GEE-Q・EIJI的黒電影熱病思考方
30代“永遠のB-BOY”GEE-Q EIJIが、ブラックムービー(黒人映画)を斬りまくるバーリトゥード・レビューなのだ~!
プロフィール

GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T

Author:GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T
好きなモノ/HIPHOP・R&B・SOUL・FUNK・JAZZ・格闘技・フィギュア・猫・犬・鮫・虎・フランスパン・苺・チョコレート・ジーナガーション・SHEILA・GO!ヒロミ44’・ゲッツ板谷etc
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キライなもの/人参・韓流ブーム・虫・ヤな奴・レンタルビデオのAVコーナーに突入してくるチビッコ・割り込んできて挨拶なしの車・笑えないお笑い・暇・etc
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小4でブレイキン、中1でグラフティ、高3でDJ、現在“HIPHOPうんちく親父”の35歳(笑)
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座右の銘
“蝶の様に舞い、蜂の様に刺す”
“来る者拒まず、去る者追わず”
“空手に先手あり、されど私闘無し”

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毎度、しょ~もない“ひとり言”のようなブログですけど、気軽にコメントなんぞ残していってください。個人的なご意見・メッセージはコメントにて“管理人のみ観覧”を選択し、メールアドレスと共に書き込んでって下さい!
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『Last Holiday』だよ!
シャバでは“ハロウィン”だそうで…

なんやらチビッコ達が仮装して家々を回り、「御菓子くれないとイタズラしちゃうじょ~!」なんて事言ってんでしょ?

え~度胸だなオイ!俺にそんな事言ってみろ!「なにいいいいい!よおおしわかった!やれるもんならやってみぃ!そんかわしおっちゃんも甘くはないで~!ちょっとでも気合が感じられない中途半端でナンパなイタズラだったら、お前らが大事にしてるビックリマシールやオシャレ魔女ラブ&ベリーの着せ替えカードを、1枚残らず百人一首に変えてやるからにゃ~!」というBJアームストロングよりも小っちゃい野望を胸に抱き、ずっと彼らを待ってるんですが…今現在、俺んちのドアを叩いたのは回覧板を持って来たとなりに住んでる具志堅クリソツのばあちゃんただ1人…

とまあ、こんなアメリカンイベントに全く縁がない状態の中、せめてココぐらいホンワカ共和国な作品をご紹介しちゃいたいという事で、今夜の作品は、“オバケカボチャ”…いや違ったQueen Latifahが体に似合わず、ちょっとした“センチメンタルジャーニー”な女性を演じた『Last Holiday』だっよ~ん。

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ニューオリンズのデパートで働くジョージア(Queen Latifah)。料理の実演販売をしている彼女が密かに思いを寄せるのが同じデパートの店員であるショーン(LL Cool J)だった。ショーンの前ではすっかり恥ずかしがり屋なジョージアであったが、ある日ショーンが彼女に実演で作ったカナッペを食べたいと話しかけてきた。すっかり舞い上がった彼女は、落っこっちゃったスプーンを拾って立ち上がった瞬間、戸棚に頭を強打!ショーンに医務室に運ばれたジョージアだったが、MRI検査の結果、自分の余命が短いことを知る。落胆した彼女が取った行動は、財産をはたいての海外旅行だった…。

J-LO主演の『Maid in Manhattan』でもおなじみの香港出身監督Wayne Wangは、いわゆる誰もが思い描くであろう“普通のラブストーリー”をそつなく撮ってるように思う。つまりこの作品に対して、Meg Ryan的サプライズ&メルヘン(笑)を求めると、どこか物足りなさを感じるかもしれない。特に男性は(笑)。

ただ、俺的に言わせて貰えば、ある程度歳くってくると(笑)、いわゆる“LOVE STORY”に関して求めるポイントが、徐々に“あたりまえが普通”であったり“等身大がREAL”って部分になってくるといいますか、悪く言えば“夢が無くなる”とも言われそうだけど、共感や納得がダイレクトに入ってくるような作品を好むようになるっていうかね(笑)

その点、この作品のLatifahは、大人であるにもかかわらず、不器用で素直、可愛くて迫力満点といった、時にはイライラ、時には微笑ましくなる等身大の大人の女性をとっても素敵に演じてくれてるんですよ。

今回もう1人の主役として出演してるのが“レディースラブクールジェームス”さん。個人的に俺はこのLL COOL Jという“ラッパー”が大好きなんですね。DEF JAMからデビューした当時、荒々しくパワフルなやんちゃ野郎だった彼は、キャリアを重ねていくにつれ、同期の連中が次々とフロントラインから姿を消していく中、今尚アルバムをリリース。それも時代に乗り遅れる事無く、個人のキャパや変化を見せつけてくれる彼をスゴイと思ってるんですね。

「あんごのなっきゅ~あ~う!まませっなっきゅ~あ~う!」とか怒鳴りまくってた彼が、オッサンになってから「へ~い、ら~ば~」みたく甘~く囁くLOVE RAPを艶っぽく奏でるようになるなんて、誰が予想出来ましたか!(笑)。ま、もちろんそんな事言うのでれば、FLAVA UNITの女BOSSとして、「う~う、れでぃふぁ~す!れでぃ~ふぁ~す!」とか言ってた が、こんな作品に出るなんて誰が予想できましたか!ってな事になるんでしょうけどね(笑)

ただね、LLのポジションってのは、よくある“男女大物2枚看板恋愛映画”とは違い、あくまで“縁の下の力持ち”的ポジションで、親方であるLatifahを支えていた西前頭四枚目だったように思う。そこらへんもまた“ニクい!”じゃん(笑)

歌う、笑わす、キレる、動く、魅せる…彼女はもう、ウーピーのポジションを掴んだも同然だと思う(笑)

それから、劇中の彼女、料理を作るシーンが多かったんだけど…果たして彼女はホントに料理とかしてんのかな?



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『TAKI 183』だよ!
何度か今までNYを訪れる事があった。その度に俺はロクに英語も話せないくせに、格安チケットとNETで安ホテルを予約し、スポーツバッグ1つで飛行機に飛び乗っていた。それはもう“勢い”と“無鉄砲”、そしてNYに対する“思い入れ”だけを武器にしてるようなもんだった。その度に俺は、マンハッタンの眩しいくらいのネオンや高層ビルよりも、バシっと印象に残るグラフティアートを探し回ってました。NYなら何処にでもありそうなもの…なんて想像してる人もいるかもしれませんが、やっぱりそれなりの所まで脚を運ばないと見れませんよね(そりゃ大都会なんだもん、そこらじゅうに落書き出来る様な所なんて無いでしょ)。

俺が見た所ではクイーンズやブロンクスはやっぱ「うわああああああ!」って絵が多く見られました。地下鉄が地下じゃなくなって見える景色に突如として現れてくる、建物の壁面にビッシリと描かれたグラフティ…何処の駅だかもわかんなく、ただ夢中で下車しハンディカムとデジカメを握り締め建物めがけてダッシュ!なんて事もよくやりました。

RAPやDJ、ダンスといったエレメントの中で、行動も利益も人々からの評価も、最も厳しいものであるグラフティ、その分アーティスト達は“命がけ”で作品をBOMBしてる事だと痛感します。そしてそれは本場NYだけでなく世界各国でそれぞれのカラーにて表現されるようになり、ここ日本にも素晴らしいグラフティアーティストが存在しています。そしてその日本を…いやアジアを代表するアーティストであり、ACCの代表でもあるTOMI-E氏。今夜は彼の半自伝的物語であり、このブログ始まって以来最初の“純日本映画”である作品『TAKI 183』をご紹介します。

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街中にグラフティを描き捲くっているトミー(塚本高史)は、仲間のカン(忍生修吾)、ハッタ(窪塚俊介)、吉野山義夫(村田充)、そしてヲンナ(加藤ローザ)達と供に渋谷の通称「スルメ屋敷」に描いた巨大なグラフィティ・アートを完成させる。何時しか渋谷で一番の待合わせ場所になったが、最高傑作を描きあげた彼らはそれから自然にそれぞれの道へ… 2年後「スルメ屋敷」が取り壊されることを知るトミーは失いかけていた情熱を取り戻したかのように1人で「スルメ屋敷」の壁面へまた挑んでいた。そんな彼に触発されてか、昔の仲間達が再び集り始め、タイムリミットである夜明けまでに皆がスプレーを手にした…。

まずタイトルである『TAKI 183』は、60年代後半からNYでグラフィティ・シーンを生み出した俺も尊敬するグラフィティのオリジネーター。TOMI-E氏がインスパイアされた人物としてタイトルもそのままって事になったんでしょう。実際に劇中に登場するグラフィティはTOMI-E氏本人の作品だけあってそりゃもう見事!出演者も事細かに色々と教えてもらった様で、実際に『描く』という行為がどういった中で、どういった作業として行われているかが、見てる人にとてもダイレクトに伝わったと思う。

映画のキャッチコピーにもなってるけど『生きる意味…行方不明』なんて若者、結構いると思う。何かに取り付かれた様に熱中できる矛先がないと、ただ不安になり、ただ臆病になり、ただ何もしない…。HIPHOPが生まれたNYでは、“何かしないと始まらない”っていうか極端に言えば“何かしないと死んじまう”って背景があったと思う。だからこそ、どこにぶつければいいか分からないフラストレーションやパッションを、STREETで表現する様になった…そいつがHIPHOPなんだと思う。この作品では、その“何か”が“描く事”であったし、描く事で仲間が集り、道が開けるばかりでなく人間的な成長や強さみたいな物が備わってくる事が描かれていたと思う。

世間一般に“落書き”と称されている…いや称されていたグラフティが、“芸術”と呼ばれるまで、認知されるまでには、アーティスト達の長く険しい戦いがあった事は間違いない。現に今でも“違法行為”として存在し、その行為に青春の全てをかけている人間も数多く存在しているのも確か。決して褒められる事ではないかもしれないが、HIPHOPはそういった状況で生まれ、そういった人間達の情熱や誇りを受け、そういった環境の中で成長し、世界的なムーヴメントになったんだよね。

前述したACC(アジアン・カン・コントローラーズ)を組織し、グラフティアーティストの共同体として、才能や人材の活動・表現のフィールドの幅を広げるTOMI-E氏には心からRESPECT!かつて『WILD STYLE』や『STYLE WAR』でグラフティアーティストが取り上げられた様に、この日本映画をキッカケに益々グラフティに対しての注目や興味が皆に広がることをマジで願う!

窪塚のファッションは「おいおいおいおい!」ってな感じでかなりイケてなかったけど、最後に皆で描いたグラフティは、主人公達の心のかっとうや感謝の様なものがすべて詰め込まれた素晴らしい作品だった。

映画館を出た後、『俺に“意味”って…?』といった主人公が口にするセリフをふと思い出した。好きな事ばかりやってた若い頃、ただそれだけで楽しかった時代、しかし好きなことばっかやってても社会に出ればそれなりに違うフィールドで戦わなければいけない…そこで何を見出し、何を手にする?意味は?…そんな事を考えながら夜歩いていた。色々な事が頭に浮かんだが、結局俺は“NON STOP”であり“I LOVE HIPHOP”なんだよ(笑)



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POSSEの諸君へ ~親方からの手紙~(大笑)
カウントダウンTVを御覧のGEE-Q POSSEの皆様、こんばんは、“アラジン”です

さて、今夜はちょっとしたブレイクタイムのブレイクダンスのブーガルビートでTKOな気分(笑)なので、ちょいとGEE-Q POSSEの皆さんに、俺がココでこんな事やってる“理由や意味”みたいなものをのたまってみようと思います。題して『ときめき浪漫・夢紀行~リバプールからの手紙~』!

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一番最初にライブドアブログにてスタートさせた『GEE-Q EIJI的黒電影熱病思考方』。手探りで始めていた当初から考えれば、こっちに移ってからと言うもの随分画面自体も“賑やか”になってきたし、まだまだ余力を残して150本目をクリアする事で、新しい作品に対する興味や、更新の継続に対する楽しみも以前より格段に大きくなっているのを実感してます。

よく親しい間柄の友人から言われる事なんですが、

「何故そこまで“くだける”必用がある?精通してる人達には誤解されたりナメられるんじゃ?…」

ってな事(笑)。

彼らは俺が小学校の頃から興味を持ち、今尚その情熱に拍車がかかっているHIPHOPやBLACK CULTUREに対する熱意はもちろん、それらを追い求める中で自然と目や耳から頭に入ってくる歴史的事実、そしてそれらに対する個人的検証などを嫌っちゅう程今まで語ってきた奴等。つまり彼らからすれば、このブログでのレビューは、随分と砕けた…いや、ふざけた内容に感じられるのでしょう。

俺はあえて特別砕けてるつもりは無いし、意識的に難しい表現や専門用語を排除している訳でもないんですけどね(笑)。ただ個人的にいつも念頭に置いているのが、サイトを訪れてくれる人達の中には、凄くBlack Movieに興味がある人もいれば、これからって人もいる事。納得や賛同といった感想もあれば、不満や反対あるのが当然。もちろんそういった全ての人達に対して一番良い形でのアプローチが出来れば最高なんだけど、やっぱどうしても“一緒に100から200へ”という事よりは、“0を10へ引き上げる”事の方へ力が入るんですよね…

偉そう?(笑)

Black Movieに限らず、様々な映画レビューが存在するNET上では、個人的に楽しみなサイトも存在するし、そういったところで繰り広げられる映画評ってのは俺の様な“筋金入りのジャンキーマニア(笑)”を唸らせる内容も沢山あったり。たまに俺自身も、文章全体を“映画批評的内容”で覆い、更に随所に歴史的事実や人物名などを絡ませたりしたくなる事もある。Black Movieを歴史的や政治的な部分から捉えたり、時には比較したりしてそこに根深く存在する問題などを検証させるほうが説得力に繋がるのか?…みたいな。

でも、それって結果的に自分にとって“だけ”のオナニーレビューになっちゃうような気がするんです(笑)。

映画の中の1つのカテゴリーとしてのBlack Movieは、突き詰めていけば1本1本深いテーマや重いメッセージが必ず存在する。それはたった一言のセリフや、極端に言えば主人公の歩き方一つとっても、俺からすれば十分“語れる”要素がある。もちろんレビューの中でそういった部分をクローズアップした表現をする事も必要だし、実際にそうしてきたつもり。

映画というコンテンツを使ってBlack Cultureの歴史を語るのではなく、Black Cultureの歴史の中に映画というものが存在するって事を伝えたいんですよね。しかもそれは決して“単なる娯楽”では片付けられない大きな存在として、彼らにとっては生活の中に溶け込んでると思うんです。

日本人の俺がこんな事を言うと「知ったかぶり」や「偉そう」等といった捉え方をする方もいるかもしれない。でもね、そこは“映画の中でもBlack Movieが特に大好き”というだけではなく、“Black Cultureの中でも映画というカテゴリーが大好き”という強い拘りがあるんですよ。だからこそ、Black Movie専門でやってる訳だし、それなりの覚悟や知識吸収、歴史の把握や理解に対する追及も、常にどん欲に行っているつもりです。所詮日本人だから…といった最悪のネガティヴ発言は、俺には通用しない…(笑)。だからこそ、日々新しい物が世に送られ続けている映画や雑誌、音楽を楽しむ事はもちろん、少しでも関連性のある書籍などに出来るだけ目を通したり。ただ単に“熱意”や“思い”では片付けられない事実や問題は、それこそ“知る”努力により“知識”にしておかなければいけないと思う。

本当のヘタレは戦場に出ても戦うことは出来ない。しかし、技術を備え、武装した戦士は“ヘタレ”を演じ、楽しむ事が出来る…by 誰?(大笑)

まだまだ決して俺自身、“戦士”とは言えないかもいしれないけど、あ~だこ~だ言ってきた中で何より嬉しく思うのは、毎度毎度自分の中で思っている「誰かもっとドキドキワクワクさせてくれ~!俺が知らない事沢山教えてくれ~!」といった知的好奇心を満たしてくれる仲間と、こうした活動の中、ココで出会えた事。これまで様々な人達が、個人的に、そしてブログに対して意見や賛同、又、指摘や反論を述べ、それに対する返答・説明・反論・迎撃(笑)も行ってきた。ただ、その中でも「コイツはスゲエ!」って頭が下がったモノホンのスペシャリストが俺の仲間GEE-Q POSSEだと胸を張って言えるわな。それは何も“知識がスゲエ!”や“経験がハンパない!”といっただけではなく、BLACK CULTUREに対する熱意・愛情、もっとハッキリ言えば“PRIDE”に対し、俺自身心からRESPECT出来る仲間だからだと思うんです。

俺はこの先もっともっと“欲”を出してガンガンにDIGを続けていくでしょう、そして得た情報や知識は、POSSEの皆で“共有”していく事になる(笑)。誰かが最初に言うわけでもなく「これ知ってる?」と皆が気軽に発言出来る間柄でいたいね。今以上に間口を大きく、沢山の人が映画や文化について興味を持ってくれるように、そして俺等自身も時には大笑いしながら、時には真剣に、時には喧嘩腰(大笑)で、みんなと接していきたいと思ってます。

好きこそものの上手なれ…POSSEと共に進む俺のHIPHOP JOURNEYは終わらない(笑)



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『Final Voyage(アトランティック・プロジェクト)』だよ!
俺は誰が何と言おうが、生涯オモロかった映画ベスト10に、必ずJan de Bont監督、Keanu Reeves主演のアクション大作『SPEED』を挙げる!

