達に対して、個人の思想や勇気など、簡単に捻り潰されていたと思う。

ただ彼らは団結し、決起し、行動する事を恐れなかった。時には大きな犠牲を払い、時には絶望を目の当たりにしながらも。何故闘わなければいけないか、それを一番明確に伝える手段が音楽だったんだと、この作品を見れば一目瞭然だった。

劇中にも名前があがる、歌手であり作曲家であった運動家ヴィシレ・ミニ。ヘンドリック・フェルワールドを強烈に皮肉った歌“フェルワールドには気をつけろ”などを作った彼は、今現在も“偉人”として人々の尊敬の対象である。しかし、そんな彼も当時はもちろんレジスタンスとして貧困地にひっそりと葬られていた。彼らがこの現代に、改めて彼の墓を掘り起こし、皆で“偉人”を弔っていたのが強烈でしたね。

HIPHOPやブラックカルチャーに興味がある人間なら、このアパルトヘイトに対して少なからず興味や関心がある人も多いと思う。この政策がどういったもので、どういった人物が関係していたか…。今では書籍だけでなく、NETで詳細を調べる事は簡単に出来る。でもね、長きに渡って続いたアパルトヘイトが崩壊し、マンデラが大統領になった後のアフリカがどうであるか?といった部分はどうであろうか。

マンデラはアパルトヘイト体制で生じた有色人種と白人の対立図式や経済不況などを解消すべく全力を尽くしたが、経済的な理由が大きい計画倒れも否めない現実。マンデラの後を継いだムベキ大統領就任後もエイズ問題や失業、また貧困から生ずる犯罪多発など問題は今でも山積みである。

あるTV番組で、エイズ孤児の幼い子供に“将来の夢は何?”と質問していた。 彼は

「白人になりたい。仕事もたくさんあるから」

と答えた。俺はそれを見てボロボロ泣いた。俺らはまだ、本当のアフリカの現状を知らなすぎる事を痛感した思いだった。彼等の願いが音楽を通じて表現されている事をこの作品で知り、またそれはただ単純な音楽表現でなく、生きるか死ぬかの中で生まれた“言霊”である事も知った。願わくば、その言霊が全世界に通じ、アフリカだけでなく戦争や内戦に苦しむ人々の平和や、生きる勇気に繋がり、差別や殺戮・支配の愚かさを全ての人間が心に刻む事を心から願う。

『BUENA VISTA SOCIAL CLUB』に酔いしれた方も多いと思うけど、この作品は更に歴史的検証や平和・人権に対するリアルなメッセージが込められた傑作音楽ドキュメンタリーだと思います。

彼らの唄は革命の唄!

正に “アマンドラ!(力を!)”!!!!!

9.11、同時多発テロが起こった今日だからこそ、平和と人権の願いを込めて

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『MO' MONEY』だよ!
“8月のにわか雨” 並みの頻度で、俺がよ~く質問される事…

「一番のおすすめブラックムービーって何ですか~?」

……ん~難しい。“ザ・たっち”の兄貴と弟の見分け方くらい難しい質問ではあるけど、そんな質問を投げかけてくる女性達の目を、俺は下條アトムばりの眼差しでジト~っと見つめつつ、大抵こう応えてきた。

「そうだな~、やっぱ『ブラックタイムマシーンディスティニー~復讐は霧のラスベガス~』だろうな」

すると必ず「へ~!んじゃレンタルビデオで探してみるわ~」なんて桃井かおりもまっ青のアンニュイな答えが帰ってくるので、俺もすかさず「いや、この作品は監督が国家機密を北のスパイに流した罪で、今コパカバーナの収容施設でさつまいも栽培に勤しんでるから、著作権の問題でレンタルされていないんだ」と蛭子能収ばりの世渡りカウンターを返す。するとこれまたお約束のごとく「え~残念!んじゃGEE-Qさん貸して下さい!」と松野明美もまっ青のコケティッシュな要求が来るので、間髪いれずに「それが俺もビデオ持ってたんだけど、ある日“小田原文化保存協会”の調査員という男が来て、「ユニセフ関連の仕事で森林伐採の反対活動を行っています。調査の対象になるので」とかなんとかで、ビデオ没収されたんだよ」といったストレンジな回答をジャガー横田の旦那の様な物腰で返してやったりするんだ…マジで…コンパで(笑)

20分後、俺の周りから女性がいなくなるという“ドーナツ化現象”に気付くわけだが…

ま、結局俺は本当のオススメとして、特に女性に対して必ずと言っていい程推薦してるのが今回ご紹介する作品『MO' MONEY』なんだわ!

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イカサマ稼業で食いつないでいるジョニー(Damon Wayans)とシーモア(Marlon Wayans)の兄弟。何時までもそんな生活続けられないと、ジョニーは働くことを決意する。しかし中々上手くいかない最中、一流企業に勤めるアンバー(Stacey Dash)という女性に一目ぼれ。得意のインチキでアルバイトとして彼女の会社で仕事を始める。次第に距離が近づいていく2人であったが、会社の裏ではキース(John Diehl)という重役が、社員を使い犯罪を行っていた…。

もう何も言う事なし!最高の映画だよ!

