どもっ!GEE-Qです!決してクシャおじさんではありません。
あいもかわらず左手は痛いんだけど、例の “計画” の為にそうそうぼんやりもしてられね~しな~っつ~コトで、これからはこの “おもしろ前文” を短~く行きますんで(笑)…ってか笑いゼロで行きますんで…ってかさっさといきますハイ!
っつ~コトで当然コレでしょ、『AMERICAN GANGSTER(アメリカン・ギャングスター)』やがなっ!

舞台は60年代のニューヨーク…アフロアメリカン系ギャングのボスであるバンピーの死は大きな話題となっていた。後継者となったフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、東南アジアルートのヘロインを元手に、それを “ブルーマジック” まるブランド化し、確実に勢力を拡大していく。そんな中、同僚を麻薬がらみの事件で失い、更に私生活でも元妻と親権を争いつつ、さら更に汚職が蔓延している警察に嫌気が指し、さらさら更に密かに司法書士を目指している熱血刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は、麻薬捜査班のチーフに抜擢され、ブルー・マジックの捜査に着手するが、フランクはニューヨークの警官を買収していた…
御大リドリー・スコットの監督・製作総指揮作品でR!しかも主演にデンゼルにラッセル!2時間半以上の長丁場!個人的には 『ALL THE INVISIBLE CHILDREN(それでも生きる子供たちへ)』 以来のリドリー作品劇場鑑賞っつ~事で目立たない程度にスキップしながら館内に突入しやしたよ!
まず、“またか!” と言われそうだけど、この作品の主人公であるフランク・ルーカスは実在した人物で実際に麻薬の売買でのし上がっていった伝説のギャング(ま、その分獄中生活もハンパなく長かったみたいだけどね)。更に “またか!” といわれそうだけど、60年代、70年代ってな時代設定の作品でしょ?当たり前なんだけど、ホンットにこの頃のアメリカの風景をホントによく再現してるんだよね~。モハメッド・アリ(カシアス・クレイ)VSジョー・フレイジャー戦なんて~のもあり~のさ~。
それからデンゼルやコモンの母親役でルビー・ディーが出演してたのが嬉しかったね~。丁度ハル・ベリーの 『THEIR EYES WERE WATCHING GOD(彼らの目は神を見ていた)』 以来だから俺的には2年ぶりか…まだまだ元気、まだまだ現役だけど、80越えてるんだよ!(笑)

唯一、難癖付けるとすれば、ギャング映画の割には全体的に “上品過ぎる” 気がしてならない。デ・ニーロみたいにバットで撲殺してドス黒い血がながれたり、アル・ パチーノみたいにマシンガンを乱射するのが最高!って訳じゃないんだけど、ある程度のバイオレンスシーンなんてもをもう少し盛り込んだ方が “エンターテイメント” としての楽しみ度は上がる。ま、もちろん、この作品は “賞レース” を見越してのものでもあるだろうから、観客の “盛り上がり” を無理やり煽るなんてコンセプトじゃないんだろうけどね。でもさ、やっぱ “肝” はインパクトあるものが欲しいんだよ。
やべっ、主役の2人の事全然コメントしてねえわな(笑)。デンゼルは相変わらずバシッとスーツがよく似合い、ラッセルはホントに草臥れた感じを絶妙に表現出来るお上手な役者さんだと思いました。僕はこの学校に入ってほんとうによかったです。おしまい(笑)。
ってかいわゆる “2台看板” なんだけど、それぞれの個性がキッチリと表現されていて、それぞれのファンには満足いく作品だと思う。けど、さっきも言った様に、“インパクト” に欠けるんだよな~。強烈な妄想の世界だけど、この作品をリドリー・スコットじゃなくって、マイケル・マンが撮ったら…とか思うとさ~。もちろん十二分に男汁は出てるんだけど、“迸る(ほとばしる)” まで行かないんだよ!やっぱこのメンツならほとばしんなきゃ!(笑)。だからそうしても “寄り道” したくなってさ、ジョシュ・ブローリン・ブローリンが演じてた悪徳刑事トルーポがいい味出してんじゃんとか。
あ、それからサントラなんだけど、何かと話題のJAY-Zによるコンセプチャル・アルバムよりも、オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラックの方が俺的には断然オススメです。
最後にもう一言だけ…丁度さ、“札束を計測する機会でガンガンに銭勘定してるシーン” でボビー・ウーマックの 『110番街交差点』 のテーマが流れたんだよ。アレはホントに “乙” だったね~、やられたよ(笑)
テーマ:ブラックムービー(黒人映画) - ジャンル:映画
|