これでもかこれでもかと次々に主人公ジャックに襲い掛かるトラブル、手に汗握るスピード感溢れるアクションは何度見ても飽きないものだ。そんな『SPEED』に続編が出来ると知った時は、当然だと思う反面、たまらなく胸がわくわくしなのを覚えている。

ところがである…

その続編である『SPEED 2』には、前作で体を張ったアクションで一躍スターダムにのし上がったKeanuの姿はなく、彼の代わりに抜擢されたのは、なんとも冴えないJason Patric…。俺の悪い予感は的中し、まさしく『船』が主役のどうしようもなく無駄遣いな作品に成り下がってしまったのだった。俺は矢吹丈と12ラウンド戦って、すっかり白髪になってしまったホセ・メンドーサの様な姿で映画館を後にし、それ以降、海洋パニックに対してトラウマを抱えるようになったのだった(笑)

そんな俺であったが、凝りもせずその後も海物を結構見続けているという所がジャンキーの宿命。今回ご紹介する作品も、そんな俺のトラウマを更に強力なものにしてしまう(大笑)ICE-T出演のマリンパニック『Final Voyage(邦題 アトランティック・プロジェクト)』です!

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女優クリスティーナ(Terry Moore)と、飛行機嫌いの元アクションスターであり現ボディーガードのアーロン・カーペンター(Dylan Walsh)を乗せた飛行機がハイジャックされた。しかし、アーロンの活躍で乗客は無地、飛行機も緊急着陸する事が出来た。だがアーロンはこの騒ぎでクリスティーナとの仕事を下ろされてしまう。その代わりに与えられたのが大手スポンサー、フランクリンの娘であるグロリア(Erika Eleniak)の警護だった。2人は復元された豪華客船ブリタニック号にのりこんだが、船には金庫の中の金品を狙う為に乗船したテロリストであるジョセフ(ICE-T)が密かにシージャックの行動を開始しようとしていた…。

いきなりの感想だけど…飛行機のコックピット、豪華客船のコックピットが…ショボい!ショボすぎるぞおおおお!もうこれぞB級アクションのセットといった感じのものがバシバシ登場してくる訳だ!なんというかSteven Seagalの『UNDER SIEGE(邦題 沈黙の戦艦)』からSteven Seagalを引いた様な作品と言いますか(笑)。そういえばグロリア役のErika Eleniakはこの『UNDER SIEGE』にも出てたよな~、素っ裸でさ(大笑)。よっぽど彼女はシージャックに縁が深いと思われ…(笑)

この手の作品に付き物のセクシー系女優ですが、俺的にはアーロンの元カノで、TVリポーター役Heidi Schanzのスタイルには…ヤラれたね~!…ってかそれぐらいしかメタメタ褒める所、無いんだよな~コレが(大笑)

ただ、ホントにコノ手のB級パニックに出演が多いICE-Tだけは、相変わらずいい味出してるんですよ~。ってかここまでくるとメジャーな作品に逆に似合わなくなるんじゃないかって位、彼はB級アカデミー賞功労賞受賞!みたいなポジションにいると思う。

でもね、これ細かなディティールがショボかっただけで、内容は決してダメダメじゃなかったし、むしろ退屈せず楽しめましたよ。というのもいわゆる『ストーリー丸バレ!』というか、王道のストーリーというか、何の捻りもないとひうか、ワンパターンというか、お約束というか…(大笑)

俺らにとってはこういった作品を見っけてさ、ニヤつきながら、突っ込みながら見るひとときってのがこれまた格別な訳なんだよね(笑)。ワインではなく、焼酎なんか飲みながらさ(笑)



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『WHITE NIGHTS』だよ!
1980年代の半ばって“どうしてこうもDANCE映画が多いの?”って思うくらい幾つもダンスムービーが日本でもHITしてるんです。

『FAST FORWARD』/84年、『BREAKIN'』/84年、『ELECTRIC-BOOGALOO IS BREAKIN' 2』/84年、『FLASHDANCE』/83年、ここで触れてないものでも『FOOTLOOSE』/84年、『A CHORUS LINE』/85年と多くの作品がこうしてみると全部80年代中盤でしょ?そういやTVでも『Club DADA』や『DANCE・DANCE・DANCE』、それに『ダンス甲子園』なんてのもありましたね~。そうです、正に80年代はダンスブーム絶頂期だった訳ですよ!

さてさて、そんなこんなでもちろん今回は “ダンスムービー”、ご紹介しちゃいますよ!…でもこれダンスムービーかな?

ま、そんな事はともかく、上記の作品全てに共通しているのがダンスを通じて魅せる『青春サクセスストーリー』が殆どなんですよね~、んで今回の作品は素晴らしいダンスシーンももちろん見れますが、全体的にはサスペンスタッチになっている社会派ドラマ『WHITE NIGHTS』です。

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ソ連から亡命したダンサー、ニコライ(Mikhail Baryshnikov)は、講演先に向かう飛行機がエンジントラブルで、基地に緊急着陸する事になる。しかしそこは自らが亡命したソ連だった。ニコライは逮捕され軟禁されることになる。ニコライに監査役として付けられたのは、これまたアメリカという母国を捨てたタップダンサー、レイモンド(Gregory Hines)だった。立場・人種の違う2人は、当初互いに反発しあっていたが、才能を徐々に認め合うと同時に共同での脱走を試みる…。

これはオススメ、いい映画です。ストーリーもしっかりしたものだし、サスペンスタッチという事で、それなりの緊張感も作品全体を覆っているし、何と言ってもMikhail BaryshnikoとGregory Hinesという正真正銘のプロダンサーによる華麗なるダンスシーンは圧巻!

それにストーリーからも解かるように『アメリカ・ソ連』といういわゆる“冷戦”の時代を取り上げた作品なんですが、『ランボーⅢ』の様なあからさまなソ連バッシングでもなく(まあ、それでもアメリカ万歳映画にはかわりないが…)作品自体のクオリティを邪魔するようなものではないのも好感が持てますよ。

何と言ってもこの映画のエンディングで流れるのがLionel Ritchieの名曲『SAY YOU SAY ME』な訳だ!い~い曲なんだよね~これ!アカデミー賞の主題歌賞を受賞したのも納得だね。

そして監督であるTaylor Hackfordは音楽関係の映画を数多く撮ってて、『LA BAMBA』『CHUCK BERRY HAIL! HAIL! ROCK'N ROLL』そして最近では『RAY』も手がけている名監督!まあこの監督はその他になんといっても映画界屈指の名作『AN OFFICER AND A GENTLEMAN(邦題 愛と青春の旅立ち)』の監督でもある…といった方が解かりやすいかな。

しかしGregory Hines は凄い。3歳でもうタップデビューしてるし、ダンサーとしてだけでなく俳優、歌手、そして監督もこなすマルチな才能の持ち主。同時にデビューしたアニキとのコンビは『The Cotton Club』のワンシーンで見られますよ。この作品で酔っ払いつつ話す身の上話、それは彼自身とオーバーラップするんですねコレが。

最高のダンサー、そしてエンターティナーGregory Hines にR.I.P



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『THE DETONATOR』だよ!
みなさん知ってた?

サウスブロンクス…そう、俺らにとってまさに“聖地”でもあるHIPHOP発祥の地。前回に引き続き今回もまた主役である“Wesley Snipes a.k.aう・え・す・な” は、生まれこそフロリダだけど、育ったのはこのサウスブロンクスなんだぜ~!

……だから何?って言われれば…なんもないけど(笑)

さて、すっかり勢いをなくした感が強いオープニングになりましたが(笑)、早いものでこのブログでも盛大に繰り広げてきた『うえすな祭り』も今日で最終日となってしまいました(大笑)。名残惜しい中ご紹介する作品は、『スナイプスの大運動会』では2番目に公開されたスパイアクション『THE DETONATOR』。

武器の密輸組織の調査に乗り出した、引退間近のCIA捜査官グリフ(ウエスナ)。ルーマニアでトラブルに巻き込まれたグリフは、ナディア(Silvia Colloca)という女性を護衛し、無事アメリカへ戻るという任務を受けるが、武装した集団に襲撃され、彼女を奪われてしまう…

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ん~(笑)。決して悪くない作品なんですよ。ただ、良くもないんだよな(笑)。アメリカ版Vシネマを見てる様なんだよ(笑)

『スナイプスの大運動会』…この思い切った大運動会を仕掛けてきたソニーピクチャーズと銀座シネパトスには心から拍手を送りたい。けど… 『ザ・マークスマン』、 『デトネーター』 、『7セカンズ』と連続公開されたこの運動会、俺は初っ端の50m走である『ザ・マークスマン』だけは棄権した(笑)。それどころか、ココで紹介した残り2本も正直“本腰”を入れて“見たい”と思う作品ではなかったし、見た感想も“やっぱり”といった想定内のものだった(それでも俺はいち早く向こうのDVDで見てるんだぜ!気合が違うよ!気合が!)。

俺が最初に彼の作品を見たのがガキの頃、ジャッキーさんの映画の同時上映だった『STREETS OF GOLD(ニューヨーク・ベイサイド物語)』でした。当時は丁度、“空手バカ一代”まっさかりだった俺は、空手だけに限らず、様々な格闘技をくまなくチェキる“格闘技ヲタ”ぶりをブリブリ発揮していた為、もちろんBOXINGもレナード・ハグラー・デュラン・ハーンズの“ゴールデンミドル世代”の試合をバキバキ見てたので、妙に目の肥えた嫌~なガキだったんです。

この作品の中では主人公の1人であるAdrian PasdarのヘッポコBOXINGよりも、Wesleyの方が数倍見栄えよく、「コイツ、いいの持ってるじゃん!」などと映画館で1人うんちくをたれるクソガキぶりを発揮してたのを思い出しました。と思ったら2年後に日本で大ヒットした『MAJOR LEAGUE』を挟んで、Spike Leeの作品に連続で出演したり、HIPHOPヘッズ達の中で今も人気のある『NEW JACK CITY』にも出演、それからもSean Connery、Sylvester Stallone、Robert De Niroといった大御所との共演、又自身初のシリーズとなるSFアクション『BLADE』等、彼のキャリアはアフロアメリカン俳優の中でも豪華絢爛で順風満帆、頑固たる地位を築いていますよね。

が…最近は何故だ?何故最近は虚しい?(笑)、何故最近はイマイチ存在感が薄い?

いやいや、そんなん自分で言っててアレかもしんないが、日本で公開されてないだけで毎年バンバン映画撮ってるんだよ、この人!俺が言いたいのはね、“オモロかった”だろうが“全然オモロなかった”だろうが、そういったモロ直感的感想を持てる作品ってさ、“語れる”じゃん!

俺は思う……ウエスナよ…“ちょいと調子こきすぎたんじゃない?”(笑)

下町のボクサー、エリートサラリーマン、スラムキング、ミュージシャン、刑事、犯罪者、ドラッグスター、スポーツ選手…数々の難しい役を、彼にしか無いであろう持ち味で見事に演じてきた彼が俺は大好きなんですよ。特にSPIKE LEEの『JUNGLE FEVER』なんて、彼が単なるSTREET ACTIONやSPORTS専門俳優ではない事の証明になるターニングポイントだったと思う。だから尚更、自分を取り巻く人間やスタッフとの繋がりや関係は、大切に継続していくべきだと思うんだわさ。SPIKE LEEの映画なんて、日本で言えば“伊丹ファミリー”や“三谷ファミリー”といった具合の“繋がり”を感じるじゃないの。

超個人的意見で申し訳ないが、『大運動会』よりも『大文化祭』が見たいんです。ウエスナよ!“見せてくれ!” じゃなく “魅せてくれ!”ってな感じ。

ココでもまだ紹介してない彼の作品は山ほどあるし、もちろんそれらも根こそぎ紹介していくつもり。でもね、願わくば、絶賛したくなる“旧作”に比べ、次々と生まれていく“新作”が酷評にならない様に…ウエスナよ、あのギラギラかつモエモエなあなたの復活を期待してますですハイ(笑)



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『7 SECONDS』だよ!
カウントダウンTVをごらんの皆様、こんばんは、息っ子クラブです

ショウビズの世界ってトコはホントにサイクルが早くって、こないだまでTVでガンガン見かけてたのに、最近何処いっちゃったんだろ?ってな人、多いでしょ?もちろんTVや映画で見ないだけで、活動だけはキッチリ続けている人もいれば、完全に今何やってっか解かんなくなってる人まで様々。

やまだかつてないウインク…新加瀬大周…大事MANブラザーズバンド…つぶやきシロー…トランプマン…ウェズリースナイプス…ウェズリースナイプス????????

いるいる!まだいる!消えてねえ、消えてねえ!(笑)

ウェズリースナイプス…通称ウエスナ(わるどぉ©)、なんだかんだ言って毎年の様にコンスタントに作品に出演しているにも関わらず、何か世間での存在感が徐々に薄れ、映画の世界でもB級作品止まりが多くなり、すっかり“ブラックムービー界のジャン・クロード・バンダム”化しているウエスナ(わるどぉ©)。

しかし、そんなウエスナ(わるどぉ©)に対し、何故か9月から銀座シネパトスにて一代勃起…いや発起して大々的に開催されたのがコレ!『ウエスナ(わるどぉ©)大運動会』。なんでまた!というようなビックリ企画なんだけど、これほどまでに大大的にプッシュされてるウエスナ(わるどぉ©)を、俺みたいな“すっとこどっこい”がほっとける訳もなく、ココでも少々控えめに『ウエスナ(わるどぉ©)大運動会』上映作品である3本中、俺が見た2本を紹介してみようという訳だ!

さて、その記念すべき1本目は、ウエスナが泥棒になっちゃった!という作品『7 SECONDS』をご紹介!