だってさ、ジャンルは何?って聞かれたら、“アクションサスペンスラブコメディ”って答えるもん。つまり映画に必用な楽しめる要素って奴が全部詰まってる様な作品って事。Damon Wayansのキレ芸は腹抱えて笑っちゃうし、Stacey Dashのトランジスタグラマー振りはとびきりキュート!コメディにお約束な灰汁の強~い女性キャラには、最強の呼び声も高いAlma Yvonne!うわ、「はあああ~いい、じょにいいいい~べえええいべええええ~」とニカ~っとデカイ口開けて笑う彼女を思い出した(笑)

サントラもさ、LUTHER VANDROSS & JANET JACKSON、MC LYTE、JOHNNY GILL、PUBLIC ENEMY、COLOR ME BADD、BIG DADDY KANEなどなど、JAM & LEWISプロデュースの元、最高の布陣が集った良盤でさ、もう何度となく聴き捲くりましたよ、

なにかと問題定義や社会的風刺などが多いというイメージに捕らわれやすいBLACK MOVIE。もちろん“だからこそ”って部分も実際に重要かつ大きいんだけど、中にはこういった見る人達みんなが幸せな気持で楽しめる素敵な映画が存在してるって事を知ってもらいたいんですよね。

是非、大好きな人と見て欲しい1本。

そんな相手がいない人は…

1人でこっそりと『CANDYMAN』を1から3まで見ればいいさ(大笑)



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『THE FAST AND THE FURIOUS: TOKYO DRIFT』だよ!
2001年公開された、Rob Cohen監督による『THE FAST AND THE FURIOUS(邦題 ワイルド・スピード)』は、よく翌年John Singletonにバトンタッチされ『2 FAST 2 FURIOUS(邦題 ワイルド・スピードX2)』がつくられるという人気シリーズになりましたよね。

え~!あのJohn Singletonが~!などと若干驚いたけど、コノ手の作品は監督うんぬんの問題ではなく、ただ単純にスカッとオモロい!ってな感じの娯楽作品に仕上がってた様な気がしますが、なななんと、またまた監督が交代し、新たにシリーズ最新作が出来上がっちゃった訳です。

しかも今回の舞台は…東京~!!!JAPAN~!!!GOで~す!

という事で今回はそんな“ワイスピ”シリーズ最新作『THE FAST AND THE FURIOUS: TOKYO DRIFT』をご紹介!

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TOKYO DRIFT↓


アメリカのハイスクールに通うショーン(Lucas Black)は、フットボールチームの男と車のバトルの結果、“器物破損”や“不法侵入”などの罪を問われ、逮捕を免除されるのと引き換えに、街を出る事になった。しかも行き先は、父親が住む“日本の首都・東京”。下町に住む父親の元、高校に転入するショーンだったが、そこで知り合ったカーキチのトゥインキー(Bow Wow)に、夜立体駐車場で繰り広げられているバトルに連れて行かれる。ふとした事でヤクザの叔父を持つドリキン(Brian Tee)とバトルをやるハメになったショーンだったが、結果は惨敗…しかも借りた車は大破してしまう…

まずこの作品の製作決定後、一番の話題といえば日本の俳優陣に妻夫木の名前が挙がってたりしましたよね…

出演時間約1分なんですけど(笑)

俺の間近に座っていた、ボーイジョージが性転換手術して二日酔いになったような女が、これまたデイブスペクターを無理矢理沖縄出身にした様な連れの男に、「げ~!妻夫木あれだけ~?」と、思わず売店に行って「すいません、水鉄砲あります?中味はつぶつぶオレンジで」と我を忘れた行動にでそうになる様な断末魔の奇声を発していたが、妻夫木よりもよっぽど教師役の柴田理恵や、ヤクザの親分にはソニー千葉(!)、それから銭湯にはkonishikiが浸かってるし(笑)、そういった人達の方が“おぉ~”ってな感じになったよな~。

それから、主人公が港でドリフトの練習をするシーンで、それを眺めるご意見番的な釣り人役に、元祖ドリキンのプロレーサー土屋圭市氏も出てたり!わかってるじゃんかよ~ハリウッド~!みたいな(笑)

前2作品がとにかく直線をいかに早く走るかっていう“ゼロヨン”に比重を置いていた作りに対し、今作はタイトル通り、ドリフト走行といった“テクニック”を重んじるバトルシーンが続きます。車のブレーキング&アクセル技術を屈し、ケツを振らせて滑るようにコーナーリングをかます“ドリフト”は、これまでのハイウェイとは違い、立体駐車場という狭いスペースでのバトルにも十分の迫力を演出してくれてますよ。

もちろん、東京の街中をガンガンに突っ走るシーンもありますが…これは合成!ロスのスタジオで撮ったカーチェイスを東京の風景にくっつけたそうです。なんでも出来るだよな~CGって!

それから登場する車はほぼ日本車!TOYOTA・日産・三菱・HONDAと、日本の公道を走ってる車ばかし!ま、ラストのバトルで活躍するのはムスタングなんだけど、それはまあハリウッド作品という事で(笑)

ただ、嫌な予感が的中したのも事実。要は日本が舞台というのに、日本人同士の話まで英語だったり、日本人訳を日本人が演じて無い為、みょ~~なカタコト日本語だったり。今までもこういった矛盾を感じることって結構多かったじゃないですか。あんまり気にしなくても良かったのは『BLACK RAIN』くらいだもんな~。Lucas Blackの学ラン姿もかなりキツいもんがあったしね(笑)

あ、そうそう、一番最後にサプライズゲストが出てくるんだけど、思わずニンマリの粋な演出だったよ!

