GEE-Q・EIJI的黒電影熱病思考方
30代“永遠のB-BOY”GEE-Q EIJIが、ブラックムービー(黒人映画)を斬りまくるバーリトゥード・レビューなのだ~!
プロフィール

GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T

Author:GEE-Q EIJI a.k.a ROCK SMOOTH T
好きなモノ/HIPHOP・R&B・SOUL・FUNK・JAZZ・格闘技・フィギュア・猫・犬・鮫・虎・フランスパン・苺・チョコレート・ジーナガーション・SHEILA・GO!ヒロミ44’・ゲッツ板谷etc
20060730204449.jpg


キライなもの/人参・韓流ブーム・虫・ヤな奴・レンタルビデオのAVコーナーに突入してくるチビッコ・割り込んできて挨拶なしの車・笑えないお笑い・暇・etc
20060730204548.jpg


小4でブレイキン、中1でグラフティ、高3でDJ、現在“HIPHOPうんちく親父”の35歳(笑)
20060730204519.jpg


座右の銘
“蝶の様に舞い、蜂の様に刺す”
“来る者拒まず、去る者追わず”
“空手に先手あり、されど私闘無し”

20060730204411.jpg


毎度、しょ~もない“ひとり言”のようなブログですけど、気軽にコメントなんぞ残していってください。個人的なご意見・メッセージはコメントにて“管理人のみ観覧”を選択し、メールアドレスと共に書き込んでって下さい!
051230-210347.jpg

リンク

興味ある人ポチッとな!

無料blog アフィリエイト・SEO対策 ホームページ ライブチャット マシェリ SOUNDBIZ RECORD SHOP skyticket

FC2カウンター

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

TOP
『MANDERLAY』だよ!
余計な前置き無しに行こうか(笑)

Lars von Trier監督。2000年に“もう勘弁してくれ!”とまでに主人公を不幸のどん底に落とし込み、観客の号泣を誘った問題作『DANCER IN THE DARK』を監督。そのLars von Trierが“アメリカ3部作”の初っ端として、自ら訪れた事もないアメリカを舞台に、ある意味映画界に挑戦状を叩き付けた様な独創的な作品として世に送り出したのが2003年の『DOGVILLE』。床に白線を引き、セットらしいセットも置かない“インディの演劇”の様な舞台で繰り広げられる今作は、様々なメディアに取り上げられるだけでなく、各国の賞を受賞。そしてその2年後に、3部作の2番目にとして作られたのが今回ご紹介する『MANDERLAY』です。

manderlay.jpg




舞台は1933年、前作の舞台となった町“ドッグウィル”を、父親(Willem Dafoe)率いるギャング団と共に去ったグレース(Bryce Dallas Howard)は、アメリカ南部アラバマ州の“マンダレイ”という町にやってくる。大規模なプランテーション農園を営むその町では、今だ白人によるアフロアメリカン差別が酷く、70年前に廃止されたはずである“奴隷制度”が根強く残っていた。余計な事にクビを突っ込むなと釘指す父親をよそに、グレースはそんな情況の町をなんとかしなければと動き出すのであったが…

まず、前作で主人公のグレースを演じたNicole KidmanからBryce Dallas Howardにバトンタッチ、正直主人公が変わるってのは毎回何かスッキリしない感が強いですわな~。それから『DOGVILLE』が、3時間弱という長丁場で、いささか見てる方も疲れちゃったりしたんだけど、今回は逆に1時間半強…反省したんかな~監督(笑)

さて、映画の方ですけど、一口で“監督のアメリカ批判”などと言ってしまえばそれまでなんだけど(ってか随分そう言われてたしね)、2作目に“南部の奴隷問題”を持ってきた辺り、もっと大きな視野で作品自体や監督の意向を汲み取る必要があるのかもしれないと思う。様々な圧力や歴史的状況、そして人間が持つ欲や権力などに“虐げられている”アフロアメリカンの悲惨な生活が、マンダレイという閉鎖的な町で未だ奴隷同然の扱いをされることがまかり通る“影”の部分に対して、あえて“壁”を排除したセットは、前作以上に問題提議と皮肉といった形で観客心理に対して訴えてくるモノを強く感じましたね。

正義感・義務感・道徳心…そういった人間があたりまえに持っていなければいけない当たり前の感情を、主人公のグレースは冒頭で当たり前の様に見せ、当たり前の行動をした。ただ、そこに存在する歴史や、そこに存在する人々の感情などをしっかりと認識・把握せず、ただ状況的解釈で行動する事が、どれだけ危険な試みなのかといった事も、強烈に表現してある。救世主である筈の彼女に、町民達は頑なに閉鎖的、それまでの生活で培われた“習慣や感覚”は、そう簡単には打破できない。しかも“異人種”である彼女には尚更…。

俺は過去、ある女性が男性にボッコボコに殴られている現場に遭遇した。とっさにその男を殴り倒してやったはいいが、今度は今までその男に殴られていたその女性が、狂った様に俺に殴りかかって来た…無理矢理関連付けるのではないが、“表面的な情況”と“本質として存在する現実”には随分ギャップがあるのも事実。簡単に言えば、時にはこっちの善意が“いらぬお世話”になり兼ねないのである。

グレースは度々父親に自らの“権利”を主張する。がしかし、グレースが考えたマンダレイのアフロアメリカンが持つべき権利は、彼らが本当に望む権利とは違った…。一つの大きな問題を解決したと“思い込んで”も、新たな問題が幾つも発生する…そう、そこにはそこの“きまり”があるんですね~。テーマがテーマなだけに全作よりもこの作品の方が監督独特の手法や展開もとても興味深く感じる事が出来たし、作品としての深みも全作以上だった。ただそれだけではなく、難解・思考・解読・感受・解釈といった部分でも、俺にとっては後々更に尾を引く作品であった事は間違いない。グレースを通じて、人間の持つ強烈な強さみたいな感情も、実は“弱さ”と表裏一体であるという事も見えてきた。

この映画のキャッチコピーは“美しき救世主があらわれ、そして、自由が消えた。”…人間としての十分な“価値”を見出すのは他人じゃなく、そこにいる自分自身なんでしょう。


スポンサーサイト

テーマ:ブラックムービー(黒人映画) - ジャンル:映画

TOP
この記事に対するコメント
TOP

この記事に対するコメントの投稿















TOP

この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://crossinsane.blog68.fc2.com/tb.php/236-c10d0612
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
TOP
『RESPECT』

このブログを 20060625115536.jpg
Oscar Micheaux 20060625120554.jpg
Paul Robeson 20060625115616.jpg
Spencer Williams SidneyPoitier.jpg
Sidney Poitier 20060625115808.jpg
Dorothy Dandridge 20060625115923.jpg
Melvin Van Peebles といったパイオニア達に捧げる

ブログ検索

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

カテゴリー

過去ログ

最新の記事

RSSフィード

最近のコメント

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。