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ジャックa.k.a JT(ウエスナ)は、腕利きの元軍人仲間を集め、カジノの現金輸送車を襲撃する計画を立てる。複数に別けて搬送される現金は、合計2000万ドル。十分に準備された計画通り事を進めていくJTだったが、最初の襲撃では警備部隊との銃撃戦になり断念。ところが第2の計画を準備していたJT達はすぐさまトラックの1台を捕らえ、おとりの爆弾をSET。警察がそっちに気をとられている間に倉庫に近づく彼らであったが…

冒頭、子気味よいスピード間で物語が進行していくのはいいが、子気味良すぎてイマイチ何がどうなって誰がどっちなんだよというトワイライトゾーンに巻き込まれそうになる(笑)。それに途中からストーリーに参加してくる女性軍人アンダーソン軍曹(Tamzin Outhwaite)が出てきてからは、ほぼ2人の為のストーリーになる…

激しい銃撃戦、カーチェイス、スリル、サスペンスといったアクション映画に用いられるうたい文句の全てを兼ね備えているものの…ん~ウエスナよ、何かが足りないぜ

そう!最近の彼は、本来持っていた筈である独特の『黒さ』が足りない!簡単に言えば、ウエスナでなくて他の俳優が演じてもクオリティ自体さほど変わらないであろうといった作品ばかりが目につくんですよ。なんだかんだ言って、いくらB級作品であろうが、憎々しいまでの存在感を魅せつけてくれてた時代も俺の中には確実に存在した…それが薄くなってる気がするんですよね~。

んんあああああああ!続きは明日、ありったけの愛をこめつつ、“こっぴどく”語らせてもらうぜ!(笑)

PS
これはホントに超個人的な意見で申し訳ないが…、もしこの作品そのままをジャッキーさんに監督・主演で撮ってたら…ぬおおおおおおおおお!見てえええええええええ!(大笑)



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『BIKER BOYZ』だよ!
さて、昨日の『Torque』が音速のバイクアクションでしたので、今回はもっともっとBlack寄りのバイク物をご紹介したいと思っておりますですハイ。

知ってます?『BIKER BOYZ』って作品なんですけど……

Torqueよりも1年早く作られているにも関わらず、日本では劇場公開すらされていないという作品なんですけど……

Laurence Fishburneという大物が出ているにも関わらずという作品なんですけど…

うっうっうっうっ(涙)ときどき(笑)

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BIKER BOYZ↓


LAのバイクチーム“ブラックナイツ”は、リーダーであるスモーク(Laurence Fishburn)を中心に無敵を誇っていた。そんなスモークの元でメカニックを務めていた父を持つキッド(Derek Luke)は、スモークに対して因縁めいた感情を持っていた。それは彼の父がレース事故に巻き込まれて死亡したという過去があったから。キッドは“打倒スモーク”を目的に、“バイカーボーイズ”というチームを結成し、ストリートレースの世界へ足を踏み入れていくが…

監督のReggie Rock Bythewoodは、丁度この作品と同じ年にJet LiとDMXの共演で話題となった『CRADLE 2 THE GRAVE(邦題 ブラックダイアモンド)』を撮ってるし、以前Spike Leeが金かき集めて創り上げた『Get On The Bus』では脚本まで書いてる人です。しかも元々は自分も役者だもんよ(笑)

この作品に出てくるバイクも、結構日本車が多くって、そんなにバイクに関して詳しく無い俺でさえ、スモークのスズキ・ハヤブサやスズキGSX-R1000なんてバイクは一度は憧れた名種!ってかホントにモータースポーツを扱うハリウッド作品って、“日本車”使う事、多いよね。そのうちベッソン辺りも『TAXI JAPAN』なんて作ったりしてさ、スカイラインかなんかのTAXIがブンブン飛ばすシーン見れる日が来るかも(笑)。そんときゃ運転手は…

大御所であるLaurence FishburneやDerek Luke、Orlando JonesといったキャスティングやLAという舞台を見れば『』よりもずっと“黒度数”は上だし、のっけからMos Def の“Kalifornia”なんて曲からジンワリとスタートするなんて結構カッコよかったりするじゃん。

ただ、徹底的にバイクシーンの迫力や凄さを強調する為に、CGも効果的にタップリ取り込んでいた『TORQUE』に比べて、“ここぞという見せポイント”があいまいになっていた様に思う。やっぱり因縁をもった一人の青年がのし上がっていくまでのストーリーがそこになるんだけど、そのストーリー自体が際立って良かったのか?もしくはバイクシーンが素晴らしかったのか?という点では、ばらけちゃってるというかね。

ただ、これはある意味、Black Movieらしいバイク映画であると思う。変な言い方だけど、Black Movieってさ、“アナログ感”があった方が“らしい!”って感じがするというか。ハイテク主流のシーンの中でもそういった“味”をいつも感じさせてくれるのがBlack Movieの様な気がするんですよね。LASTの対決なんてさ、“農道”みたいなトコでやるし(笑)。

特に頻繁にネタとして使われないバイクを扱った映画であれば、Cubeが出演している事もあり、どうしても『TORQUE』が頭に浮かぶ人も多い筈。ただね、Black Movieというカテゴリーの中で、この『BIKER BOYZ』を見てもらいたいと思うんです。バイク映画としてだけでなく“Black Movie”としてみてもらいたいと個人的に思う1本!。

BIKER BOYZのチームジャケットに描かれていた“バイカボイズ”というカタカナ…、あれは…

んなこたいいんだよ!「マシンは熱く!魂はCOOLに!」でしょ!(笑)



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『Torque』だよ!
F1を頂点とするモータースポーツ…何故人はスピードに見せられるのか…

俺はどっちかっていうと“F1よりはK-1”という男だからイマイチよくわからんが、世の中には熱狂的なモータースポーツファンが山ほど存在しますよね。俺の周りにも週末になれば“1人ハイティーンブギ”を未だに奏でてるバイク野郎で一番野郎のアンダルシアに憧れてるギンギラギンにさりげない野郎達が結構いますが、俺自身、バイクとの接点と言えば高校の時、先生の原チャリを破壊した時と、免許を取るときに跨ったくらいだもんな~。

実際さ、俺バイクが似合わないと思うんですよ。まずカッコからしてさ、スポーツタイプなら皮のツナギとか着てフルフェースのメット被るでしょ。

…絶対出来損ないのスタントマンみたいになるもん!俺!

んでアメリカンタイプなら皮ジャンにバンダナ巻いたりするんでしょ?

…絶対七曲署で“バンソン”とかあだ名付けられる新米ダメダメ刑事みたいになるもん!俺!

そんな理由で俺はもっぱら車、しかも四駆でゆっくりとスローライフ・スローフード・スロースinグーニーズを楽しんでるわけです。

ただ、今回ご紹介する作品は、そんな世界の音速狂にとってはヨダレ物のスピード作品『Torque』だよ~ん!

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Torque↓


かつてスゴ腕で鳴らしたバイカーであるケイリーフォード(Martin Henderson)が、久々に故郷へ戻ってくる。彼は故郷を離れる以前、ドラッグディーラーのバイカーであるヘンリー(Matt Schulze)のバイク数台をあずかていたのだが、そのバイクには取引の為のドラッグが隠されていた為、ヘンリーは返還を求めてきた。何も知らないケイリーはそれを断るのだが、ヘンリーは敵対するチーム“リーバーズ”のジュニア()を殺害し、その罪をケイリーに着せようとする。ヘンリーだけでなく、リーバーズのリーダーであるトレイ(Ice Cube)からも狙われる立場になったケイリーは、全ての事件に対するカタを付けに、そして恋人であるシェーン(Monet Mazur)との再会の為に戻ってきたのだが…

とにかくのっけからさ、ゼロヨン対決してるモンスターカーのバトルに、バイクが割って入ってくるようなシーンから始まる訳よ。しかもニトロなんてバリバリ効かせまくってる様な車をさ、バイクがウイリーしながら抜いてっちゃうんだもん!一体どんだけ早いっちゅうねん!(笑)

特に圧巻だったのが、ラストの方に登場してくる恐ろしいバイク、その名も“Y2K”。なんでもこのバイク、ヘリコプター用のジェット・エンジン積んでるらしくて、世界に10台しかないっちゅうヤツらしいんですよ(笑)。そんなもん運転できるんかい!って話ですが、そこは映画。ま~スゲエ速さで街中をぶっ飛ばしてますよ(笑)

それから、俺がこのブログでこの作品を取り上げたってのも、Cubeが出演しているからって部分が大半を占める訳だけど、『XXX2 THE NEXT LEVEL』の時も同じように思ったのが、“大凡似合う筈が無い様な役”をホントにCubeは卆無くこなすもんだなと。ツナギ着てバイク操るってキャラじゃないじゃん(笑)。ところがこれがまたカッコよくきめちゃってるから凄い!

とにもかくにもスカっと爽快!的な感覚で楽しめる映画になってると思うし、上映時間も短めだからアッと言う間に終わっちゃう様な感じがするよ…はっ、これもまたTorqueがスピード映画である事の狙いなのか…(笑)

ディーゼルエンジンの四駆に乗ってる俺には、未知の世界だよ、全く(笑)



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『Snakes on a Plane(スネークフライト)』だよ!
これ前にも言いましたが…

飛行機に乗るたびに、着陸態勢に入ると“足乗せ”を思いっきり踏み込み、あたかも自分がブレーキをかけているという途方もない妄想を働かせ、無事着陸に一役買ってる俺なんですけど、8月は2度(往復4度)出張で飛行機に乗る機会があった訳です。

そりゃ、シットダウンコメディアンとしての血が騒ぐでしょうよ!もちろん俺にとってのお客は“客室乗務員”の皆さんですよ!んで今回はどんなバカな事言って失笑買ってやろうかなと思ったんですけど、席に着き、携帯の電源を切ろうと思って取り出した瞬間に背後から速攻で「お客様、機内での携帯電話のご使用は…」といった警告を促す客室乗務員の声。なんだよ!俺は今消そうと思ってて取り出した訳だし、しかもこれから貴方達をウィットに富んだギャグを駆使し、いかにして笑わそうかなと企んでたってのによ~!といささか気分を害した俺は、満面の笑みを浮かべて、「スミマセン、カムチャツカハントウカラキタモノデ…」とカタコトで言ってやりました…マジで。

もう笑わせてあげない!バカバカバカ!(って頼まれてもね~んだけど(笑))

さて、今回の作品は、そんな飛行機を舞台に繰り広げられる超怖くて超笑える最高のパニックムービー(ちょっと大げさに褒めすぎですハイ)『Snakes on a Plane』です!

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バイクでツーリング中に、たまたまごっつ悪い奴達の親玉キム(Byron Lawson)の殺人現場を目撃し、命を狙われるハメになるショーン(Nathan Phillips)。彼を護衛し、キム逮捕を目指すFBI捜査官フリン(Samuel L. Jackson)は、ハワイから空路でLAにショーンを護送することになるが、機内にはキムの差し金で何百匹の毒蛇が、時限装置の稼動を今か今かと待ち構えていた…。

めっちゃ怖い!そしてめっちゃ笑える!

まず、何にもしなくてもさ、“毒蛇”とか言われるとビビるじゃんよ。それがウジャウジャ飛行機という密室の中に放たれる恐怖ったらないよ!しかもそのヘビがね、みんな違う模様の違うスタイルという芸コマなんだわ(笑)。

んじゃ“怖い”でいいじゃん!なんで“笑う”のさ?ってなことになるんだろうけど、例えば最初に“ヤラれる奴”ってのが、お約束中のお約束で“エッチしてるカップル”なんだよこれが(大笑)!湖のほとりの山小屋でも、サマーキャンプ地のテントの中でもなんでもない飛行機でだよ?え?何処でって?便所だよ!便所!(笑)。

んでさ、ヘビの“噛み付きポイント”ってのがいちいちイヤらしかったりオモロいんだよこれが!絶対アメリカの劇場で見てた人達って大笑いしたんじゃないかと思うよ!

ヘビ共が電気系統まで喰い散らかすもんだから、飛行機は制御不能になるんだよね、だから最初は乗客もそっちの方にビビっちゃってるんだけど、「おおおお~い!蛇もいるじゃんよおおおおお!」という恐怖のAクイック攻撃にさらされる訳だ!どうするよおおおお!こんなパニックねえべええええええ!CUBEの『Anaconda』も真っ青のパニックムービーだと断言しようこの俺が!

んで思ったんだけど、Samuel L. Jacksonの風貌や仕事柄とか考えてさ、ちょっと設定いじくってさ、日本公開のタイトルは、こんなんどうだろう…

『SHAFT×2 ~毒蛇エアライン危機一髪~』!!!!!!ってどう?(大笑)

こっちの方がなじみあって絶対いけるで~!つってもさ、残念ながらもう既に『スネークフライト』ってタイトルで公開されてんだけどね…チェッ!つまんね~の!

あ、それからこれまたお約束の様に“太ったお調子モン”約で、『Fat Albert』のKenan Thompsonが出てて、しかも一番大事な“オーラスの飛行機着陸時”なんて、どういう訳だか操縦席でSamuelと操縦桿握ってる始末…マジで“ありえね~お約束”が怒涛の如く俺をニヤケさせてくれました(笑)

もちろん、俺も前の座席を思い切り踏み込んで、着陸に協力しましたとさ(笑)



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『FORMULA 51(ケミカル51)』だよ!
いやいやいや、参りました。

連休を利用して、弟子のみなみをシバきに(笑)福岡に行ってたんですよ。んで、泊まったビジネスホテルにインターネット接続環境が整っているとの事だったんで、態々PC持ってったんですけど…そんなもんありゃしね~でやんの。

という事で1日遅れの更新になりやした。

しかしSamuel L. Jacksonもホントに“遅咲き”のスターですよね~。

まあ、日本と違って遅かれ早かれ、結果“咲く”事に成功したスターってのは、信じられないくらいの巨万の富を築くことになるんで、人生の前半戦での凹みを後半に十分取り戻すことが出来ると思うんですけどね(笑)

…となると34歳の俺もまだ捨てたもんじゃないな~…。

いきなり飛び込みでJerry Bruckheimerか何かの自宅に行ってさ「KARATE!BLACK BELT!No1!」とかなんとか言ってさ、「なかなかオモロいがな!次回作で使ったろか?」ってな事になる。んで“爆発・CG・どうでもいい感動”といった彼のお約束3連発満載の作品に、“友情を尊重し、自ら犠牲になり死んでいく格闘家”といった、どんなシチュエーションやねんという突っ込みが聴こえるような役どころで出演。スピルバーグがそれを見て、「気に入った!」とかなんとか言って、めでたく『INDIANA JONES』でJonathan Ke Quan演じるショートラウンドのスピンオフ作品の主役に抜擢!Sylvester Stalloneが是非会いたいとか言ってきて「私にとって最後のアクション映画を一緒に撮りたい」と頼まれる。条件を提示…それは偉大な貴方ともう1人、Jackie Chanと3TOPで!と提案。彼は大喜びし、Jackieさんに連絡。すると「ボクの方からお願いしたいくらいだ!」と二つ返事でOK!ベトナム戦争生き残りのイタリア系日本人ボクサーが、腕相撲大会で優勝し、香港の国際警察に招聘され、爆破工作員のSharon Stoneと恋に落ち、精武門の酔拳の達人との戦いに挑むという『THE ROCKY DRUNKEN MASTER COP(邦題 バビロニア大作戦)』という作品でアカデミーにノミネート!日本での生中継司会である藤原紀香に「日本の誇りですね!是非お会いしたい!」と言われて生電話インタビュー決行!「帰国したら食事でも」という爆弾発言に思わず紀香赤面…

ちょっと待て…じ、自分に寒気がしてきた…俺、相当疲れてる(大笑&大泣)

さてさて正気に戻ったところで、今回ご紹介する作品はアメリカ代表Samuel L. Jacksonとイギリス代表Robert Carlyle共演『FORMULA 51(邦題 ケミカル51)』です!

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薬理学を専攻し、無事卒業を迎えたエルモ・マケルロイ(Samuel L. Jackson)は、マリファナをキメ込みながらドライブすっ飛ばしてた所を逮捕されてしまう。結局その逮捕劇で人生が大きく狂ってしまったエルモは、今では裏社会でドラッグ精製稼業。そんなエルモだったが、調合の天才の名は伊達でなく、新種の麻薬“青い錠剤の開発に成功!既存する全てのドラッグの51倍の効き目があるという新薬“POS51”を引っさげ、今までの取引相手だったLAの麻薬ディーラーを裏切りイギリスのリバプールへ。そこで彼の世話をする事になるのが過去のトラウマでアメリカ人が大嫌いなフィーリクス(Robert Carlyle)という男。しかし、そんなエルモを借金をチャラにする事で雇われた女殺し屋ダコタ(Emily Mortimer)が追ってくる…。

監督はRonny Yu、そう、アジア人なんですね~。最近ではJet Li主演の『FEARLESS(邦題SPIRIT )』を監督した事でも有名ですが、それ以前は『BRIDE OF CHUCKY』や『FREDDY VS.JASON』といったホラー系なども監督してる異色な人(笑)。さすがに“ミドルマン”としてアメリカ・イギリスの人気俳優をそれぞれのお国柄を上手く対立させるような演出を随所に見せてくれますよ。食生活・ファッション・交通・女性観と、様々な“育ちの違い(笑)”でぶつかり合う2人の掛け合いは結構楽しめますね~。

派手なカーチェイスあり~の、ガンアクションあり~の、格闘あり~の、ウィットにとんだ子笑あり~ので楽しめる作品。以外にコレ見逃してる人、多くないですか?