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『GEE-的愛好国内女性歌姫~Miss Monday~』だよ!
まだ俺が“春色の乙女”の発する淡いモンスーンの香りにすっかり心躍らされ、ペルーの朝市に売ってあるような木彫りの人形みたいになっちゃうシャイなあんちくしょうだった頃の話。

ある日、レンタルビデオ店で名作邦画である『バカが戦車でやって来た!』を借り、ウヒョウヒョで出てきた俺の目に飛び込んできた光景は、真っ黒な俺の愛車“チョモアペット号”の左サイドに、明らかに隣に駐車してた車のサイドミラーが内輪差を考えなかった為、チルチルミチルのごとく“おもひで”として残していったであろう中央フリーウェイもビックリの直下型横一文字!「ぬおおおおおおおおお!」というアパッチの雄たけびが町内中に響き渡る中、生まれたての子馬の如くプルプル震える俺を襲うショックウェーブ…そして間もなくAクイック攻撃さながら俺に芽生える殺意(笑)。しかし、犯行車両はもう姿形もなく、俺はしょうがなく“キズタッチ”なるごまかしグッズを買いにホームセンターに出向いたのであった。

店内で流れているJ-POPなど全く耳に入らずにカー用品コーナーをあれこれ物色していた最中、ふと俺の手が止まる位なんとも小気味よいパワフルなRAPが聴こえてきたんですよ。それまでやれモー娘じゃ、smapじゃ、クリスタルキングじゃって曲が嫌っちゅう程流れてたんで、なんとも違和感がある感じだったんだけど、そのRAPナンバーが今回ご紹介する『GEE-的愛好国内女性歌姫』3人目のアーティスト“Miss Monday”の“MONDAY FREAK”だった訳です。

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Miss Monday feat. Sowelu - 暁ニ想フ↓


日本にも女性ラッパーは沢山います。でも実際に“いちげんさん”でも名前を挙げられるアーティストって少ないでしょ?だってこのMiss Mondayですら知らないって人は多いかも。それぐらい日本国内でRAPやHIPHOPにおける男女比やイメージってのは断然男性が優勢(韻を踏んでみた)な訳です。

でもね、決してHIPHOPが特別に難しい音楽でもなく、一部のコアなファンの為のものでもなく、皆が気持ちよくなれる音楽なんだって事を“優しくHOTに、しかも真剣かつハードに”教えてくれるのが彼女の様なフィーメールラッパーだったりすると思うんだよな~。

彼女もまた、“B-BOY PARK”のステージに立った数少ない女性ラッパーの1人。その活動はHIOHOPだけに留まらず、この曲『暁ニ想フ』の様に、様々なアーティストとのコラボやレゲエとの融合など、一つのジャンル留まらないにふり幅の広さを見せ、しかもHIPHOPという土壌を崩さす更にNEXT LEVELへのステップを確実にあがっているとってもカッコイイ女性だと思う。

結局、“キズタッチ”を買わずに最初に購入したアルバム『Free Ya』からはじまり、『NATURAL』、『miss rainbow』、『&I』と、毎回俺の耳に、心地良く、かつパンチの効いたライミングをかましてくれる彼女。これからもそのナチュラルな魅力に更に磨きをかけ、カックイ~ナンバーを聞かせてくれることお願いマイダーリン。

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『DROP SQUAD(秘密結社ドロップ・スクワッド・恐怖の洗脳)』だよ!
俺は一度中学生の頃“万引き”に間違われたことがある。

捨て犬が泣いていたら「きっとシルクハットを被ったイカした紳士がお前を拾ってくれるさ」と心でつぶやき、アスファルトの道路に花が咲いていたら、「光合成と葉緑素にBIG UP!」と心でつぶやき、給食で冷え冷えの“ムース”が出る日には「誰でもいい、朝起きたら全身に“かなぶん”が蜜を求めてたかってくる奇病になって学校を休んでくれ」と心でつぶやく程のハートウォーミングな俺が何故?

俺はそのコンビニで買いたい雑誌(格闘技通信)が置いてない事を確認し、店を出た後、鳥羽一郎から海と魚を引いたような風貌の店長に追いかけられ、「万引き、もうしないでね」とやさしく肩を叩かれた…。一瞬何が起こったのか世にも不思議なアメージングストーリーだった俺も、約0.8秒後に“自分が万引きと間違われた”という大惨事に気が付いたとたんにドラゴン怒りの鉄拳が込み上げてきた訳だ。

当時、「好きな日本映画は?」との問いに、決まって「勝新の『悪名』シリーズです」と応えていたFUNKYな俺は、即座にチャリをモンキーターン!速攻でコンビニに戻り、不気味な半笑いを浮かべ、おでんの具を混ぜている店長に向かって「クオルアアアアアアア!てめええええええ!」と約29分に渡って一気に罵詈雑言を捲くし立て。正義を貫いたのだった。その通称『鳥羽のテロ事件』があって以来、俺は学校へいく途中、そのコンビニ前にさしかかる度に「つぶれろ~!つぶれろ~!」と浦見魔太郎もビックリな呪文を唱えてたんだけど、ホントに3ヵ月後つぶれてやんの(笑)コレはホントの話

吸収する色々な情報や経験をそのまま行動や思想に反映してしまう様な多感な時期、何の根拠もなくただガキ1人何も買わなかったといった理由でそんな事ぬかすなんざ、必殺仕事人がだまってねえよ!ってな感じだと思いません?(笑)

長い前置きになっちまいましたが、人気時代劇シリーズに“必殺仕事人”ってのがありますよね。悪事を働いた奴らを仕事人たちがキッチリ成敗していくという痛快(?)ストーリーです。みなさんは丁度こんな感じのブラックムービーがあるってご存知ですか?

