おす!好きな猿は、ワオキツネザル!GEE-Qです!
いやはや、なんとも1年経つのはホント早いモンですわな~、大晦日ですよ!ま、なにかと “はやい” という言葉には敏感になってしまう時計仕掛けの小悪魔なボクですが、皆さんはこの1年、どんなハッピーニュ~イヤ~ンバカ~ンだったんでしょうか?
俺はやっぱり、今年の頭から始めた空手の存在がとても生活の中に大きく影響した1年だった様に思います。35歳で実戦空手を始めるにあたって、最初は随分と不安もあったんだけど、いざスタートしてみるとま~何かにつけて空手の事を考えている自分がいたり…実際、練習もしこたましてきたんで、たった1年で3級になれたのも嬉しい結果でしたね。
生活の中に何か “刺激” が加わると、色んな部分でポジティヴな感覚や結果を産む事に繋がる…それが俺にとってはこれまではHIPHOPでありブラックカルチャーだった。それはもちろん今もこれからも変らない。それに空手という武道が加わる事で、更に興味の矛先が広がった事は今年1年で大きな収穫になった様に思う。体も締まったし、タバコもやめたしね(笑)
ま、唯一、そのおかげで “出会い” っつ~モンが皆無になっとる… 来年の目標はズバリ! “パイオツカイデーな明るい引きこもり” 的ステディをGET!(笑)
っつ~事で、2007年最後の作品は、ちょいとマジメに 『CLARA'S HEART(マイフレンド,クララ)』でお願いしますキャプテン!

2人目の子供が生まれてまもなく亡くなってしまい途方に暮れるレオナ(キャスリーン・クインラン)。夫婦仲がイマイチだったからこそ、子供が出来たら…との期待を抱いていただけにショックは大きい。案の定、夫婦仲も更に険悪になっていく。長男であるデービット(ニール・パトリック・ハリス)は複雑な立場の中、学校ではイジメられ、家ではひねくれ心を閉ざしていた。そんな中、ジャマイカ出身の家政婦クララ(ウーピー・ゴールドバーグ)が一緒に住むことになる。歯に衣尾を着せない彼女に当初は嫌悪感を示すデービット…しかし、それが逆に彼の閉ざした心を開放していくが、結局両親は離婚してしまう…
ウーピーは皆さんもご存知の通り、とても “主演作” が多い女優ですよね。ところがパッと思い浮かぶ彼女の作品と言えば 『天使にラブソングを』 か 『カラーパープル』、もしくは噛み付かれそうな霊能力者役で出てた 『ゴースト・NYの幻』 なんて作品ぐらいじゃないですか?ま、どちらかと言えば、天真爛漫で元気がよく、ポジティヴで元気なイメージの役が印象付いている様な気がします…が、
俺個人として彼女の作品の中で好きなモノは、おのずと “シリアス” な彼女が見れる “人間ドラマ” だったりするんだよな~。

最も多感な時期に両親の離婚やそれぞれ新しいパートナーとのイチャついてる姿を見せられたりすりゃ~たまんね~よな。スゲエ屋敷に住んで、お手伝いさんを雇うような裕福な家庭でも、最も必要な事や大事な部分が…全く満たされていない事だってあるんだね。
彼女が話す一言一言は、まさに “人生訓” であり、デービットにとって生き方の “指針” とも言える。決して全てを受け入れたり優しく包んでくれる訳ではない…、ただ、誰よりも近くで誰よりも親身に、そして真剣に接してくれる。ただ、それは彼女自身も深い悲しみや誰にも触れられたくない過去を持ち、死ぬほど悩んだ…いや、今も悩み続けているからこそ、デービットに対しどう接し、どう指摘し、どう優しく包み込み、そしてどう強くあるべきかを伝えることが出来るんだと思う。
とまぁ、ウーピーらしからぬ作品を紹介しちゃいましたが、最近のブラックムービーってのは日本リリースになる作品ってなんだかB級ギャング物がやたら多く、ブラックムービー自体も社会性や人種的な問題に関してエグってくる作品が少なくなった様に思う。実際に映画界全体が、CGバリバリのSFやアクションの超大作に慣れすぎて、どんどんやること成す事エスカレートしちゃってる感じがするっていうか…だからこそ、“事実をベースに…” とか言われてもなんだか似たり寄ったりの作品に感じたり、結構な人間ドラマなのに興行的に散々だったり…。
技術や制作費がどんどんデカくなるにつれ、当然の成り行き的な変化が発生する…でも、だからこそ “ブラックムービー” というカテゴライズの中に、何か俺らだからこそ “キテます!” 的な要素を感じれる作品を期待せずにいられないんですよね。ただ、それが今年はイマイチだった様に思う。個人的な願望だけど、だからこそ、色んな意味でスパイク・リーにはもっともっと派手に作品の中で “提示” してもらいたいと思う。期待していた監督がことごとく “娯楽作” に対して精力的になっている今、やっぱスパイク・リーな訳です!決してミーハー的な感覚で言うのではなく、決して “結局彼が一番” ってな意味でもなく、“何も引かない・何も足さない” という言葉が一番シックリくるし、それでいて確実な “変化・進化” を見せてくれるのは、彼しかいない…。
はたして、2008年はどんな年になるのか…とにかく最高な年にしようぜ!
それではみなちゃま!マジでよいお年をおおおおおおおお!
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テーマ:ブラックムービー(黒人映画) - ジャンル:映画
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