しかし…一番強烈なのはSamuel L. Jacksonのスカート姿だよな(笑)



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『Freedomland』だよ!
今や知らない人がいないというくらい超有名人となったSamuel L. Jackson。アフロアメリカン俳優の中でも認知度だけでなく、その演技は高~く評価されていることは承知の事実。

でもね、その割には彼の作品がコンスタントにココ日本で公開されているとは思えないんだよね。だってさ、よ~く考えてみたら『Star Wars: Episode III』以来、彼を日本のスクリーンで見て無いでしょ(笑)

という事でそんな“気の毒な”SamuelにBIG UPという事で、今日から3夜連続で彼の作品をプチ特集しちゃいましょう。記念すべき初っ端にご紹介する作品『Freedomland』も、全米で拡大公開されたにも関わらず、いまだに日本公開予定は未定。でもね、これは実際微妙だと思うんだ。というのも、日本で公開されたとしても万人受けするだろうか…。

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Freedomland Movie Trailer↓


舞台はニュージャージー。アフロアメリカン達が多く暮らすプロジェクトを、夜中1人の女性が夢遊病の様にメディカルセンターへ歩いてきた。彼女の名はブレンダ(Julianne Moore)。運転中、アフロアメリカンに襲われ、車を奪われてしまったのだった。しかもその車の後部座席には彼女の息子が乗っていたという。地元の刑事であるロレンツォ(Samuel L. Jackson)は、錯乱状態の彼女に事の経緯を説明を受け捜査を開始する。同じアフロアメリカンである彼の心中は穏やかでは無く、『本当に彼女を襲ったのは黒人なのか?』という疑問さへ宿っていた。アフロアメリカン居住区が封鎖され、捜査が進み、アフリアメリカンの鬱憤が徐々に大きくなりだした頃、事件は動き出す…。

監督であるJoe Rothは、『THE FORGOTTEN』などのサイコミステリー作品を近年撮っているだけに、その主役を務めたJulianne Mooreをキャスティングしたのかも?。その『THE FORGOTTEN』でも家族の存在を隠され、あたかも変人の様に扱われる女性を演じた彼女が、この作品ではそれを更に上行く“錯乱するジャンキー(?)”な母親役を鬼気迫る迫力で熱演。皆がどう評価するか知らないけど、個人的には決して悪くない配役ではなかったのかなと思う。それほど彼女は“やつれ”、“狂気”、“号泣”という役柄が板についてきた様な気がしたもん(笑)。

まぁ監督自身『THE FORGOTTEN』の前は、どっちかっていうとコメディ作品を多く残してる人で、Black MovieといえばKeenen Ivory Wayansの『A LOW DOWN DIRTY SHAME』なんか御存知ですよね。だから、最近の『THE FORGOTTEN』といい、この『Freedomland』といい、随分と大幅なシフトチェンジを試みてるんだけど…はたして評価は?(笑)ちなみに俺が監督の作品で一番最初に見たのは、Wesley Snipesが出てたボクシング映画『STREETS OF GOLD』。たしかジャッキーさんの映画の同時上映だったような気が…(笑)。

この作品には上下巻に分かれるRichard Priceの原作があり、残念ながら俺は未読なんですけど、逆に読んでなくてよかったなと思うんです。そりゃもちろん既に読んでた作品が、その後映画化されるなんて事もよくありますが、そんな時は自分の頭に残っている感想や想像を一端リセットする作業が発生するんですよ。だってさ、期待を膨らまして、映画本来の“楽しみポイント”みたいな部分がかき消されちゃうのが嫌なんですよね。何故ならこの原作も結構売れてるみたいなので、きっとそういった部分で映画を見る人、沢山いると思うんです。

ただ、ここ最近、STREETやDRUG、GUNといったお約束アイテムを通じてではなく、現代社会における人種問題を、今の目線でテーマにしている作品は、Paul Haggis監督の『CRASH』以来、久しぶりだったような気がします。もちろんストーリーやアプローチの仕方は全くちがうんだけどね(笑)

思うに、こういった作品は、“Black Movieファン”と“映画ファン”では、評価が全く違ってくるように思う。一般的な“サスペンス作品”という視線で見れば…正直つまんないかも知れない。ただ、何らかの形でもBlack Cultureに興味を持ってる人ならば、良い意味で、言われなくても“深読み”しちゃうと思うんです。なんちゅかさ、ストーリーだけを追うんじゃなくって、アフロアメリカンのポジションや思考、状況や現状みたいな部分を。

『Do The Right Thing』とまでにはいかないにしろ、アフロアメリカンが生活の中で知らず知らずの内に溜め込まざる終えない鬱憤や不満は、あるキッカケで爆発し、拡大するんだよ、って事を改めて痛感したような気がする作品でした。

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『Shackles(スピリット・ボクシング)』だよ!
イメージ…人それぞれ、イメージってありますよね。

俺はね、たいがい初めてあった人にこう見られます。

「遊び人!」「怖っ!」「落ち着きが無い!」「騒々しい!」、「笑いの為に手段選ばない!」、「コートジボアールの駄菓子やによくいそう!」、「不安定になると変な体液分泌しそう!」、「マロン味!」、「中国の花火師と猛獣を足して花火師引いた様な感じ」など等…唯一のよく言われる褒め言葉は「年齢よりも若いですね~!」ぐらい…嗚呼…俺って一体…

ってかさ、なんでやねん!俺は暇さえあれば来年の24時間TVの事ばかり考え、歩いていれば小鳥達が肩にとまり、ゴマシオアザラシの映像を見たら無条件に泣くし、右の頬を叩かれたら左の頬を差し出し2発叩かれて4発叩きかえすピースフルジャーニー君だというのに!(笑)

ま、実際フィクションですが(笑)、でもホントのキャラと人がパッと見で感じるイメージってのは結構違ってたりしますよね。芸能人なんてホント特にそうだと思うんです。役者ってのはホントに作品によってガラリとカラーを変え、幾人もの性格や味を表現してくれますよね。時には“体形”や“年齢”までも…、いやはや本当にスゴイものです。

映画の世界でも「コイツは強烈だな~」と思ったのが、“コメディアンがシリアスを”演じたある作品。今までもJamie FoxxやChris Rockといったコメディアンがシリアスな作品に出演したりしてますが、そのどれよりも「これマジで彼???」って位の変貌振りを見せてくれたのが、D.L. Hughley!!…え?しらない?(笑)



以前このブログでも紹介し、絶賛したSPIKE LEEの『THE ORIGINAL KINGS OF COMEDY』に、Steve Harvey、Cedric the Entertainer、Bernie Macと共にツアーに参加し客席を大笑いの渦に巻き込んでいたコメディアンの彼ですよ!ベテラン勢に交ざり、彼の繰り出す下ネタはホントにオモシロくって、俺も大爆笑させてもらった記憶がある彼です。

そのD.L. Hughleyが、腐敗した少年刑務所の中で、囚人たちに教育を受けさせる教師役で、“ド”が付く程のシリアスな演技を見せてくれているのが今夜紹介する映画『Shackles(邦題 スピリット・ボクシング)』です。

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過去に暴力事件を起こし、教育の道から離れた元教師ベン(D.L. Hughley)は、教育に対する情熱を捨てきれず、シャクルトン少年刑務所の臨時教師となる。しかし、塀の中の囚人たちはおよそ教育というものには無頓着で、ストリートでサヴァイヴしてきた経験や、環境から阻害された孤独感から酷く屈折していた。ある日街角でポエムを口ずさんでいた詩人から1ドルで買った詩集に感銘を受けたベンは、さっそく生徒達に“叫ぶ”事を要求する。そしてベンはポエムの大会を開くよう要請し、生徒達も徐々に自らを表現する事に対して積極的になっていくが…。

かつて“ポエム”や“リリック”を題材にした映画は、ここでも紹介した『SLAM』などがありましたが、ポエトリーリーディングを中心に進行していくSLAMとは違い、苦悩を抱える人間の心の葛藤や、少年犯罪の実態、刑務所の中の本質といった、人間が抱える問題そして国が抱える問題に関して定義しているような作品でした。その分、全体的に散漫な感じも否めませんし、どうしてもSLAMと比較してしまう内容の為、迫力あるSaul Williamsのポエムシーンには追いついていないように感じたのも事実。ただ、それでも俺はこの映画がSLAMに劣っているとは思わない。恐らくその一つの理由として登場人物達がまだ若く、社会に対して不満や諦めを抱き、金や女に対してしか欲望を表現できないといった部分が、この映画では本当に生々しく表現されているし、何よりD.L. Hughleyは見事な演技でベンを好演しているから。

ただ教育を“与える”環境だけではダメだと思う。学校が建設され、そこに先生が居る…だけど結局“行かない”、“聞かない”、“学ばない”ってんならどうする?“世界一受けたい授業”じゃないけど、道を反れようとしている人間、いやすでに反れた人間に対して正義を説得できる人間が必要だと思うんです。それを“教える”人間がどれだけ大きい存在か…日本でも“金八先生”や“スクールウォーズ”がある様に、アメリカでも“いつも心に太陽を”や“コーチカーター”なんてのもありますよね。お約束やワンパターンといった事では片付けられない“絶対に必要な”要素がそこには存在していると思う。

大手の配給でもないインディー作品で、日本公開も無かった。だけどさ、D.L. Hughley!益々アンタのファンになったぜ!

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『BONES』だよ!
先日、会社の帰りにTSUTAYAに寄ったところ、絶対小学生の頃のあだ名は“ハカセ”だったに違いないという様な風貌の、出来損ないのできすぎ君を発見!そのできすぎ君は、DVDコーナーで“エクソシスト”と“オーメン”の2本を手に取り、難解な数式を解くべくどっちを買うべきか悩みあがいている様だった。俺は「お前に必用なのは悪魔祓いでも決断力でもない…この季節にタンクトップ1枚でいるという事に対する羞恥心だ!」と心の中でそっとつぶやいた後、NIKITAを立ち読みしてアダージョを研究し終えて再びDVDコーナーに戻ると…あのできすぎ君が今度は“リング”と“呪怨”を手に取り同じように悩んでいるのである!よっぽどホラーが好きなのかなと思い、彼を更にチェキっていると、散々悩んだあげく1本のDVDを持ってレジに向かうではないか!結局何を買うんだ???俺は既にプチできすぎ君フリークとなってり、彼の後を追ったが…彼がレジに差し出したDVDは、なななんと『機動戦士Zガンダム劇場版』だった…。俺は悲しい気分でジョークな心境になって、アイスクリームの自動販売機で葡萄シャーベットを買って笑いながら心で泣いた…。

さて、前にも言ったかもしんないけど、俺は“ホラーやオカルト映画”で怖い思いをしたという事が全然ないので、基本的にこの手の作品を見る時は、「どんな風に怖いんだろう…」ってな感覚はまず持たないんですよね。んじゃ、何期待してんだよ!って事になりますが、そりゃ簡単…ズバリ“出演者と演技”ですよ(笑)

という事で今回ご紹介する作品は、Black Movieというカテゴリーの中ではどちらかといえば少ないジャンルに含まれる“ホラータッチ”のもので、なななんとSNOOP DOGGを主役に迎えた『BONES』,行ってみましょか!

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パトリック(Khalil Kain)はシカゴのスラムにある洋館を買い取り、兄弟達と共にそこでクラブを始めようとする。しかしその洋館は、以前街を仕切っていたジミー・ボーンズ(Snoop Dogg)が住んでいた建物で、ジミーは当時仲間達に裏切られ、悲惨な死を遂げていた。しかもそのジミー殺害に加わった1人が、パトリックの父親で、今は実業家として成功していたジェレマイア(Clifton Powell)だった。不可解な現象が起こる建物だったが、なんとかオープンにまで漕ぎ着けるパトリック達であったが…

誰が何と言おうと、俺が言う!……全く怖くはない!(笑)

しかし、誰がなんと言おうと俺が言う!……とってもよく出来た作品だ!(笑)

っていうか、恐らくHIPHOPやSNOOP、はたまたBlack Movieに興味が無い人が見て、皆がオモシロいという作品かどうかは謎である。だってそういうの抜きにしたらさ、Jan de Bont監督の超つまんね~『THE HAUNTING』とあんま変わらない内容なんだもんよ(笑)

ただ、そこはBlack Movie界でもその名を轟かすErnest R. Dickerson監督作品。ただの『THE HAUNTING』では終わらず(笑)、HIPHOPをバックに、多彩な出演者、小粋なギャグ(笑)、そしてなにより“美しいグロさ”をタップリとMIXしてありますよ。

例えば…血の色。表現が難しいんだけど“朱色・しかもネットリ質”みたいなさ(笑)、それに壁面に現れるオブジェ(笑)“地獄の死者達の叫び”なんてドロドロで真っ黒でベッタベタな奴らが叫びながら喘いでるんだけど…なんだか凄く綺麗なんだ。かと思えば、生首ぶら下げて歩くSNOOPに、その生首話かけてるみたいなシーンもあってさ(笑)。ま、俺的に言えばCGをガンガンに使って撮ったシーンなんかよりも、ウジ虫が天井から降ってくる様なシーンの方が「うわっ!きっしょ~い!」見たいに思えたけどね(笑)

それからSNOOPの恋人役としてPam Grierが出てるんだけど…ま~COOOOLだぜ!大っ好きなんだよねPam Grier。これまた俺の中で全く色褪せないんだな彼女は!もちろん一般的な萌え萌え担当は彼女の娘役のBianca Lawsonなんだろうけど、…ゴメンよ、相手が悪すぎたね、Pamの前じゃ霞んでしまうよ(笑)

基本的には“復讐劇”という事で同じBlack Movieで言えば『Candyman』を思い出す人もいるかと思いますが、最初から最後までキチっと纏められ、ホラー映画に良くありがちな最初の方のイライラ感や中だるみもなくストーリーが進行していくところは良くできた作品だったと思う。それぞれのキャラもいい味出してた様に思うんだけど…ど~せホラー映画ファンは色々と難癖付けたがるんだろうな~(笑)



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『Love Don't Cost a Thing』だよ!
街を歩いていて思うんだけど、沢山のカップルがいる中で、身分相応同士のナイスカポーを見つけたら、俺はそっとやさしく心の中で、「その愛、永遠と書いて“とわ”と読めよ!」と囁きかけるのだが、「コイツ!な、なんでやねん!」って感じの中途半端なワルや、ハンチクB-BOYな野郎がモロ俺好みの女性と歩いていた場合、GEE-Q国防省は無条件に“敵”とみなし、ワザと進路を変え、正面から突入するように心がけるといった大人気ないダンディズムを見せつけているわけです。

ただ、中には、「嗚呼、きっとこの男は彼女の為にこれから努力してどんどんいい男になっていく電車男なんだな~、そしてこの女はきっと凄く男性の内面を見てくれるエルメスなんだな~」というなんとも微笑ましいのもたまにいて、この荒んだ俺のツンドラハートを一時的にリオのカーニバルへと誘ってくれるのだった。

おいおいおい、俺にとってのエルメスa.k.a NORIKA FUJIWARAよ…何処へ…

さて、今回ご紹介する作品は、最近モロに俺好みの“エキゾチック赤坂小町”とのHOTな交際が報じられ、めでたく“Qちゃん殴るリスト”に書き加えられたNick CannonとChristina Milian共演の青春ラブストーリー『Love Don't Cost a Thing』です!

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Busta Rhymes, Chingy, Fat Joe, Nick Cannon- Shorty


舞台はロス。機械化専攻志望のアルビン(Nick Cannon)は、奨学金を稼ぐ為にバイトでプール清掃をしているなんとも冴えないヘタレ男。ある日訪れた豪邸のプールサイドパーティーで見つけた女の子に一目ぼれしてしまう。その彼女は学園内でも有名なチアリーダーのパリス・モーガン(Christina Milian)だった。あまりの高嶺の花な彼女だったが、ある夜、脇見運転で親の車を追突してしまったパリス、高額な修理費が必要になった彼女にアルビンはある交換条件をのんでくれたら自分がお金を出すと宣言!それは、“2週間限定彼女”になって欲しいとの事だった…。

女が出来たという事で早速父親であるSteve HarveyがNick Cannonを部屋に呼び込み、ある箱を渡す。そこには大量のコ○ドームが!(笑)。それぞれの特性や装着方までレクチャー後、歌い躍りだす父…いいじゃないのよさ~、こんなダチみたいな関係の親子ってさ!やっぱSteve Harveyは上手いよ、唄も、踊りも、もちろん演技も(笑)

この作品はオリジナルが存在し、それをアフロアメリカン風にリメイクした作品なんですね~。ってかさ、ダメな男が恋をして、その過程の中でどんどん成長してって、しまいにゃ両方とも好きになっちゃう…なんて作品、邦画も含めてゴロゴロしてるでしょ?でもね、30を超えた今でもこの手の作品にホンワカ出来るってのは、やっぱそれが“Black Movie”だからだと思うんです。

ダサダサ男が憧れる服がショーンジョンだったり(笑)、親父が腰くねらして踊る音楽がアースだったり、デートがポエトリーリーディング鑑賞だったり…そういった細かな部分がイチイチ気になったりニンマリ出来るのも、それがBlack Movieだからだし、尚且つ俺がHIPHOPジャンキーだからなんだなと思う。

俺の“殴るリストランカー”でありながらも、なんとも冴えない青年を清々しく演じていたNick Cannonは、『Drumline』で見せた少しひねた感じの役よりも、こっちの方が断然いい味出してたように思う。この作品での彼は、思わずMarlon Wayansを彷彿したもんよ!