1994年にSPIKE LEEが製作総指揮を担当した作品『DROP SQUAD』を今夜はご紹介しちゃいますが、これ邦題ってか副題がスゲエんですよ、『秘密結社ドロップ・スクワッド・恐怖の洗脳』…なんか怖いでしょ(笑)

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“ドロップスクワッド”ってのはアフロアメリカンで極秘に結成され、極秘に活動している秘密結社で、白人社会にドップリ浸かったり、白人と癒着し金儲けしているアフロアメリカン達をとっ捕まえて本来アフロアメリカンとはこうでなければいけない!といった教育を施すというもの。

でも簡単に言えば「拉致・監禁」して拷問・調教を行うって感じなんだけど…これどうよ(笑)

SPIKE LEE製作という事で、様々な矛先に対し問題提示を行う彼だけに、今回は“自分達のあるべき姿”とかけ離れてきた意識や考えを持ち、利得や贅の為に魂を売った“同志”達への警告の意味も含んでいるのだろうけど…あまりにも非現実的というか何というか、感情移入がしにくかったなと言うのが率直な感想ですね。ところがこの組織、なんと実在していたらしいから驚きですよね~。ブラックパンサー党の様に“外敵に対する防衛”ではなく“身内の矯正”といいますか…。

『ER 緊急救命室』でおなじみのEriq La Salleや『REDEMPTION: THE STAN TOOKIE WILLIAMS STORY(邦題 クリップス)』の監督であるVondie Curtis-Hallも出演してます。

しかし…あの店長、今何やってんだろ?(笑)


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『SCRATCH』だよ!
高校生の時、マックでバイトしてた俺。

夏のクソ暑い時期なんて、いくら冷房が入ってるとはいえ厨房内はまるでエジプトのクリーニング屋並の刺激的な暑さな訳。そんな中、「ねえねえ、私たちの関係ってさ、人から見ればきっと“月の夜、星の空”みたいなんだよね、きっと!」なんて、さすがの俺も思わず何もかも忘れてツチノコを探す旅に出かけたくなる様なスパイシートークを交わしつつ、オーダーに散々悩んだ挙句に2人でフィレオフィッシュ1個しか注文しないという桜田門外の変もビックリな暴挙に出るカップル達もしばしば現れたりするんだこれが!。

そんな光景を、まるでネコが臭いものを嗅がされた時、目と口が締まり無い状態になるという“フレーメン反応”同様の精神状態に陥りながらも、心優しきマイトガイな俺は頼まれもしないのにマスタードガンをいつもの5倍撃ちまくるのであった。

俺がそういう過酷な状況の中でバイトに情熱を注いでいたのも、全てはHIPHOPのマストアイテムである“ターンテーブル”を購入する為。でもね、いくら機種やブランドに拘らないとはいえ、そりゃ~10万円以上の大金がかかるじゃん。いざ買いに行くって時は、初めて“流れるプール”に流された時と同じくらい興奮したさ。

今では機種も買い替え、CDJなる便利なものまで手に入れたりしたけど、あの頃の感動や情熱は今もそのままハッキリと新鮮に覚えてますよ。

そんなこんなで今回はHIPHOPのエレメントの中でも“DJ”にスポットを当てたドキュメンタリー作品『SCRATCH』をご紹介。

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Q-bert mix master mike world championship showcase 1995


70年代に産声を上げたHIPHOPの中で、DJプレイがどの様に生まれ、誰が何を表現してきたか…又どの様に進化してきたかといった歴史を、重要キーパーソン達の興味深いインタビューと共に紐解いていく。

初っ端からMix Master Mikeの超絶テクをバックに、Grand Wizard Theodoreの“スクラッチ誕生秘話”なんかもいきなり飛び出してくる。その後もAfrika BambaataaのZULU NATIONとDJ Jazzy Jayのきっかけや、自宅の地下室公開…んんん~シャレになんないレコードコレクション!

クイーンズに飛べばRoc Raida、Rob Swift、Eclips、Mista Sinistaといった“X-ECUTIONERS”の面々が練習風景などを見せてくれ、サンフランシスコではQ-BERTが4台のTTを使ってダチとセッション!