しかし…Christina Milianなんですが…

と~ってもきゃわゆいし、ハツラツとしていい感じだし、スタイルいいし、なんとも好感がもてるとってもキュートな女性なんですが…

……俺は……イマイチ…萌えないんだな~(笑)

むしろ「彼女、きゃわいいいいい~!」って事よりも「ま~た出てるよ!ふわっとアルバート(Kenan Thompson)の野郎!(笑)」って方に目がいっちゃったりするんだ俺は!

おかしい?俺?(笑)



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『BROTHER』だよ!
その昔、ドリフターズの『8時だよ!全員集合!』が人気絶頂だった時代、俺も週末の夜になると必ずTVに向かって「志村~!後ろ!後ろ!」なんて大騒ぎしてましたよ!いや~懐かしい!しかし、そんなモンスター番組の終焉に引導を渡したのが、裏番組である『オレたちひょうきん族』でしたね。当時漫才ブームの立役者達がオールスターキャストで出演していた“ひょうきん族”は、それこそ“お笑い番組”の伝説として今も語り継がれている訳だ。

その中でも人気コーナー“TAKECHANMAN”で主役を演じてたのが、漫才コンビ“ツービート”のビートたけし。その時点で後に映画監督をやるなんて誰が考えた事でしょうか(笑)。

メルヘンやバイオレンスを独自のセンスで映像化し、印象的な水や空の使い方で『キタノブルー』なるブランドを確立。日本映画界での評価をを飛び越え、海外で絶賛され“世界のキタノ”にまで上り詰めた北野武がいよいよハリウッドに打って出た作品、それがBLACK色満載の映画『BROTHER』でした。

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ヤクザ間の抗争事件に絡み、組を追われる事になる山本(ビートたけし)。彼はLAに留学後、音信不通になっている弟を訪ねて渡米する。しかし久し振りに再会した弟は、地元でアフロアメリカン達と共にチンピラまがいの裏稼業を行っていた。ひょんな事からイタリナンマフィアとの抗争を仕掛けた山本達は、自らのシノギを展開し、組織を拡大していくが…

10本以上ある北野武監督作品中、各国の映画祭などで何らかの賞を受賞したのが5本。だけど個人的にはそのどれより印象深く、ズシリと来るものがあり、最も好きな作品がコレなんですよね。ハリウッドうんぬん抜きにして、北野作品の持ち味が存分に堪能出来る本格派ハードボイルドムービーだと思います。

舞台がLAという事もあり、ヤクザ=マフィア・ギャングといった図式もある為、ブラックムービーでは頻繁に見られるドラッグや銃といったキーワードも映画全体を覆っているけど、やっぱり“ヤクザは何処に行ってもヤクザ”といった日本人らしい…いや、北野監督らしい解釈もキッチリと主張されているように感じる。それに、今までハリウッド映画に日本人が登場しても、ちっとも“かっこよく見えない”作品が多かった中で、これだけ日本人が色々な意味でハリウッドの俳優達に“負けてない”っていうか、ホントに絵になる事って珍しかった様に思う。『ブラックレイン』以来かな。

又、冷酷無比な犯罪が多いアメリカでは、ギャングムービーもそれなりに過激な作品が多く、銃撃戦や殺しのシーンにも慣れてしまっているというか…そんな中で日本のヤクザ独特の義理や仁義を重んじるシーンは、アメリカではきっと衝撃的に写ったに違いないと思う。

まず出演者…真木蔵人、寺島進、大杉漣、石橋凌といった北野作品常連組はもちろん、加藤雅也やジェームズ繁田といったハリウッド組、そして更に渡哲也と豪華な顔ぶれが並ぶ。本国アメリカからもOmar Eppsが準主役で出演し、義兄弟の役柄を好演してます。

地元のギャング達が、『BROTHER!』と呼ぶのではなく、『アニキ』といった日本語を使う所に、監督の拘りや、リアリティを感じずにいられなかった。それに舞台がLAになれど、ヤクザはヤクザ、北野武は北野武であった事が、なにより俺は満足できたよ。

とにかくとても“カッコイイ”映画だと思うんだ俺は。



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『THEIR EYES WERE WATCHING GOD(彼らの目は神を見ていた)』だよ!
ちょい真面目に…

みなさんは本、読みますか?特にココだから言いますけど、“アフロアメリカン文学”とか読んだりします?リチャード・ライト、ジェームス・ボールドウィン、ゲイル・ジョーンズ、フランツ・ファノンなど等…色々と読んできましたが、忘れちゃいけないのがゾラ・ニール・ハーストンですよね。

女性作家であり民俗学者でもあるハーストン、そう、アリス・ウォーカー以前よりアフロアメリカンの女流作家として文学界に名を残した先駆者ですね。ところが俺ときたら、彼女の作品は全く読んだ事がなく、辛うじてお値段チョイ高の“ゾラ・ニール・ハーストン伝”を持ってるだけにとどまっております(笑)。彼女程の人物の作品をいまだ未読なのはホント、恥ずかしい事だ(笑)。みんな、本読もう!(笑)

という事で今回ご紹介する作品は、そんなゾラ・ニール・ハーストンの代表的な原作を、オスカー女優であるGEE-Q萌え萌え艶姿小町ランキング・アフロアメリカン部門第一位のHalle Berry主演で映画化した『THEIR EYES WERE WATCHING GOD(邦題 彼らの目は神を見ていた)』ですぞよ!

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アメリカで初めて認められた“有色人種の街”であるイートンビル。その街を駆け落ち同然で飛び出していたジェイニー(Halle Berry)が、変わり果てた姿で帰ってきた。彼女は10代の頃、極貧の生活を抜け出す手段として祖母が決めた農場主の老人と結婚させられる。自由と引き換えに過酷な労働を課せられ失意のどん底だった彼女の前に、後に町長となるスタークス(Ruben Santiago-Hudson)が現れ駆け落ち、豪華な生活が彼女を潤していく。しかし、町長となったスタークスは、ジェイニーに対する態度も豹変していく…。

体当たり演技…まさにその一言だと思う。役者にはそれぞれのプライドや意地があり、時として役作りの為に極度の減量でやせ細り、また逆に信じられない増量を試みたり…。そうして彼等はキャラを作り、キャラを殺し、様々な“人物”になりきる。名女優、名俳優と呼ばれる人達は、皆そういった努力を俺達に見せてくれている。この作品のHalle Berryにもそういった役者魂が存分に感じられた。素足で泥だらけになり、顔にイモ虫を這わせ、次々と現れる男に翻弄され、時には着飾り、あっさりと見捨て、冷酷に見捨てられ、時には素っ裸で人生を迷い、血と涙を流し、幸せとは何かを模索する女性を見事に演じていると思う。決して大ファンだからという贔屓目で見てる訳でなく…ね(笑)

美しいジェイニーに恋心を抱く男たちの仲には、最近ホントお忙しくなってきたTerrence Howardの姿もチラホラ、そして結果的に最も彼女が愛し、幸せな時を過ごし、無残な別れ方をしたティーケーキ役には『BARBERSHOP』でおなじみのMichael Ealy。今、GEE-Q評議会で“殴るランキング”に入れるか入れまいか検討中の俳優だ!(笑)

一見、自由奔放に生きる女性に見えるジェイミーだけど、男性の目線で見れば…ちょっと夢の無い言い方になるけど、“慎重にふるいにかけて…”という事を一切考えない、猪突猛進型の恋しか出来ない女性に見える。それでも自分は自由に生きてきた…といえばそれまでだが、結果決して誰もが認める幸せと胸を張っていえないのであれば、“自由”という言葉の意味合いや価値観が大きく変わっていくように思える。要するに、この物語でハルが演じたジェイミーは、俺にとってはとても痛々しく見えてならない。必然的に受け入れるしか選択肢が無かった運命、そして自ら夢と希望を持って選んだ運命…我人生に悔い無し!とか言う言葉はあれど、“IF”という言葉を使うとするならば、もっともっと楽しく幸せな人生を送れた筈なんじゃないの?…ま、それは俺の様な凡人が思うヘタレな感覚なのかもしれないし、ドラマチックで不公平であるからこその感動は映画にとって必用不可欠なのかもしれないしね(笑)

映画に関係ないにしても、「いいの!私はこれで最高だったの!」と思える強さや潔さに女性たちは憧れや尊敬を持つかもしれない…でもね、野郎をもっともっと“ふるい”にかけて“知る”事を楽しんだり、見極めたりする事によって、自分だけでなく相手にとっても幸福マイルの貯まり具合みたいなものが随分違ってくると思うんだけどな~。

タイトルをつけた人は、この作品をどう捉え、どういった意味合いを持って『彼らの目は神を見ていた』という題名にしたのか…神は?彼らは?どっちがどっちで何が何?…ん~難しい!!!!!

しかし…ホント彼女は“着痩せ”するタイプだよな(笑)、やっぱ好きだわ、メタメタメタメタメタメタに!



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『bamboozled』だよ!
みなさんは『ブラックフェイス』という言葉…というかムーヴメント(?)を御存知でしょうか。1800年代初期にアメリカで流行となった“白人の芸人達が顔を黒く塗り、黒人の様な姿でダンスや歌、コメディを演じる芸能”です。ただそれだけなら“シャネルズa.k.a ラッツ&スター”なんですが、当時はまだ人種差別も色濃く残っていた時代…当然の如くその内容は、“白人による黒人蔑視色”が濃厚で、人権団体からの抗議はもちろん、ショウビズの歴史の中でも差別的意味合いが強いものとして記憶されてる訳です。

白人が黒人を…しかも差別的に…といった図式は、長いアメリカの長い人種差別の歴史で考えれば、ある意味“当然”だったのだろうと納得せざる終えない。もちろんそれは、「そりゃそうだろ」といった軽薄な意味ではなく、“無視してはいけない、忘れてはいけない”歴史の中の汚点としての解釈なんですけどね。

そんな“ブラックフェイス”を一躍ムーヴメントにまでのし上げたTV番組が『ミンストレルショー』ですが、今回ご紹介する作品は、この『ミンストレルショー』を現代に蘇らせようとする男達をSPIKE LEEが痛烈に皮肉る形で撮りあげた『bamboozled』です。余談だけど、アフロ・アメリカンの一般施設利用を制限するっちゅう南部で実際に施行されていた『ジム・クロウ法』っていう信じられない人種差別法律の由来も、この『ミンストレルショー』のキャラの名前からとったって言うからマジで驚きですよ。

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TV局に勤めるアフロアメリカン脚本家ピエール(Damon Wayans)は、局の視聴率低迷に悩み、かつて一世風靡した『ミンストレルショー』を復活させる…題して『ニューミレニアムミンストレルショー』!ダンサーのマンレイ(Savion Glover)とその相方ウォマック(Tommy Davidson)を中心に結成されたピッカリーズとアラバマポーチモンキーズによって演じられたショーは、プランテーション農場が舞台という事もプラスとなり、一部の抗議・ボイコットなどが沸き起こるが、世間一般からのウケは上々で、視聴率もアップ、番組は大流行となる。しかし、ウォマックは自分達の行動に疑問を持ち始める…。

簡単に言おう。この作品は、SPIKEが痛烈に現在もアメリカ国内に根強く残る人種差別意識の追い風となり、イメージを植えつけてしまう最も大きなメディアとしての存在意義に警笛を鳴らしたものだと思う。つまりSpikeは、ただ単にそういった歴史的偏見を考え直すキッカケを与えるだけでなく、それを創り上げてきた“白いショウビズ界”に対しての非難・反抗をこの作品で見せてくれたんだなと。

白人が黒人を演じる…ミンストレルショーの様に“あからさまな差別表現”ではないにせよ、C. Thomas Howellが演じた、『SOUL MAN』なんてのもあった。逆に黒人が白人を演じる作品もMelvin Van Peeblesの『WATERMELON MAN』をはじめ、最近ではWayans兄弟の『WHITE CHICKS』、しまいにゃ、特殊メイクを施し、白人が黒人になり、黒人が白人になって生活するTV番組『Black. White.』なるものまで登場したり…。

もちろんこういった“なりきり演技”がオモシロい!という部分を、実際コミカルに“提供”する事で需要が拡大するという事はあるかもしれない。時と場合によって、そこに差別的表現などを含めた“皮肉”もあるしだろうし、一切そういったネガティヴな部分を排除した“娯楽”として楽しめる作品も存在する。

それなら、そういった“前提”が無い場合はどうだろうか?

『EVITA』で、“アルゼンチンの聖母”エバ・ペロンを演じ、アルゼンチン国民から大顰蹙を買ったMadonnaは?インドの指導者『GANDHI』を演じたBen Kingsleyもイギリス人だぜ?。『THE LAST EMPEROR』で清朝最後の皇帝溥儀を演じたのは香港出身のJohn Lone。あげたらキリがない位、異国の異人種が演じている歴史上の人物は数多く存在するわけです。

俺は思う…映画は“感じる”や“思う”、“考える”や“楽しむ”といった感情を覚える前に、まず“見る”という行為が存在する。つまり、俺らが映画を楽しむ中で、その最も必要とする感覚は、“視覚”なんですよね。特に伝記物などの場合、キャスティングに関しては人種や国籍の違い等の問題で様々な罵詈雑言が発生するかもしれない。ただ、俺は見る物が視覚的に感情移入しやすいキャスティング、又、実際に存在する人物との個人的比較の結果、すんなりと“視覚的”に納得させられるキャスティングに関しては、心から拍手をしたい人間の1人だと思ってます。

もちろん偉大な人物の伝記などは、それを演じる俳優の思考・素行なども観客は敏感に反応する。ましてや人種や国籍が違えば尚更、痛いほど解かる事もある。ただ、その演者がキャスティングされたことに対し120%で答える演技を見せてくれたり、観客の心を逆に鷲掴みにする事だって多いじゃないですか。その人物の歩んできた歴史や人間性を著しく崩す事無く、観客が更にRESPECTする結果になれば、誰もが納得できるはずだと思う。また演者は常にそういったプレッシャーにさらされている事も俺は忘れたくない。要はね、結果だよ、結果。

だってさ、人種や国籍だけでなくても「ええええ~!」って事だってあるじゃん(笑)。MALCOLMをMario Van Peebles???、Muhammad AliをTERRENCE HOWARD???、大好きな俳優だって「?」って思う事だってあるんだから(笑)

ただ、俺が↑で述べてきた部分に“そぐわない”と思ったのが『SAYURI』。日本の伝統文化の一つとも言える“芸者”をテーマにした今作…なんと主演はZhang Ziyi!共演した日本人俳優陣も全て英語によるセリフ回し…そりゃ気~つかって本題である『MEMOIRS OF A GEISHA』を日本では摩り替える訳だ!百万歩譲っても、日本語で話せよ日本語で!

文化や歴史を話題性と許容範囲を超えた脚色で単なる“イメージ映像化”する事で崩しちゃダメだ…なめんなよ!(笑)



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『Phat Girlz』だよ!
チッキショ~!何故だ!何故そんなに美しい!藤原紀香~!

…すいません、気にしないでください、ただのノイローゼですから

さて、そんな悶々とした中で始めたいと思いますが、“異性の好み”ってのはホントに人それぞれといいますか、そこにはその人の持つフェチ性なんかも反映されたりしなかったり…ホント十人十色ですよね。

俺なんか昔はコンパなんかでも他の奴等とお目当ての女性が被る事無く、明らかに友人達からすれば「ボール!」といったノーコンの球種でも、迷う事無く「スットラ~イク!」と雄たけびをあげる始末。しかし、それは俺の中で“ストライクゾーンが広い”という意識は全く無く、キチンとど真ん中に剛速球が飛んでくる感覚なのでR!(笑)。…それでも“好み”というのはしっかりと存在している訳で、例えば“背がちっちゃい人より大きい人”や“スレンダーよりもグラマー”とか(笑)。ま、それぐらいなんですけど…すいませんね女性の皆様、好き勝手な事ばっか言って(笑)

しかし世界は広く、日本人とは全く美的感覚が異なる国だってあるじゃないですか!例えば“女性はお尻が大きいほど美しい”とか“首が長ければ長いほど美しい”とか藤原紀香は藤原紀香だからこそ美しいとか…。それは俺らが言う“フェチ”なんかとは違う、列記とした“美意識”なんでしょうね。

さて、今回ご紹介する作品は、自分の体系や容姿にコンプレックスを持つ女性の恋愛感をテーマにした“ロマンチック(?)コメディ”『Phat Girlz』をご紹介!