ある意味この映画を見れば、ターンテーブリスト達が繰り広げる超絶テクを目の当たりにする事で、『やっぱDJは“趣味”に留めて置こう』という気持になったもん(笑)。それほど世界のターンテーブリストのテクニックというのは人間離れしている芸術的なものだし、ただ単純にテクニックを磨いてきたのではなく、HIPHOPに対する愛情や覚悟の様なものも並々ならぬものが随所に感じ取ることが出来た。

最近でこそDJ名義での活動やアルバムリリースが増えてきたが、かつてはMCの影に隠れ、完全な“縁の下の力持”状態だったDJ。しかし、それこそアンダーグランド!、彼らのプライドや行動意欲は次第にステージを表舞台へと自ら引き上げる結果となるんだけど、それこそ気が遠くなる様な枚数のレコードを手に取り、辞めたくなるほど繰り返しスキルを磨き、様々なライバルや状況と切磋琢磨してきた結果だと思う。

事実は小説より奇なり…作り話ではない彼らの証言や、CGではない彼らのテクニックは、うむとも言わせぬ説得力と感動を俺に与えてくれました。傑作!マスト!

俺がまだ2歳の時、ZULU NATIOを立ち上げたBambaataaに最上級のRESPECTを!

しかしQ-BERT…ターンテーブルのインプラグをフェーダー左右逆にセットするなんざ…もはや正気の沙汰じゃない(笑)


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『MONSTER'S BALL(チョコレート)』だよ!
ココ最近、いきなり始めた“Halle Berry”特集、やっぱこの作品を語らなくてはいけませんよね。2001年、アフロアメリカンの女優として初めてアカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した作品『チョコレート』…。アカデミー賞だけでなくベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)を始め、その年の各国映画祭を独占した作品『チョコレート』…。

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『チョコレート』…この“邦題”を聞けば「あ!ハル・ベリーの!」ってな具合になりますが、原題である『MONSTER'S BALL』と聞いても「?」って人ばかりだと思います。劇中Billy Bob Thorntonがカフェで注文するアイスクリームが“チョコレート味”という事もありますが、以前よりアフロアメリカンを表現する際によく使われていた表現である“チョコレート”、この映画の“邦題”には持って来いである反面、ストリーリーの内容やポイントを考えるとあまりにも悲しい邦題でもあり、見終わった後なんとも複雑な気分になったのを思い出します。

それにこの映画がアカデミーにノミネートされた事が既に俺の中では“ス、スゲエエエエ!”って思ったのが、メジャー配給の作品が軒並みノミニーになる中で、どインディー作品である『MONSTER'S BALL』が大賞受賞作品になるなんて…マジでスゲエよ!

ジョージア州の刑務所で看守の仕事をしているハンク(Billy Bob Thornton)は、ある日ローレンス(Sean Combs)というアフロアメリカンの囚人の死刑に、ソニーと供にに立ち会う。ローレンスは死の間際にハンクの似顔絵を書いて死んでいった…。一方夫が罪を犯し収監されているレティシア(Halle Berry)は子供を育てつつ夜もカフェで働いていた。ある日の夜、息子が交通事故にあい、丁度通りかかったハンクと供に病院へ…父親譲りの人種差別主義者であるハンクではあったが、急速にローレンスに惹かれていく…

ジョージアという舞台設定から、人種差別が根強く残っている土地や、そこに住む人々の“感覚”や“性質”の様な物がとてもシビアに感じられる。もちろん全ての人々が…という意味ではないが、今尚“現代劇”としてこういった作品が製作されているという事が、“無くならない人種の壁”というものを露骨に表現している様で切なくなる。

ただ、この作品では“絶望”と“希望”がラストでは混在し、見るものそれぞれの解釈が選択できると思う。愛する者を無くす事で、新たな道や希望を求めようと、生きようと、全てをフラットにする…そして今までに無い感覚が生まれ、今まで経験した事がない出来事が自分自身に訪れる。それは必ずしも“幸せ”でないとしても、今置かれている絶望からは確実に離脱しているんだと思う。信じたくない事実、そして迫られる選択…俺はラストシーンで彼女が涙を浮かべてかすかに笑顔を見せたような気がします。

アカデミー賞の授賞式で、涙ながらにスピーチをしてた彼女が忘れられないね。そこで以前彼女が演じた事もあるDorothy DandridgeやDiahann Carrollといったパイオニア達、Jada Pinkett、Vivica A. Fox、Angela Bassettといった仲間達、そして彼女をこの世界に送り出すキッカケにもなったSpike Leeといった恩師に対する感謝を述べた彼女にグッと来た。COOLなスピーチが多いアカデミーだけど、我を忘れたように話してた彼女は、歴史に名を残す大偉業を成し遂げた女優という貫禄よりは、“1人のアフロアメリカン女性”としての率直な喜びが伝わってくるものだった。

Halle Berry…“ちゃんたけ好きな女性ランキング”から、決して外れることは無い…
またそのうちやります、Halle Berry特集(笑)

そして最後に一言…

Billy Bob Thorntonよ!お前をぶっ飛ばす!!(笑)

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『INTRODUCING DOROTHY DANDRIDGE(アカデミー 栄光と悲劇)』だよ!
Dorothy Dandridgeという女優をご存知でしょうか?2001年にHalle Berryがアフロアメリカンの女優として初めてオスカーを手にしたのも記憶に新しいと思いますが、その約50年前にアフロアメリカン女優として初めてアカデミーにノミネートされた伝説の女優です。

俺自身もDorothy Dandridgeの作品は、ブロードウェイミュージカルの映画化である『CARMEN JONES』しか見た事がありませんし、ミュージカル映画でありながら彼女の歌声は吹き替えだったとの事なので、それほどまでに印象が無いのが残念ではあります。

しかし、彼女の人生はそれこそ『波乱万丈』であり、42歳と言う若さで逝ってしまうまでは、様々な問題や事件が彼女を襲い、そして女優としての寿命を確実に蝕んでいった事を知りました。

今夜の作品は、そんなDorothy Dandridgeを前述にもあるHalle Berryが演じた『INTRODUCING DOROTHY DANDRIDGE(邦題 アカデミー 栄光と悲劇)』をご紹介。

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仲間や姉妹達と供にハリウッドスターを夢見るドロシー(Halle Berry)はなかなかいい仕事にめぐり合えず女優として燻る毎日。彼女の事を思い、毎日忙しく動き回り仕事を見つけるマネージャーに支えられながら、ある時ミュージカル映画のオーディションを受ける事になる。しかし、主役は“白人”という設定により門前払いを受ける彼女だったが、持ち前の色気やプライドでプロデューサーを納得させ、見事『カルメン』の主役をゲットする。そして何時しかそのプロデューサーと恋に落ちる彼女であったが…。

当時は黒人差別も色濃い時代であるが故に、そういった部分を強烈に感じる様なエピソードも満載だった。セレブとして訪れたベガスの高級ホテルでは、部屋からの出入りを禁じられ、トイレ・食堂・プールも使用禁止…しかし『自分が変える』との理由でプールサイドに現れた彼女は、おもむろに片足をプールへ…その夜プールの水は抜かれ、アフロアメリカンの作業員による清掃作業が行われていたり…。大本命としてノミネートされていたアカデミーも、“黒人は賞を取れない”というジンクス通りになったり…。実力はともかく、名声や金ですら“人種”の壁には全く無意味だった時代を改めて知った様な思いだった。

そういやHalle Berryは、自らがオスカーを手にした席上で、Dorothy Dandridgに対する敬意を表してたっけな。Dorothy Dandridgは間違いなくブラックムービーファンならずとも、忘れちゃいけない“名女優の1人”だね。

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『CATWOMAN』だよ!
前回紹介したのがHalle Berryの作品だったので、今回は同じHalle Berryでも色んな意味で正反対の作品をご紹介しちゃいましょう。

2004年のラズベリー賞で7部門にノミネート、その内4部門で最優秀を受賞し、ハル自身もワースト主演女優賞を堂々受賞したという究極の娯楽作品(笑)といえば…そう『CATWOMAN』。しかも受賞者が誰も参加した事が無いという式典に堂々と現れたHalle Berry…ん~Gina Gershon、Angelina Jolie、Charlize Theronと並んでボキが愛するハリウッドビューティーだな~と惚れ直したもんだ(笑)。

ご存知『BATMAN RETURNS』でMichelle Pfeifferが演じたあのキャットウーマン。好評だったからとりあえず“独り立ち”させてみようってんで生まれた企画。しかも演じるのはMichelle PfeifferではなくHalle Berr!!WHOOOOOOO!コレだけで最高!(笑)

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大手化粧品会社でデザイナーとして働くフィリップス(Halle Berry)は、根暗で大人しい典型的な“イケてない女”。そんな性格が災いしてか、自らの才能を表に発揮出来ずに燻る毎日。そんな彼女は自らの会社が開発した老化防止クリームに副作用がある事を知ってしまう。秘密を知られてしまった会社はフィリップスを殺してしまう…しかしその時彼女に信じられない力が…。自らに以前と違う力や習性が備わっていることに徐々に気がつく彼女、そして彼女は『キャットウーマン』として復習に乗り出す…

声を大にして言おう!『この映画の何がいけないんだああああああああああああ!!!!』

最高じゃんよ!ハルが鏡越しにロングヘアーをばっさばっさ鋏で切ってくシーンがある。ショートになった髪を鏡で見ながらフィンガーブローでシャカシャカやる…くおおおおおカッコええ!

『デートの時に着て』とプレゼントされたボンテージ風のボディスーツに金髪に近いショートヘアーでバイクを操る…ぬおおおおおおおおカッコええ!

ネコの様な仕草でニオイを嗅いだり辺りを見渡す彼女…ひょええええカワイイイイイイイ!!!

一般的なイメージはこの作品のHalleを“エロい”とか“コスプレ”とか言ってるけど、見てみ?めっちゃCOOOOLだぜ!露出も程よく馬鹿馬鹿しい雰囲気も無い、それはやっぱりHalle Berryという確かなスキルの女優が演じているからこそであり、尚且つ彼女自身がこの役・映画自体を楽しんでいるからだと思う訳だボクちゃんは!!