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ファッションデザイナーを目指しながらデパートで働くジャスミン(Mo'Nique)は、かなりの“ふとっちょ”体系に悩む女性。お店に来る客には心の中で“罵声”を浴びせながらストレスと闘う毎日。そんな中、リゾートで訪れたパームスプリングでタンド(Jimmy Jean-Louis)というハンサムな医師に出会う。ナイジェリア人である彼は、彼女がそれまでコンプレックスに思っていた“太っちょ体系”を美しいと思う文化にそだった為、彼女に一目ぼれ。はたして彼らの恋の行方は…。

実際のところ、アメリカの女性はこの作品を見てどう共感し、逆にどう拒絶するのか解からないけど、ある意味自虐的、ある意味超ポジティヴ、ある意味奇跡的(笑)といった様々な感情が混在し、そういったポイントを、見た人達がどうチョイスしていくかは、もちろんそれぞれによって異なると思います。オモロイ!と思う人もいれば女性は皆こうじゃない!と思う人もいるかもしんないし…いや、それは日本人的感覚で、単純に皆楽しめるのかも知んないし…そういった意味で映画に対する趣味思考とはまた違った感覚が働く作品の様な気もします。

どうしても体系やルックスをテーマにする事は、人種や身分と似たようにリスキーな部分も存在すると思うし、実際劇中でも主人公や仲間達が抱える悩み、そして吐き出す鬱憤などは深刻だったりするんだけど…でもね、この作品は“ラブ・コメディ”!そこはモチロンと~ってもテンポよくて、と~ってもハートウォーミングに仕上がってると思う。

なによりこれまで数々の作品に“チョイと”登場しては、毒々しいまでの強烈な存在感を見せ付けていた“怪女優” Mo'Niqueが、自ら主役を張ることに寄って水を得た魚の様に活き活きと、そして可愛く主人公を演じていたことが大きいと思う。脇を固める太っちょ仲間のステイシー役Kendra C. Johnsonもこれまた良い味出してるしね。

この作品で監督デビューとなったNnegest Likké、そう、女性監督なんですよ。これから楽しみだと思いません?

それからさ、俺直ぐに思い出したのが同じ太っちょキャラ作品である『Fat Albert』なんだけど…

はるかに『Phat Girlz』の方が大人向けです(笑)

しかし…藤原紀香、俺の中では何時までも色褪せない女神…いや、ヴィーナス…

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『THE THING WITH TWO HEADS(Mr.オセロマン・2つの顔を持つ男)』だよ!
俺はクイズ番組が嫌いだ…。決してバカだからではない!…単純に、バラエティー番組で右脳を使いたくないのだ(笑)。いつもは虎の様に孤高で、鷹の様に羽ばたき、時にはワオキツネザルの様に走る俺も、TVをみるときくらいゾウリムシでいたいのだ。ところがそんな俺も、以前毎週楽しみなクイズ番組が存在した。日曜深夜に放送されていた『カルトQ』だ!

毎回1つのテーマに関して我こそはという猛者たちが己の知識を競い合うこの番組は、バラエティとしての楽しさは勿論、俺らの様な“掘り師”にとってはこの上ない知識吸収番組だったのだ。

それにさ、なんだか惹かれない?“カルト”って響きにさ!

という事で、カルト映画といえば…皆さんパッと思い浮かぶ作品ってあります?まぁ世間一般的に言うメジャーどころではS・キューブリックの『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』、『ロッキーホラーショー』とか『猿の惑星』なんてのも“カルトムービー”と呼ばれていますわな。

俺的に言えば邦画でも東宝ホラーの傑作『マタンゴ』や、ココのブログにタイトルを登場させたことがある『馬鹿が戦車(タンク)でやってくる』、鈴木清順監督の『ツィゴイネルワイゼン』なんかもカルトムービー界を代表する(笑)作品であると思う。

ただ、俺の中で、“最高最強のカルトクラシック”と呼べるものはただ1本!それが今回ご紹介する超悲しくも超大笑いな超ありえね~超C級大作(大笑)…と言っても『悪魔の毒々モンスター』じゃねぇよ(笑)、『THE THING WITH TWO HEADS(邦題 Mr.オセロマン・2つの顔を持つ男)』しかないのだああああああ!

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超腕利きの外科医であるカーシュナー(Ray Milland)は、自らがガンに侵されていることを知るが、事もあろうにこの自意識過剰なサイコドクターは、自分程の頭脳を無くすのは後の医学会にとって大きな損失になると勝手に思い込み、とんでも騎士(ナイト)な事を考えてしまう。以前ゴリラを使っての実験で成功した“頭部移植手術”を実際に自分の頭でやっちまおうってな事になるわけだ!それに、なななんと死刑囚に志願者を募るという泉谷しげるもビックリの暴挙に出るのであった。しかし、そのとんでも頭部を移植された囚人は、アフロアメリカンのジャック(Roosevelt Grier)だったからさぁ大変!「われ何!アフロアメリカンに俺の頭つけてくれてんねん!」ってな感じに怒り心頭のミランド先生の運命はいかに!……

どうです…手に負えないでしょ(大笑)、どうかしてるぜ~!ってな感じでしょ!(大笑)

でもコレはあくまでまだ“前半”だぜ!(笑)。ポスター見ても解かる様に、この後バイクにはまたがるし、カーチェイスは繰り広げるしでもうハチャメチャのやりたい放題なんだわさ(笑)。しかもこのカーシュナーがメタメタ強烈な白人至上主義者だから尚更!普通こんだけ一緒に(笑)いれば、それなりに友情が芽生えたり、共闘を誓い合ったりするじゃん?…そんな綺麗言、この作品には一切存在しないよ(笑)

最後の最後まで2人は互いに反発し、結果オーラスに“片方は天国・片方は地獄”というなんとも悲惨な結末が待っている…(笑)。そのラストを見れば、この作品がまぎれもないブラックスプロイテーションの1つだと認識できると思いますよ~!

なにより“俺が生まれた年の作品”だからさ、CGなんて全く無い頃じゃんよ!んでもって頭が2つで体が一つなんて姿をどう表現してるかって~と…単純に“二人羽織”なんだわ(笑)。よくやってんじゃん正月番組とか笑点とかでさ、後ろの人が前の人に勘だけででソバ食べさせるみたいな、アレだぜ?アレ!だからバイク乗っちゃったりしてる時は、横にある筈の顔が後ろに回っててさ、普通のタンデム状態なんだわ(大笑)。もうね、いちいち最高なんだよ!

最初に言っておくけど、俺が絶賛してる作品は、お偉い評論家先生共と違って信憑性ゼロだよ(笑)。あくまで俺的な思考方でモノを言ってるからさ。でもね、あえて一言言わせて…おすぎ風に…

と~ってもくっだらないの!でもと~ってもよくできてるのよ!バカバカバカ!(笑)



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『LOVE SONG』だよ!
カウントダウンTVをごらんの皆さん、こんばんは、段田 男です。

さて、音楽の世界で成功したアーティストは、結構映画の世界にも入ってくるのは御存知の通り。最近でも“びよんせ” しかり “じぇい・ろ~” しかり “あやや”しかり…

…とまぁ、特にHIPHOPやR&Bアーティストの映画出演はメタメタ多いっていうか、もう“お約束”みたいなもんでしょ?

ただ、俺が思うに…特に女性アーティストで映画の方でも大成功って例、そんなに無いんじゃないかなと。あのJanet Jacksonでさえ『NUTTY PROFESSOR II』と『POETIC JUSTICE』の2本、しかも単独主役級の扱いではないし。まあコンスタントに出演してるのってJ-ROくらいでしょ?R&B以外ではMadonnaぐらいかな?(そのMadonnaも『スーザンを探して』は劇場の中、俺たった1人状態という寂しい作品だったもんな~)

ちなみに今回紹介する作品にも人気女性アーティストが出演していますが、彼女の作品は今の所それっきり…しかも正確には“TV映画”なんですよね。ん~歌と演技の両立ってホント難しいですよね~。

さてさて、ほんでもって今回の作品なんですが、SPIKE LEEの『JUNGLE FEVER』の様に、白人とアフロアメリカンの恋愛を取り上げた作品も幾つかありますが、そんな難しい問題をR&Bの人気アーティストであるMonicaが演じたTV映画『LOVE SONG』をご紹介しましょう!

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ニューオリンズに住む教師カミール(Monica)は、良家に生まれカルビン(Rainbow Francks)という婚約者もいる幸せな女性。彼女はいつも“独身”仲間のトニ(Essence Atkins)やヴァネッサ(Vanessa Bell Calloway)達とお互いの話などをして毎日を楽しんでいた。そんな時、彼女の前にガソリンスタンドでバイトをしながらプロのロックミュージシャンを目指す“白人青年”ビリー(Christian Kane)と知り合う。急激にビリーに引かれていくカミールにトニ達は釘を打つが、2人を止められるものではなかった。彼女はビリーのライブに頻繁に通うようになり彼の魅力にどんどん引かれていくが、ある日たまたまライブでマイクを握ったヴァネッサの才能にビリーは驚愕し、彼女にボーカリストをやらないかと話をするが…。

2000年の作品だから、この時Monicaは20歳。もちろん人気アーティストという事もあり、激しい性描写などがある訳でもなく、全体的に柔らかい恋愛物語になってる。なので、“異人種間恋愛”という一見DOPEなテーマも、そのバックボーンに“音楽”があったり“若さ”があったりと、随分ソフトな雰囲気に包まれ生々しさなどなく見れるね。それになによりBGMとしてでなく、演技の1つとして彼女の歌声が聴けるってのも贅沢な話だよ。

ただね、残念な事にMonicaがイマイチ“地味”なんだよ(笑)。だからといってBeyonceの様な派手さを求めてるわけじゃなくってさ…まあ、実際20歳の彼女にあれこれ注文するのも酷だったのかもしれないけど、主役としてのオーラがもうちょい欲しかったなと思うんだ。だからこそ、今グッと大人っぽくなった彼女の映画を見て見たいな~なんて思う訳ですよ。誰かいい脚本彼女に持って来ないかな~などといらぬお節介をやくのであった(笑)

ただ、彼女が仲間達、母親などと交わす会話はとても印象深い内容が多いんですよ。たとえば「紙袋(茶封筒の様な)の色より濃い肌の色の人間とは付き合ってはいけない時代だったの…」みたいなさ。あくまで作品のベースが“異人種間恋愛”であるという事を感じさせてくれるセリフなんかも存在する訳だから。

あ、チョイのチョイ役で、Tyreseが出てました。ポエトリーリーディングしてたよ!



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『RADIO(ボクはラジオ)』だよ!
栗が美味しい季節になってきましたね。みなさんいかがお過ごしですか?いやしん坊将軍です。

“芸術のアキ”、“食欲のアキ”、“水沢アキ”とよく言いますが、俺にとっては“ハッピーバースデーのアキ”という事でなななんと今日で34歳になりました、冷麺はじめました、栗むいちゃいました。ま、実際ハッピーでもなんでもないんですが、30を過ぎるとシューマッハが鈴鹿を1週するかのごとき速さで月日がたつようで若干怖いくらいなんですよ。ただ、随分とあちこちより道をしてきた人生だけに、自分なりにはいい年の取り方をしている様に思えます。ホントにね、10代や20代をどう過ごしてきたかによって30代以降の“老け具合”というか“老け速度”が全然違ってくる!久しぶりに同級生と会ったりすると、「お前、20代はスモーキーマウンテンかどっかでラリってなかったか?」みたいな奴や、「お前マダガスカルの寺院かなんかにいて、肉とか全然食わなかっただろ?」っていう奴とかいるもんホントに!(笑)。

俺はこのまま、“ジジイ-Q”になっても、でかいデニムはいてデカイTシャツが似合う“チョイワルB-BOY”でいたいなと思ってます。そして何時でもそばにはHIPHOPとブラックカルチャー、ジャッキーさんに格闘技、ラッキーストライクにワイルドターキーを置いて…ね。

さてさて、自分の誕生日くらいは“よか映画”を紹介しようかなと思い、秋の夜長に家族なんかで見たりしてホロッとくるようなヤツを紹介してみましょうか!その作品とは、皆さんもおなじみのCuba Gooding Jr.主演、実話を元に製作された作品『RADIO(邦題 ボクはラジオ)』をご紹介。これ、結構見てる人いるでしょ?んでさ、い~い映画だと思うでしょ?

い~い映画なんだよホントに(笑)

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舞台はサウスカロライナ州アンダーソン。ハナ・ハイスクールのアメフト部でコーチを務めるジョーンズ(Ed Harris)。ある日、練習中によく見かける、1人でショッピングカートを押しているアフロアメリカン青年(Cuba Gooding Jr.)が部員に監禁されるという事件が起こる。彼は知的障害者で、グランドの外に飛び出たボールを悪気無く持って帰った為に、部員が腹を立てて制裁したのだった。ジョーンズは彼に対するお詫びと怒りで、部員達に延々とダッシュを強要し、自分達がした事に対する反省を選手全員に促したのだった。その後も練習を度々見に来る彼に、ジョーンズは練習を手伝ってくれと頼む。殆ど話さず、名前すらわからない彼は、ラジオが大好きだという理由で、皆から“ラジオ”と呼ばれることになるが…(ホントはケネディって名前なんだけどね)

何よりものCuba Gooding Jr.演技は素晴らしい!これまでも数多くの作品でこれまた数多くの俳優が知的障害者を演じてきた。俺の中でとっても印象に残ってたのが『DIGGING TO CHINA』で魅せたKevin Baconの演技だったんだけど、Cuba Gooding Jr.はその上を行く勢い。もちろん『FORREST GUMP』のTom Hanksは完全に凌駕してる…と…思う(笑)。流暢なセリフが要求されない分、表情やしぐさ、歩き方や目線といった部分での表現が求められる難しい役どころを、彼はホントにグッとくる素晴らしい演技で演じきってみせたと俺は思いました。

それから、Ed Harrisがこれまたいいね!彼が地元の御意見番達とチームに関しての話をするのがバーバーショップ。大の大人がフットボールチームの事でクソ熱く、時には冷静に話す場所がバーバーショップ…ん~いいね!。いいんでない?(笑)。様々な反論や弊害に立ち向かい、いつしかラジオの父親の様な存在になっていく良き理解者ジョーンズは、彼にピッタシの役でやんした!

『COMING TO AMERICA』や『BOYZ'N THE HOOD』の頃の、若さやあどけなさが残る彼ではない、『JERRY MAGUIRE』での助演男優賞受賞が確かな礎となった“実力派”としての魅力を存分に感じられる良質な1本。ただのお情け頂戴ではなく、障害を持つ人々に対する教育のあり方とは?…という問題に切り込む社会的メッセージもしっかりと伝わってくる。必見ですぞよ!

そりゃそうさ、Cuba Gooding Jr.だってもう30本近くの作品に出演してるし、彼も37の父親だもんよ(笑)

それにしても…

監督のMichael Tollin…『COACH CARTER』は頷けるが、かつて撮った作品の中には『THE SHOW』に『GOOD BURGER』…んんんん、恐るべし(笑)



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『Cleoptra Jones and the Casino of Gold(ダイナマイト諜報機関 クレオパトラカジノ征服)』だよ!
70年代、ブラックスプロイテーションムービーには多くのアクション女優が存在していたけど、それは何もアメリカだけではなかった。俺はホントにマーシャルアーツムービーが大好きだったから、特に香港のAngela Mao Ying、そして日本では志穂美悦子の作品が大大大のお気に入りだった。

それは、アメリカの女優が“映画の為にマーシャルアーツを身につける”といったパターンが多い中、“得意のマーシャルアーツを映画の中で存分に発揮する”といった感が強かったのがアジアの女優陣だと思う。本格的にクンフーと空手それぞれの経験者であるこの2人のアクションは、とにかくモノホンであり素晴らしかった。

ただ…いかんせん、技術やスピードといったものをいとも簡単に凌駕するのが“大きさ”であり“迫力”なんですよね映画の世界では!

という事で今回も身長188㎝のTamara Dobson追悼特集第2弾という事で、昨日の『CLEOPATRA JONES』の2作目にあたる『Cleoptra Jones and the Casino of Gold(邦題 ダイナマイト諜報機関 クレオパトラカジノ征服)』をご紹介しましょう!