もっかい言おう!この映画オモロいよ!特にHalle BerryはとってもCOOLに新生CATを熱演してるし、それもやっぱオファーを“引き受けた”だけに妥協なしでHalle Berryなりのキャットウーマン像を確立してる。たまにど~でもいいような長いプロモ的なシーンもあるけど、全体通して全く退屈しない娯楽作品だと思う。

もっと極端に言えば、アメコミヒーロー物が好きならこの映画を悪く言うってありえないんじゃないかな?「じょ~だんじゃね~よ!」って声もあるかもしんないけど、Angelina Joliが『TOMB RAIDER』のLARA CROFT演じた時にあれこれ言ってたのと同じレベルというか…最終的には「んじゃ見なければいじゃん」って思うわけだぼくちゃんは(笑)

おっと、思わず“しゃろんすと~ん”様の事全く忘れてたぜ(笑)

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『B.A.P.S.』だよ!
Halle Berry…アフロアメリカン初の主演女優賞を獲得したご存知ブラックビューティーですよね。ん~俺も大ファン!『JUNGLE FEVER』でSamuel L. Jacksonのジャンキーな恋人を演じてた“あの”女性が、今やアフロアメリカンの女優陣でもTOPに位置するなんて、その時想像できましたか?俺は出来ませんでした(笑)

そんな彼女が1997年に出演した映画を今夜はご紹介しちゃいますが…みなさんこの作品知ってます?ハートフルコメディって感じかな?作品名は『B.A.P.S.』です!

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デニース(Halle Berry)とタミカ(Troy Beyer)はレストランでバイトしながら“レストラン付き美容院”を経営する事を夢見ていた。ある日MTVが『HEAVY D』がバックダンサーを募集している事を知り、2人はLAへ旅立つ決心をする。しかし結果は惨敗…ところがオーディション会場でたまたま居合わせた男にいたくダンスを気に入られ、是非契約したいとビバリーヒルズの豪邸へ招待される。しかし、実際は“ダンサー”としてではなく“女優”としてある人物の為に演じて欲しいと言う依頼だった…。

Halle Berryの主演作の中でもイマイチ知名度が低いのが残念な位、彼女の持つ女優としてのふり幅が広いって事を強烈に感じれる最高のコメディなんだけど…皆さん知ってます?
オモロイんだよ~、それに彼女やっぱスゲエ綺麗なんだ!オトボケの田舎者の役柄で、前歯に銀歯なんかチラつかせてるんだけど、やっぱHalle BerryはHalle Berry!何着ても何付けても何やってもカッコいいもんはカッコいい!ボディコン・水着・ビスチェ・パンツスーツ…あ~やっぱ俺はHalle Berryが好きなんだな~(大笑)

監督はご存知『EDDIE MURPHYの RAW』そして『THE FIVE HEARTBEATS』でおなじみのブラックムービーのヒットメーカー、Robert Townsend。

最近Halle Berryのファンになりました!って人がこの作品見たら、「Halle Berryってこんな事やってたの?」ってきっとビックリするんじゃないかな!「これはホントに“チョコレート”のオスカー女優?」ってな感じで(笑)。それぐらいこの映画のHalle BerryはFUNKYでCUTEなんだよね~!また相方のTroy Beyerが最高!ちっちゃくって丸々と太った(笑)彼女が作るSOUL FOODがなんともまあ美味そうな事!

LAの空港で2人がLL COOL Jを見つけ、ミーハー根性丸出しで矢継ぎ早に質問かましてく…
HEAVY D見つけたらミーハー根性丸出しで目の前で歌いだす…
Leon見つけたらミーハー根性丸出しで抱きついていく…

そんなシーンも数多くで笑ったよ。しかも超がつく程度派手て滑稽なヘアースタイル&ファッション!思わずジョンウォータースの『ヘアスプレー』を思い出した(笑)

内容はもちろん違うんだけど、この映画の全体的な雰囲気って『ファット・ボーイズの突撃ヘルパー』に似てるんだ~。ブルジョアな生活習慣やアイテムに慣れずに、大ボケかましまくる2人が、ファットボーイズと重なったよ(笑)

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『MIAMI VICE』
久しぶりの週末2連休という事で、これまた久しぶりに『映画館梯子観覧』をしてまいりました。しかも1日で3館3本!さすがにちょいケツが痛いんですけど(笑)。ま、かつて『1日5館5本』という記録を何気にこなしてたあの頃から、随分歳くってますしね(笑)

さて、その梯子観覧のオープニングを飾ったのが、今夜ご紹介する作品『MIAMI VICE』。1984年からスタートした人気TVドラマの映画化となった作品ってのはみなさんも御存知の事。んじゃ、この作品の監督である巨匠Michael Mannが、TVシリーズにも製作総指揮で携わり、「この作品はTVでやるにはストレスが溜っていたんだ!」ってな感じで映画化を熱望してたって事、知ってました?…実は俺もこないだ知ったんですけど(笑)

オリジナルの主演であるDon JohnsonとPhilip Michael Thomasに変わって登場するのが、今をときめく2大スターColin FarrellとJamie Foxx!果たしてどんなコンビプレーを魅せてくれたのか!?