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前回に引き続き、主人公は特命麻薬調査員のクレオパトラ・ジョーンズ(Tamara Dobson)。舞台は香港で、最大の麻薬組織を取り仕切る女ボスであるドラゴンレディ(Stella Stevens)をとっ捕まえる為にクレオパトラジョーンズは助手のマシュー(Albert Popwell)&メルビン(Caro Kenyatta)と共に香港へ。まずはかつてドラゴンレディの元で働いていたチェン(Shen Chan)という売人とコンタクトを取り、ドラゴンレディの組織へ潜入する…

Jim Kellyの『BLACK BELT JONES』も、続編の舞台は香港だった。つまり、この時代の作品には、当時の香港映画(KungFu映画)の影響がかなり大きかった事が伺える。だからこそ、KungFuの本場である香港を舞台に!といった事に繋がったんだろう。個人的な感想を言えば、アメリカ・香港の合作だからこそのプラス…というよりはむしろ“散っちゃってる感”が強いような気がして少し残念。一番思うのが、“香港のボス”ならば、Stella Stevensではなく香港の女優を!という部分なんだけど、とにかくTamara Dobsonがデカイから、どんな達人であろうとアジア人じゃ見劣りしちゃうんだろうな~、コレはしょうがねぇっちゃあしょうがねえんだけど(笑)

監督は前回のJack Starrettからバトンを受けて、新たにChuck Bailがメガホンを取ってるんですが、この両者に共通している事は“監督”というよりも“役者”としてキャリアをスタートさせてたり、御両人共、白人だったり…する訳だ(笑)。もちろんアクション映画はアクションに精通した人間が撮らないとダメ!みたいな事は言わない。例えば日本の黒澤明監督や深作欣二監督はそりゃ~迫力あるカメラワークのアクションシーンを見せてくれた。だからこそアクションやスタント経験のある監督にはそれなりに期待感も膨らむのだけど…ん~Chuck Bailよ…(笑)

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なんて事を言うと、えらく辛口評価になるんだけど、これまた毎回同じ感想で申し訳ないが、なんにせよこの作品も俺はメタメタ大好きなのでありますよ(笑)。なんだか世間一般では続編に対する評価は大体辛口なものがお約束になっている様だけど、むやみやたらに“つまんない”や“オモシロくない”って感想に対しては、心のソコから腹が立つ俺。

「その評価に“愛”はあるのかい?」と耳元で834回くらいつぶやいてやりたくなるもん

せっかく香港を舞台にしたというのに、細かなディティールに関しては突っ込み所も多々見つかる作品ではあるが、一言で言うならば俺らにとっては“続編が作られる事の喜び”に尽きるんだよ!。“また見れる!”って喜びがある訳なんだよ!それが一番嬉しいんだよな!

ただ残念でならないのが、もう2度と彼女の“新作”をスクリーンで見る事は出来ないという事。だからこそ、彼女が残してくれた“名作”達を、俺はしっかりと 彼女→かみさん→長男→長女→長男の嫁→長女のムコ→孫という流れで伝えていかなければいけない任務がある。まずはTamaraの為にも彼女を見つける事から1歩ずつ頑張っていこう(笑)

ブラックパワー、そしてブラックビューティーの象徴であったTamara Dobsonに、心からR.I.P



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『CLEOPATRA JONES(ダイナマイト諜報機関/クレオパトラ危機突破)』だよ!
70年代のブラックスプロイテーションムービーは、ある部分ではとても“女性が目立った”ムーヴメントだったと言えると思う。悪者をバッタバッタと倒していくのは、なにもスマートでハンサム、又タフでバッドな男性主人公ばかりではなかったし、ただ単にSEXアピールをするだけじゃない、本格的なアクション俳優として、女性陣の活躍も大きかった。そう、Pam Grierを代表に女性のアクションスターも数多く存在し、俺達に対して女性の持つ美しさや強さといったウーマンパワーを存分に見せ付けてくれたものだ。

ただ、華やかなスクリーンの中とは裏腹に、当時の女優達は随分と苦労していた事も、後のインタビューや記事などに目を通すと痛いくらい伝わってくる。決して恵まれた環境ではない世界で、それこそ体を酷使し、男達の中孤軍奮闘していた彼女達は、本当の意味での“役者魂”というものを盾に、ショウビズ界をサヴァイヴして来たに違いない。

そんなブラックスプロイテーションクイーン達の中で、俺が大好きなヒーローが“Tamara Dobson”。モデルから転進し、身長188cmという“超”長身にトレードマークのアフロヘアーといういでたちは、アフロアメリカン女性特有の“Funky Gorgeous”な雰囲気を醸し出してて超カッコよかった。俺は血眼になって彼女の主演作品のオリジナルポスターを探し回った事を思い出します。

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その彼女が今月2日、肺炎と多発性硬化症の合併症の為に無くなったというニュースをわるどぉのブログでキャッチした時、その日1日がとても長く感じる程ショックだった。まだ59歳、ほぼ同期のPamはまだ現役で、今でも素敵な魅力をスクリーンやTVで見せてくれているというのに…。

そこで、彼女に対する追悼の意味を込めて…なんて言うと恐れ多いんだけど、今日、明日と彼女の代表作をココで紹介したいと思います。まず今回紹介する作品は、1973年、そう、Bruce Lee先生の『ENTER THE DRAGON(燃えよドラゴン)』と同じ年に製作された彼女の出世作『CLEOPATRA JONES(邦題 ダイナマイト諜報機関/クレオパトラ危機突破)』です。

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特別麻薬調査員のクレオパトラ・ジョーンズ(Tamara Dobson)は、スラムの麻薬売買のボスであるマミー(Shelley Winters)の組織を撲滅する為に、捜査を開始。彼が経営するナイトクラブに乗り込むが、マミーは彼女の恋人であるルーベン(Bernie Casey)が経営する麻薬撲滅運動本部が破産したという裏工作を行っていた。彼女は急遽本部へ戻るのだが、そこにはマミーが待ち構えていた…

正直に言おう!映画は常に進化し、昔では考えられないような技術により信じられない映像が当たり前の様に俺らの目の前で映し出されている。だからこそ、この作品を、“今の目線”で評価すれば、“かなりチープなB級作品”という一言で終わるかも知れない。それはこの作品に限らずブラックスプロイテーション物ならほぼそういった評価になるだろう。ただ、いかに安っぽい言葉と言われようが、俺にとってはこの時代の作品だけが持つ“味”や“雰囲気”が何より大好きなのである。ストーリー的にも突飛した部分などない今作も、彼女がスクリーン上で見せるカラテアクションや、コルベット・スティングレイを華麗に操り、当時の流行などを感じさせてくれるサイケでファンキーなファッション、どちらかというとかなり抑え目で悲しげなジャジーかつソウルフルなレアグルーブ感満載のサントラ…どれをとってもこの時代の代表作にふさわしい作品なんだよね。

どうしても日本での存在感は、90年代も後半に製作された『JACKIE BROWN』のヒットなどもあり、Pam Grierの方が断然大きいのが現実だけど、ブラックムービーファンならずとも、このTamara Dobsonの作品、そして彼女という女優の事は絶対に忘れないで欲しいと心から思う。

この作品のオリジナルポスターは、今俺の部屋で『Foxy Brown』と『Coffy』に挟まれた中央に飾られている。俺の部屋で、堂々とセンターを飾ってくれるポスターは、コレしかないと思ってるから。



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『187』だよ!
俺らがまだ学生だった頃の“不良”ってのは、そりゃ~恐ろしい奴ばっかだった。今の様に学生ズボンを腰履きしてロン毛の茶髪、ケンカとなればナイフ出すみたいな奴なんていなかった。剃りこみに長or短の学ラン、私服になれば“筋モン”なんじゃないかってくらい気合入って凄みがある奴ばっかだった。そう、丁度『BE-BOP HIGHSCHOOL』世代って奴ですよ。

決して“ワル”を正当化するつもりは無いけど、当時の不良は今よりも“無茶苦茶”で、今よりも“弁えてた”様な気がするんですよ。“ワル”だけど“悪”じゃないみたいな…。

かくいう俺も決して真面目な勉強家ではなく、なんともアホな“どまぐれ坊や”だった訳けど、“矢沢永吉ではなくRUN DMC”だったし、“ボーリングよりもブレイキン”だったし、“バイクよりもグラフティ”だった(しつこい様だけど)。先生から「おい!お前もブラブラしてないで、部活動にでも入れ!」とか言われても「せんせ~、そりゃ無理っすよ、帰って“夕やけニャンニャン”見ないといけないんで」な~んてすっとぼけて、空手道場に通ってたのを思い出す…もちろん“夕ニャン”見た後で…(笑)

さてさて、そんな俺らよりもちょい前の世代はそれこそ“校内暴力”ってのがピークだった時代。ただ、それは実際に死亡事件などに直結するようなアメリカとは全く異質であったというか。やはり銃やドラッグといった日本では考えられないアイテムが引き起こす事件は、それなりに大きな問題へ発展するのも事実。今回の作品はそんな状況の学園を舞台にした『187』。

187とは刑法で殺人を意味する数字…決してEAZY-Eの側近トラックメイカーではない(笑)

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教師であるガーフィールド、通称G(Samuel L. Jackson)は、自らが落第処分にした生徒に逆恨みされ、腹部を刺され重症を追ってしまう。何とか命をとり止めた彼は、5ヵ月後、新たにLAのアダムス高校へ“代理教師”として赴任する。しかし、その学園で彼が引き受けたクラスは、最低最悪の不良が集る落ちこぼれ学級であった。特に札付きのワルであるセイザー(Clifton Collins Jr.)から目を付けられた彼は、必要な嫌がらせや暴力を受ける。以前の事件によるトラウマに悩むGであったが、ある日セイザーが水死体で見つかるという事件が起きる…

コレほどまでに“押さえた”演技を見せるSamuel L. Jacksonは初めて見たというくらい、全体的にトーンが低いサスペンスに仕上がっている。その分、俺的には本格的なサスペンス、しかも程よいB級感がいい感じで漂っている為、Samuelの重厚な演技が光、また見る物をグッと引き付ける良質のサスペンスに仕上がっていると思う。正直この手の作品に関しては、見た後の爽快感や充実感といった“陽の満足感”は求められないが、その分、非常に充実した“陰の満足感”を体験する事が出来た。もっと簡単に言えば「期待していなかったが、オモロかった」という事かな。

教師だって人間であり、人間であるが故に我慢を超えた限界に達すると、本来あたりまえの様に認識される善悪の判断が、コントロールつかなくなる…つまり“キレる”事だってある。

俺らがバカやってた頃の先生ってのは、ホンットに怖くて、ホンットに憎らしくて、ホンットに大好きな存在が多かった。だからこそ、叩かれるどころか、“殴られる”事だってあったし、ホントの意味で“タイマン”を繰り広げていた様に思う。それに顔面に大きな手形のみみず腫れなんかつけて帰ってこようもんなら「あんた!学校で何やったんだゴルアアアア!」と今度は親からしこたま起こられるという二次災害まで起こる始末。ただ、今はどうか…そんな事にでもなりゃ、保護者だかPTAだかか血相変えて抗議にやってくるわ、しまいにゃ大きな問題として報道されるハメになっちまう。

つまり、昔とは比較にならない程のストレスや鬱憤を必死に胸の奥に溜め込み、“教育って何よ?”と自問自答している熱血ファンキーモンキーティーチャーだって、世の中には絶対いる筈だと俺は思う。

この作品は、その“究極のブチキレ結果”なんじゃないかな。もちろんシチュエーションや理由は違えど、ある意味Samuelは、理不尽や横暴に対して人間が持つ当たり前の感情である、「なめんなよ」って部分を強烈に表現していたんじゃないかな。もちろん“殺人”が結果ではなく、人間が極限の感情を抑えきれなくなれば、必ず最悪の結果が待っているという事であり、それは自分にも、相手にも災いとなって降りかかってくるもんなんだと思う。

S先生、ごめんよ…御自慢の原チャリ、スプレーでラクガキしたあげく、跡形もなく破壊して。お陰で今ではすっかり丸くなり、ユニセフを影でこっそり応援したり、24時間TVを毎年4時間くらい見たり、チビッコと仮面ライダーごっこをやる時は絶対に“ライダー役”を譲らない優しさを見せたり、なによりココでこんな事やってますですハイ(笑)



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『BRINGING DOWN THE HOUSE(女神が家(ウチ)にやってきた)』だよ!
俺は学生の頃、男同士でツルむ意外では、どういう訳か“クラスの人気者”や“学年一のマドンナ”といった、いわゆる“美人やかわいこちゃん”よりも、チョイ悪やネクラ、もっと言えば皆からブサ…まあいいとして、そういう女性達との方が仲良くやってたように思う。それは次期選挙を考えてアフロアメリカン支持率を伸ばすために動いたクリン…まあそんな事はいいとして、とにかく別に意識しているわけでもなく、自然とウマが会っていたと言いますか。要はね、俺が興味をそそるようなツボを持ってるヤツの方が“楽しかった”って事だと思う。キレイで可愛いいヤツでも、それだけってのはオモロくない。悪かったりヲタだったりするヤツは、普通しなくてもいい事経験してたり、考えなくてもいい事に夢中だったりするでしょ?そういう部分を“もらう”ってのが楽しかったんだと思う。

しかし何故スケバンは少しでも仲良くなった男の事を、苗字でなく“名前・しかも呼び捨て”で呼ぶのかって事は、何故新ジェームスボンドがDaniel Craigなのか?何故『バタリアン』が5まで作られたのか?何故生ハムにメロンなのか?と同じくらい未だ俺の中での謎である。

そう、俺は女性と仲良くなる理由のトップに、なによりも“興味をそそられる奴”であるかどうかを置くのでR!床に着く程長いスカートをキメこんでBE BOP HIGHSCHOOLの単庫本を小脇に抱えていようが、あだ名が“おけら”だろうが、柔道2段で趣味ポエムだろうが、いい奴はいい奴、飛べない豚はただの豚!

さて、今回ご紹介する映画は、この人も絶対“いい奴”だし、むしろ“いい姉御”に違いないと思う素敵なソウルシスターといえば、そうQueen Latifah!彼女がとびきりオモロくてカッコよくて綺麗で可愛いくてワル(笑)な女性を演じるコメディ『BRINGING DOWN THE HOUSE(邦題 女神が家(ウチ)にやってきた)』をご紹介しちゃいましょう!

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メタメタな仕事バカである弁護士のピーター(Steve Martin)。彼は出会い系チャットに夢中になっていたのだが、その理由が彼のあまりのカタブツ振りにカミさんと子供に愛想尽かされまくり、しまいにゃ若いゴルフレッスンプロとデキちゃう始末。その後2年間も1人で暮らすハメになってしまった彼は、寂しさのあまりついつい出会い系を…。チャットで知り合った同業者のシャーリーン(Queen Latifah)という女性に惹かれた彼は、いよいよ彼女と初デート。写真で見た美しい女性を期待していたピーターだったが…

いや~、思わず木の実ナナもビックリだよ!Queen Latifahのノースリーブ&短パン&ミニスカ姿は(笑)。ホントに色んなファッションとヘアースタイルを何パターンと魅せてくれるし(しまいにゃドリル(巻髪)までかましたメイド服まで!)。俺的にはサラリとストレートヘアーにグラサンかけた身長167cm、80kgの彼女に萌えたが(笑)。それから、見るからに殴られたら痛そうなKILL BILLも真っ青なド迫力のキャットファイトまで繰り広げてくれました!

劇中、『Ain't Nobody』をカバーしたKelly Priceの曲をバックにQueen LatifahっとSteve MartinがDANCEするシーンがあるけど、『Ain't Nobody』といえば御存知チャカの名曲、そして映画『BRAKIN』ですが、ターボ・オゾン・ケリーと比べてなんとも滑稽なダンスを舞い踊る2人と、アフロアメリカン蔑視の歌を歌われ、包丁を手にした彼女に思わず笑ったよ(笑)

脇を固める俳優人もいいよ~。ピーターのカミさんアーネス役にJean Smart。最近『24』で美しいファーストレディを好演してましたよね~、メタメタ綺麗だよ!。うちのオカンと比べたら、それこそ“ミスターオクレとサミーデイビスJR”くらいの差があるもん。それからまたまた出てました!眉毛ボ~ン!のEugene Levyも!そうです、ココでも以前紹介したSamuel L. Jackson主演の『the Man』でい~い味だしてたあの人ですね!

よくも悪くも…いや悪くはないけど(笑)全体的にプンプンSteve Martinスメルが漂うコメディらしいコメディに仕上がってると思う。それこそ音楽・セリフ・ストーリーどれをとってもね(笑)。どうしてもコメディに対してどこかに少しでも“毒”を求める俺的には、ちょっと…いやかなり上品過ぎる気はするけど、そういったミジンコレベルの欲求も、Latifahの“アジャコングとアメージングコングを足してコングを引いた様な”ダイナマイトバディと、“ジャングルから脱出してきたひよこ”のごときヘアースタイルで全て帳消し!俺的には結局、LatifahときどきLatifah、ところにより一時Eugene Levy、沿岸ではLatifah注意報も発令されます…的な映画でござんした。

ちなみに、俺が今まで“きっといい奴であるに違いない”と思った“数少ない”日本の芸能人は、藤原紀香、米倉涼子、井上和香、ハーツデイルス、宇多田ヒカル、ミラクルひかる…(以下263人省略)、それとGEE-Q POSSE女性陣、ミナサン、アイシテマス!(笑)



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『Diary of a Mad Black Woman』だよ!
その昔、Eddie Murphyが珍しくシリアスな役に挑戦し、その結果、散々な結果に終わった『METRO(邦題 ネゴシエーター)』についてダチと話をしてた時、俺は思わずそいつの脳天を青龍刀でカチ割って、その中にカブトムシが巣を作っていないか調べたくなった思い出がある。

というのも、そいつはその作品の事を
「いや~さすがエディーはヤバイばい!おもしれ~ばい!ムチャクチャ笑わせてもらったばい!」とバイバイゲームな感想をニンマリ笑いながらのたまってきやがったんです!

ど、どこに笑いが…、あの作品のどこに綾小路きみまろのライブを見に来たオバハン達の様な笑いの満足感を提供できるネタがあっただろうか…

ま、そいつの嗜好はかなり明後日の方向に向かっていた極端なものだったとして、つまり、人間の感性と言うものは、人それぞれ時には恐ろしい程の違いやズレを見せる事もあるんですよ。

さて今回ご紹介する作品、これって見る人にとっては“ドラマ”であり、見る人にとっては“コメディ”ともなる異色作『Diary of a Mad Black Woman』です。

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Father Can You Hear Me


弁護士である夫チャールズ(Steve Harris)との18年目の結婚記念日を楽しみにしていた妻ヘレン(Kimberly Elise)。しかし、いつもの様にランチを届けに行ったチャールズの仕事先には女の影が。家に戻ると引越し用のトラックに、荷造りされた彼女の荷物が積み込まれようとしていた。夜チャールズは、愛人とともに帰宅し、無常にもヘレンを家から追い出してしまう。錯乱状態のヘレンだったが、運送屋のオーランド(Shemar Moore)の車で“ダイナマイト婆ちゃん”マディア(Tyler Perry)の家へ駆け込む。それまで豪勢な生活に慣れ、自らなにかをする事を知らなかったヘレンであったが、破天荒なマディアの元、徐々に生気を取り戻し、ウェイトレスとして働くようになり、あの日知り合ったオーランドとも急激に近づいていくのだった。

当然この先、ただ単にオーランドと恋に落ち、めでたくハッピーエンドとはいかない。従兄弟のブライアンの事情、そしてその後のチャールズ、ヘレン本人と、様々なドラマが進行していくんですけどね。ネタバレになるので詳しくは言わないけど、チャールズに対する復讐心、そしてある意味彼女が手をかける事無く“天罰”が下る彼。ある種恐ろしく、そして途方もなくせつないシーンが映し出される。

監督・脚本を努めるのはTyler Perry。そうです、それだけでなくこの作品で彼は爺ちゃん・婆ちゃん・従兄弟といった1人3役を演じてるんですね~。上のポスターと下のポスターを比較してください。とても同じ映画のものとは思えないでしょ?全体的に凄く“泣ける”映画であるにも関わらず、彼の“婆ちゃん”シーンだけをピックアップすると、十分コメディとしての要素もある訳で…ポスターワークも随分違ってくるもんですね。彼が演じるマディアのはっちゃけっぷりが爽快!チャールズの家にのりこみ服っちゅう服をズタズタにするわ、チェーンソーで家具切り刻んでいくわ…最高(笑)

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ここまで書くと、“コメディ寄り”の様な気もするでしょうが、俺自身は物凄くヘヴィーなストーリーに、正直泣けてきました。“そっち寄り”なんです、俺にとっては。

主演のKimberly Eliseは『SET IT OFF』でJada Pinkett、Queen Latifah、Vivica Foxといった大物の陰に隠れてたような感じがしたけど、Denzel Washingtonの『JOHN Q』では彼の奥さん役を熱演してましたよね。いや~彼女も随分キャリアを積んできたものです。

音楽の方も、映画の中で重要なポジションであるゴスペルを中心に、India Arieなどのオーガニックソウルや、MONICA、Tamia、Angie Stoneなど聴き応え十分ですよ!

しかし…

嗚呼、俺は何時になったら色んな事を簡単に水に流せる慈悲深き大人になることやら(笑)



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『Boondocks』だよ!
皆さん新聞読んでます?俺こう見えてもガンガンにチェキってるんですよ。

というのもその昔、専門学校に入学した時、近所のオバハン連中に「あれ~?てっきり大学行くと思っとったてか、行かんとね~?なんで~?どうして~?」と顔を合わせる度に言われる始末。なんやねん!そんなに大学は凄いんかい!専門学校はチャッチイんかい!っちゅう事で無性に腹が立った俺は、それからと言うもの“なんぼのもんじゃい精神”で、あらゆる情報を超貪欲に吸収する為、毎日の様に本屋に通ったり、休みの日には積極的に街へ繰り出し、眠っているナイトヘッドを覚醒させる為に日々シコシコと自己武装化してたんですね。そんな中、一番手っ取り早く、一番旬な情報を与えてくれるのが“新聞”だという事で、毎朝キッチリ読破してたんですよ…トイレで!

前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する作品、コレ映画ではないんですが、なななんとアメリカで“新聞”に連載されていたという漫画(モチ4コマ)がアニメ化されたものなんですよ!信じられるか?こんなDOPEでFUNKYなマンガが新聞に連載だなんてよ!

ちなみにこの作品、以前発売されている書籍版は持ってるんだけど、実際に映像の方は目にする事がなかった俺。がしかし、本国での連載打ち切り情報を、POSSEの”わるどぉ”から得るやいなや、ガッツリとケツを押された形で速攻鑑賞!…ぬおおおおおお、こいつぁスゲエ!わるどぉサンキュー!

最初に言っとくが、GEE-Q POSSEは全員、必見!これ命令!(笑)

ってな事で『Boondocks』!行ってみようか!

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じいちゃんが「平和な街でのんびりしたい」っていう事で、一緒になってシカゴからド田舎にやって来たのが、チビっちゃいのにマーシャルアーツの達人で、パソコンで様々な情報を吸収し、小学生のクセしてゴリゴリのアフロアメリカンイズムを持つヒューイ(このヒューイって名前もさ、ある人物が想像できて“粋”じゃんよ)。その弟のライリーはスラングバリバリで銃をぶっ放す将来のGANG候補(笑)。正反対の性格を持つ兄弟が、不条理な的に対し日々戦いを挑むといった痛快であり、メッセージ色の強い内容のアニメだ。

彼らの考える思想や目的に対する“敵”は、決して“白人”だけではなく、時には自分達の同胞であるはずのアフロアメリカンにさえ矛先は向く。それは、全てのアフロアメリカンは“ブラザー”と呼べる存在でなければいけないという願いにも関わらず、利得や権力、又、金に溺れ自分達のアイデンティティを無くした者に対しては容赦しないという姿勢の表れなんだよね。

前にも述べてるように、俺はこの作品、書籍版は持ってるんだけど、こうして映像を見て思うことは…

アニメで見ると、単純に主人公や登場人物、又映像や音楽の“カッコヨサ”だけで十分楽しめてしまうんじゃないかという事。

つまり、この作品は説明したように、かなりキツい風刺やブラックジョークの中に、アメリカが抱える社会・生活・歴史・犯罪問題などがしっかりなぞられている為、そういった部分にある程度精通していないと、色んな部分で『?』って事が多いと思うんです。実存する(実存した)団体名や個人名なんかも実名で登場したりするし、もちろん人種差別に関してのメッセージ的な表現も多い。Rosa Parksのバスボイコットや、King牧師のミリオンマーチなんてエピソードもあり~の、Bushism批判エピソードあり~の、Rケリーの裁判エピソードあり~の(笑)、サウスパーク真っ青な放送禁止用語のオンパレードにより、アニメであるにも関わらずピーピー煩いくらいなんだわ(笑)。しまいにゃ、モザイクまで登場する過激ぶり!マンガでだぜ!マンガで!

だからこそ俺は「DOPEだな~!」という表現を使うんだけど、アニメというジャンルで、人間の感覚として”読む”ってのが、“見る”や“聴く”に変われば、良くも悪くもなんだか“簡単に”楽しめるというか…。その作品の持つメッセージ的描写やセリフ回し、設定なんかがスルーされちゃう危険性があると思うんです。

つまり、正直ただ単純にパッと見で「COOOOL!」とか言うのはどうかなと思うんだわ(笑)。

だからこそ、こういった作品を表面視するだけでなく、エピソードを自分なりにおさらいして見たり、歴史をなぞり返してみる事こそ、この作品を見て楽しむ意義になるんじゃないかなと思う訳だ。

ここまで政治思想色が強くなくてもいいから、日本でもしっかりとしたテーマのアニメが放送されね~かな~!



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『LOVE KILLS(ワイルドスティンガー)』だよ!
俺は今でも自分なりにB-BOYを意識した服装を好む。といってもただむやみやたらにXLサイズの物を着て、片足の裾を捲り上げるといった事はしない。もちろん、胸にどデカく“marijuana”とか書いてあるものも着ない(笑)。なんだかんだ言っても“いかにも”といったカンジの服装を好んでいた時期もあったが、その“おもひで”を残しつつ、年齢を重ねるに連れて若干のシフトチェンジもしてきたつもりだ。

ただ、俺は何時になったら彼の様なスマートなオシャレが出来るようになるんだろうと思う人物がいる…そう、俺らオヤジB-BOYの憧れ、“ぱんつえった・じろ~らも”!…ってなんでやねん!

ちゃうちゃう!その名はMario Van Peeblesやがな!

雑誌のグラビアやインタビュー記事、はたまた画面に登場する彼は、毎度ホントにCOOLな大人の装いで、それはそれは派手過ぎず、地味すぎず、シンプルでゴージャス、一言で言うと、とっても“カッコイイ”のでR。

しかし、俺の様なコテコテ大和魂の日本人が“皮パンにニット”といった“削ったオシャレ”などしようもんなら、それはただ単に吉田拓郎がまだチリチリパーマだった頃の歌詞に出てくるような、共同トイレのアパートに住む浪人生のごときイデタチになってしまうのだ!

そんな、マジで恋する5秒前の様な事ばっか考えつつ、今日もマニョマニョとベビースターラーメンをほおばる俺…もうすぐ34歳…

さてさて、今回ご紹介する作品は、そんな俺の憧れ、Mario Van Peebles主演のクライムサスペンス『LOVE KILLS(邦題 ワイルドスティンガー)』ですぞよ!

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シルビア(Loretta Devine)に弱みを握られているポー(Mario Van Peebles)は、彼女の陰謀で大富豪の未亡人である女優のエヴリン(Lesley Ann Warren)の屋敷にマッサージ師として潜り込む。彼女が所有する宝石を盗み出す計画を実行する為だった。間もなくシルビア自身も病気療養中であるエバリンの義姉の専属看護婦になりすまし屋敷へ潜入するが、エバリンがポーの子供を妊娠したかもしれないとの報告を聞き、彼女に対する殺意が芽生える。そんな中、窃盗団の一味が屋敷へ潜入するが、シルビアがエバリンを殺す為に毒を持った飲み物を一味の1人が飲んでしまい、屋敷内で死亡してしまう事件が起こる…。

ダイヤを巡って様々な人間達の欲望や繋がりが、真実と共に徐々に明らかになっていく展開はそれなりにスリルがあって飽きない展開。一体誰が見方で誰が騙してるのかわかんなくなる後半部分は、なんとなくだけど『RESERVOIR DOGS』チックな感じがしたり…いや、これは褒めすぎた(笑)。

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Lesley Ann Warrenがとにかく強烈な個性で悪女であるエヴリンを“怪演”してるのがイイね!見た目もやる事もホントに“イヤな女”なんだよこれが!この映画のMVPは彼女で決まりだよ。

それにビジュアル的に驚いたのがMario Van Peeblesの髪型!見事なドレッドヘアーだもんよ!丁度『SURVIVING THE GAME』の時のICE-Tみたいな感じって言ったら解かるかな?プールサイドでヨガのポーズを取る彼の見事にシェイプされた肉体は、シルビアやエバリンが萌え萌えになるのも頷けるよ(笑)

それからこの映画、いまでこそメジャー女優になったけど当時は全くの無名だったLucy Liuが悪党の一味で出演してるんです。恐らく『ビバリーヒルズ高校白書』や『X-ファイル』といったTVシリーズを覗けば、1996年に製作されたTom Cruise主演の『JERRY MAGUIRE』が大きな作品では最初の出演だったと思うんですが…出てた事すら憶えてないでしょ?(笑)。そんな感じなのでそれよりも後に製作された今作でも、当然のごとく“無名”です(笑)

庭師のアベル役で親父さん(Melvin Van Peebles)出てますよ。彼には珍しくおどけた表情なんかも見れちゃいます!

しかしホントによく共演する親子だね!



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『LOVE AND A BULLET』だよ!
カウントダウンTVをごらんの皆さん、こんばんは、ペギー葉山です。

突然ですが、今俺の愛車“ホプキンス号(…だったっけ?)”のカーステは、バリバリのOLD SCHOOL MIXがヘビロテになってるんですが、どうしても聴いてると“相槌”なるものをうってしまう曲があるんです。そうそう、例えば…

「モ~ニングむっす~め~わ♪」の後に必ず
「うぉ~う!うぉ~う!うぉ~う!うぉ~う♪」って言うでしょ?

「せっか~いがう~ら~や~む♪」の後にも必ず
「いぇ~い!いぇ~い!いぇ~い!いぇ~い♪」って言うよな~!みんな!絶対!

それと同じように俺も必ず
「ひ~っぷほ~っぷふれ~い♪」の後には必ず
「ほ~!へぇ~い!ほ~!へぇ~い♪」って大声で歌うんですよ!Naughty By Natureの“Hip Hop Hooray”を!

ちなみに監督SPIKE LEE↓


例え信号待ちで隣に止まったオレンジ色のマーチに乗ってる量産型ザクみたいな顔のオバハンが、皮膚病にかかって前身の毛をそられた子犬を見る様な目で俺を覗き込んできても、その1人大合唱は終わらないのでR!

今夜の作品はそんなNaughty By NatureのTreachが、 “冷酷無比の殺し屋”を体当たりで演じる『LOVE AND A BULLET』を御紹介しましょう!最初に言っときますが、俺的には“イマイチ”…いや“イマ2”位の作品です(笑)

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札付きのチンピラとしてストリートでサヴァイヴしていたビショップ(Treach)は、ある組織に拾われた後、プロの“殺し屋”として様々な殺しのテクニックを教え込まれる。一人前に成長したビショップは“冷酷無比”な殺し屋として、組織からの依頼をこなしていき、ボスからも一目置かれる存在に成り上がる。立場は違えど同じような“業務”を仕事としていたハイリーン(Shireen Crutchfield)という恋人を亡くした直後、ボスが彼に命じた任務はある女性を調べろというものだった。その女性とはボスの恋人であるシンダ(Kent Masters King)。ボスはもし浮気が事実であれば殺せと命令するが…。

Omar Eppsの『CONVICTION』に出演以来、この作品が初の主演となるTreachなんだけど、俺的には“伸び伸び感”があまり伝わんなかったというか…まあ非常な殺し屋役という事も影響してたんだと思うんだけど、イマイチ彼の持ち味が出てなかった様な感が強いね。

というのも、シリアスなストーリーでありながら随所に“小ネタ”な笑い所をチョコチョコ含ませてあるんだけど…これが逆効果な気がするんだよね(笑)。元々チェーンソーやバット担いでた“Naughty By Nature”な彼…中途半端な笑いよりか、モロにシリアス路線でGを演じた方がいい味出せる様な気がするんだけどな~(笑)。

やけに回想チックなナレーション的セリフが多かったりするのもちょっと…ね(笑)。それに白人のボスとアフロアメリカンの部下という図式の中で、ボスがキング牧師の事を引用するシーンがある…とってつけたような感じで(笑)、それってどうなんだろうと思うし、やっぱ全体通してのテンポがイマイチだったりするのかな。

今回の“萌え萌えポインツ”は、ハイリーン役Shireen Crutchfield!スタイル抜群で綺麗だよ~。そりゃシンダ役のKent Masters Kingよりも個人的にはずっとイイね…でもこの作品の他“BLACK MOVIE”であんまり彼女達見ないよね~(笑)

監督であるKantzも、現在の所この作品が最初で最後になってるし(笑)

Treachよ、何処へ…ほ~!へぇ~い!ほ~!へぇ~い♪



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『RESPECT』

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