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マイアミ警察の特捜課ソニー(Colin Farrell)とリカルド(Jamie Foxx)。売春摘発の捜査で潜入したクラブに、仲介屋から連絡が入る…。FBIが極秘で行ってきたある捜査の情報が麻薬密売組織に漏れ、潜入捜査官が殺害されるという事件が起こる。何処で誰によって情報が漏れているか解からない状況の中、ソニーとリカルドは原因を突き止めるべく“潜入操作”の任務に就く…

結論から言おう!まさにこれでもかというくらいのMichael Mann作品でR!(笑)

超メジャーな役者をキャスティングし、配給元もユニバーサル、おまけに題材が人気TVドラマ…どれをとっても“ハリウッド的超大作”の要素がてんこもり!実際にフェラーリをはじめとしてBMW、レンジローバーといった超高級車のオンパレード、自家用ジェットもブンブン飛ぶし、超高速艇を惜しげもなく爆破したりといった、ハリウッドの“お約束名物シーン”も迫力十分。

でもね、決して“スカっと爽やかアクション映画”で終わらないのがMichael Mann作品の魅力。どんなに金かかってても、どんなに派手でも、全体的に漂うブルーカラーな雰囲気、そしてほとばしる“男臭さ”は、俺的に言わせてもらえば『大人の映画』そのもの。ラストでは監督も大好きであろう“マシンガン乱れ撃ち”をハンドカメラで追う銃撃戦は真骨頂って感じで手にじんわりと汗かいたもん(笑)

どちらかと言えばColin Farrell 寄りのストーリー展開だなと感じたんだけど、今まで見たどの作品よりも、この映画のJamie Foxx はスタイリッシュでカッコよかった。なんだかんだ言って彼は“カッコイイ”役ってあんま無かったでしょ?バシっとスーツとサングラスを決め込んで銃を構える彼は、同じMichael Mann 監督作品である『ALI』や『COLLATERAL』とは全く違ったSEXYさをアピール出来たんじゃないかな。

女性陣は、今回Colin Farrell がお熱になる組織の女イザベラにGong Li が抜擢されてたけど…ん~イマイチ(笑)。俺的にはスコープ越しに見る相手に向かって「秒速8××で鉛の銃弾が脳天をぶち抜くわよ!」みたいなセリフを吐いていた捜査官の1人ジーナを演じたElizabeth Rodriguezが今回の萌え萌えチャンピオンでした(笑)

Michael Mann の“ジンワリと体に染み渡るクソ熱さ”ってのは、20代の頃よりも今、そしてきっと今よりも40代になってからの方が強烈に伝わってくるんだろうな~。やっぱ好きだわ、Michael Mann!(笑)

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『Ray』だよ!
Ray Charles…盲目のR&Bシンガーで、サザンオールスターズの“いとしのエリー”をカバーし、ピアノを弾きながら熱唱する彼をCMで見た人も多かったでしょう。だけどそれまで彼がどういった生い立ちでどういった人生を歩んできたかまでは、R&Bに関してコアな嗜好を持っている人以外は恐らくそれほど知らなかったんではないかと思います。この映画が公開されるまでは…。

今夜は2004年アカデミー賞主演男優賞を受賞した、彼の自伝作品『Ray』をご紹介します。受賞者はご存知のとおり主役であるRayを見事に演じて見せたJamie Foxxですね。

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ジョージア州の貧しい村に生まれたレイ・チャールズ・ロビンソン(Jamie Foxx)。幼い頃、弟を事故で亡くし、さらに自分自身も病気により視力を失うという悲しい事件が連続して彼ら家族を襲った。近所の老人にピアノの素晴らしさを教えてもらったRayは、その後シアトルに旅立ち、BARやバンドのツアーなどに参加し頭角を現す。がしかし、それと同時に利権のトラブルや女性関係、ドラッグの誘惑などに惑わされる…

海外のミュージシャンはその多くが金・女・薬といったキーワードは密接な関わりがあるものですが、ここまでストレートに1人の人間の人生を映像化した作品もあまりないというくらい、人間Ray Charlesに踏み込んでいるなと思いました。アメリカでも差別意識が根強い場所の出身であるにもかかわらず、ウエスタンやカントリーといった“白人音楽”を軽快に奏でるなど、音楽しかない状況の中で、音楽に賭け、音楽が出来れば内容や環境など関係なく打ち込む姿勢は、逆に盲目というハンデの中で生きていく為の“手段”、そして“愛”というものを“音”に見出した男の生き様を感じました。

それと同時に金に対する執着心、女性に対する愛欲、薬に溺れる弱さといった人間の持つ愚かな部分や率直な欲望も、その人生の中で十二分に体験してきたのだなと思いましたね。本来タブーとされるべき部分を生々しく映像化している部分はショッキングでもありましたが、改めてスポットライトを浴びる裏での苦悩や挫折といった部分が浮き彫りになり、Ray Charlesという1人のアーティストが以前より近く感じた様な気がしました。亡くなるギリギリまで音楽活動を続けれたという事も、彼にとっては幸せだったであろうし、又自分の過ちや忌まわしい思い出などを払拭する様に、ピアノを弾き、歌い続けていたんだなと思ってます。

主演のJamie Foxxですが、『MALCOLM X』でMALCOLMを演じたDenzel Washington以来、その本人とオーバーラップしてしまう程の白熱の演技で見事オスカー像を手にしました。彼は元々コメディ出身、幾つも彼の作品は見てきましたが、微塵たりとも「Jamie FoxxってRay Charlesに似てるよな~」なんて思った事はありませんでした。ハリウッド映画を見ててよく思うんですが、キャスティング担当の手腕っていうか眼力ってスゲエな~って(笑)。もちろん俳優の実力や努力はさることながら、「彼ならこうなるだろう…」といった“予測”、マジでアッパレだよな~って思いませんか?

この作品を見て、多くの芸術家がそうであるように彼もまた死後の2005年グラミー賞では8部門の受賞…何故生前にもっと評価出来ないのかというもどかしさも憶えました。R.I.P


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